2022年8月31日水曜日

動画:元刑務所だった建物がある無人島Giarosへ!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





8月29日Giaros島に向かいました。Giarosは無人島なのですが、その昔は刑務所があった島で、今でもその建物が残っており、そこがアンカレッジになっているのです。最近ではギリシャ軍が砲撃の練習をした場所で、今でも不発弾が残っていて立ち入り禁止区域があるのです!



8月29日朝9時ちょっと前に二泊したAndros島のFellosビーチを出発しました。

久々にメインセールを上げました!数週間ぶり。ヘッドセールも出して気持ちいい滑り出しです。

朝ご飯は目玉焼きとベーコンにトースト。最近トーストをする時インバーターを付けてトースターを使っております。前はフライパンで焼いていたんですけど、トースター程度ならインバーターを付けてもそれほど電力を使用しないので、アンカレッジにいてもトースターは出しっぱなしになりました。セール走行中は他の計器も使っているので、念のためモーターを回してインバーターつけたけど。
9時50分ごろ、5ノット弱だけど15マイルちょっとぐらいなのでこのスピードでもOK。

でも1時間ほどたったら、風向きがかなり真後ろに近くなってきて、ヘッドセールがバタバタし始め。風の強さも10ノットちょっとだからうまく膨らみません。こういう時はスピにかポールを出してヘッドセールとメインを反対側に広げる「バタフライ」にするといいんですが、それほど長時間走行じゃないから、スピにかポールを上げるのが面倒だったので、ヘッドセール閉じちゃいました。でも6ノット弱のスピードが出ているのがすごい!


メインセールだけなのに結構スピードが出て感激!
テンダーをけん引してなかったら、もっとスピード出てかも。

あれがGiaros島かぁ。


あまりにも平和で久々のFBライブをしちゃいました。メインセールだけでもすいすい進んでいるセーリング風景をお楽しみくださいませ。

12時14分ごろ、島のアンカレッジを目指すために方向転換したので、前方90度の風になりました。相変わらずメインセールだけなのに、7ノット弱のハイスピードです。


12時45分、遠くから見てもかなり大規模な刑務所だったことがわかります。

すでに1隻湾のど真ん中にアンカリングしているヨットがいたので、ちょっと後ろの方に碇を下ろしました。12時45分航海終了。


ここでもちゃんと湾内なのですが、あの角をぐるりと回って、多少ウネリの影響がありかも。ま、今日はこれから夜にかけて風がどんどんなくなっていきますけどね。

まずはランチです。ツナサラダとスティックブレッドに黒オリーブのペイスト、タパニャードを付けて食べました。

1時間ぐらいしてから、先にいたヨットはヨット出ていきました。私達も入れ替わるように上陸して刑務所あとを見学です。

この赤い看板は、ギリシャ海軍がここで爆撃訓練をしたことがあるためで、ここより先は不発弾を回収していないエリアなので入らないようにという注意喚起のもの。結構あちこちにありましたが、刑務所の建物に入るまでの道とか、見学に来た人が歩きそうな場所にはありません。その辺りはちゃんと回収されているのです。


ランチ中にキャタマランが1隻入ってきてました。キールがないからかなり浅い部分までいけるんですよね。

建物の中に入って行きます。この島は無人島ですがイノシシがいるっていう話で、建物内で寝ていることがあるので、入る前に音を立てていくようにっていうアドバイスがありました。先に見学いていた人たちがいたので、多分大丈夫だよねと言いながら入って行きました。

中は結構広い。



段々になっていて奥まで繋がっています。天井とかが崩れていて、大丈夫かな?って思う場所も。
ここはお手洗いだったみたい。トイレの仕切りがなさそうだった。
中庭がありました。

こっちは、大型暖炉があるからキッチンだったみたいですね。何棟も繋がっていて、この棟は海に面していてバスルームとかも個室だったので、看守の人たちのエリアだったのかなって思いました。
ちょっと横にそれた場所には必ず赤い看板がありました。なので大通り沿いしか歩けません。

レンがづくりで外側はしっかりまだ残っています。窓には鉄格子がはまっていた。

あっちにも別棟があります。どうもここからあちら側の建物に向かって砲撃訓練がされたようで、瓦礫が散らばっており立ち入り禁止看板も所々にたっていたので、ちょっと不安だったのであちら側の建物には行きませんでした。



ビーチは砂利ビーチですが、とても透明度が高くてきれいな海でした。ここでちょっと泳いで涼みました。すぐに深くなっていて薄いブルーの砂地になっている部分は、背が低い私はもう足が着かないぐらいでした。
夕方5時頃、キャタマランも出発していき私達だけになったので、アンカリングの場所を移動することに。外からのウネリを多少感じていたので、もっと内側にいったらどうなのかなって思いました。どうせ他に誰もいないからね。1回目はなんとなくアンカーがうまくきいてない気がしたので、2回目に挑戦。今度はさらに少しビーチに近い位置で、絶対ここは砂地だっていう場所に落としました。海水がクリアだったので、アンカーが落ちた勢いで砂地にグサッと埋まったのが見えました。水深も、最初にいた時は12メートルでしたがここは4.5メートルぐらいだったので海底がしっかり見えました。主人が念のためアンカーを見に行きましたが、しっかり埋まっていたそうです。

風が収まったせいなのか、内側に移動したからか、さっきまで感じていたウネリはなくなりました。主人は「外の風が収まったからだよ。どこにいても同じだと思う。」と言ってましたが、私的には、いや、さっきまでいたところは相変わらずまだウネリの影響があったはずって思ってた。いずれにしても快適さが増したので、よし、です。


ディナーはトルコを出る時に買ってきたチキンのマリネをオーブンで焼きいたものと、レスボス島のスーパーで買ったコーンの水煮。冷凍枝豆は半年ぐらい前にキオス島のABマーケットで買ったもの。冷凍庫がでかいので、保存食が沢山あります。

無人島でしかも他に一隻もいないアンカレッジなので、正真正銘私達二人だけ。刑務所あとの建物内も、暗くなってから見るとなんだか異様な感じがして、主人は「ちょっと気持ち割る感じがした。」とのこと。反対に私は、とっても静かで波もたたなかったので、いつも以上にぐっすり熟睡しちゃいました。湾の奥の方に入ったらネットが通じなかったので、夜はいつもより早寝だったのに、翌日は起きたら8時になってた!

30日はミニミコノス島と呼ばれるTinos(ティノス)島のタウンハーバーに向かいました。

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