2022年10月19日水曜日

横揺れが激しくなりそうだったのでお隣の湾に移動&帰国準備開始ーPetalas

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






17日はPorto Skrofaのモーリングでもう1日過ごす予定でしたが、朝になってから風がなくなり、その分ウネリの影響をもろ受けで横揺れが激しくなってきました。そこでエコパークの反対側にある入江に移動することにしました。そろそろ里帰りのチケットを探し始めたのですが昨年よりも値上がりしていてびっくり!ハードスタンドに上げる日程変更せざるを得なくなりました。

16日夜に入ってきたもう1隻のヨット。タバーンで会ったもう1隻のヨットはすでに出発していました。

予想はしていましたが、風がなくなるとオープンになっている方角からウネリガ入ってきて、それに対して横向きになっちゃうので結構横揺れし始めました。モーリンを外すだけだから手間いらず。移動先も1時間もあれば着いちゃう距離なので、お昼ちょっと前に移動出発することに。

後ろの海面がまるで鏡みたいにスムーズでしょ。全然風&波無の日でした。

モーリンを外してからビーチの西側から湾を出たんですが、遠浅になっているのとその付近の水深があまり正確に計測されていないとチャートに出ていたので、凄い大回りをしていきました。だいたい15メートルの深さの場所を走っていましたが、ちょっとでも岸の方に向かうとあっという間に5メートルぐらい水深がドロップしていきます。岸からは何百メートルと離れているのに。



向かっている先は、下の地図で、画面上の方の青丸の場所。Port Skrofaに今朝までいたのです。Port Skrofaとその下方に見えるOxiaという島の間が、Port Skrofa側の出っ張っている部分からかなり広い範囲で浅くなっているので、Oxia島に近い方から大回りして外に出ないといけません。



ほんの1時間もしないで着いちゃうので、勿論セールは出しませんでしたし、風も波も全然なかったのでセールを出す意味がありませんでした。

これからの移動は本土の沿岸に沿っていくし、移動距離も短いのでテンダーは牽引したまま。

結構ぐるりと大回りしてているのがチャート上でわかるかしら?ピンクの線が移動した跡です。

途中、フィッシュファームが何個もありました。おおきなブイがその周辺に浮いているので、結構遠方からでもよく見えます。夜は所々点灯するはず。

あの奥にアンカレッジがあります。そこもかなり遠浅なので湾のど真ん中あたりにアンカリングすることになると思います。
またフィッシュファームがあった!通過中に全部で3か所ありました。

時々、こんな風にプラスティックボトルが浮いているんですが、それは「仕掛け」だったりするので、上を走るとプロペラに海中に沈んでいるひもが巻き付く恐れがあるので避ける必要があります。1個あるということはまだ他にもあると思われるので、私がバウで見張りに立ちました。

あ、またあった!どちらも進行方向からはかなり離れた場所にあったので、心配ありませんでしたけどね。ただ、泊地情報アプリに途中に長いヒモが浮いていたっていうコメントがあり、わざわざその緯度まで示されていました。なので、念のためその位置をチャート上に入力してそこを通過するまで私は見張りを続けました。でも結局それらしきものはありませんでしたけど。

例によってこんな風に円を描いどの方角にスイングしても大丈夫なことを確認してからアンカーを下ろす場所をきめます。

この位置で、キール下はたったの1.9メートル。SATOMI号のキールは2メートルなので、実際の水深は4メートル弱ということです。風もないのでチェーンの長さは30メートルちょとしか出していませんが、深さとの比率は1:9ちょっとなので十分すぎるほど。最初20メートルでいいかなって思ったんですが念のため30メートルにしておきました。予報に反して夜中すぎに急に風が出てきたので、結果的に丁度良かったです。
あんなに岸まで離れてるけどね、浅いんですよ。

ほぼぐるりと岸に囲まれているので、ウネリや波の心配はありません。ここは強風待避の場所として利用する人が多いく、それ以外特に海が透明とか、評判のいいタバーンがある、とかというわけではないので、チャーターボートとかホリデーセーリングのヨットが来ることはないそうです。

後方に見えるのが今朝までいたPort Skrofa。あの間は浅すぎて通り抜けできないのです。

一昨日作ったカレーの最後の残りを遅いランチ&早めディナーとして食べました。お米はいつもバサマッティライスとかジャスミンライスを食べているのですが、アテネの日本マーケットで買った日本のお米もあって、ケチケチ使っていましたが、そろそろ食料品を消費していかないといけないので、太っ腹でコシヒカリを炊きました。やっぱ日本のお米は歯ごたえが違うねぇ。

一番最初の計画では11月20日にハードスタンドに上げる予約をしていたのですが、それから掃除をしたりエンジン総点検の手配などをして、11月末にオーストラリアに出発しようと思ったんですが、チケットを探し始めたら、もう目の玉が飛び出るぐらい高かったのです。昨年よりもオーストラリアドルで500ドルぐらい高くなっていて、日にちを前倒しすることにしました。ギリシャ海域に浮かんでいる間はTAPAという税金を月ごとに支払う必要があり、それはたった1日でも1カ月分払わないといけないんですね。すでに11月分まで前払いしているのですが、一カ月まるまる使わなければ延期できるので、スケジュールを前倒しするなら10月末にハードスタンドに上げないと損しちゃいます。

Petalasのアンカレッジは、それはもう風&波から守られていて本当に穏やかなので、パソコンに向かっての手配作業を快適にできます。ネット環境もばっちりだし。そこで18日もほぼ一日船内で、ハードスタンド上の予約をしなおしたり、エンジン総点検&内臓ジェネレーター設置打ち合わせの日程確定、年末里帰りの航空券の予約などを一挙に進めました。航空券の手配は本当にややこしいのです。だってアテネ―シドニー名古屋―アテネで、それが11月から来年2月初めに渡るので、往復チケットを手配する時みたいに簡単にはいかないのですよ。なるべく安く上がるようにでも接続がまあまあのフライトを探して、一挙に予約するのは、本当に至難の業でした。ディスカウントチケットサイトごとにマルチシティートラベルの組み合わせが違うのです。そこで、いろいろ試した結果、アテネ―シドニー間が一番選択肢がなくて高いのでそれはそれだけで単独で探し、シドニー名古屋ーアテネは一挙に手配しました。合計したら、だいたい全部を一度に手配した場合の金額とほぼ変わらず、それでいて接続やチェックイン荷物の追加を沢山しなくてもいい組み合わせになったので、大成功。
ちなみに、プレべザからアテネまではフライトだと面倒なので、レンタカーで行くことにしました。プレべザで借りてもアテネ空港で乗り捨てが可能だったのです。

その結果、今週金曜日10月21日にレフカスのタウンハーバーにてヤンマー公認エンジニアと打ち合わせとなり、クレオパトラでハートスタンドに上げるのが10月31日に確定しました。2022年のクルージングはあと2週間もしないで終わっちゃうことに。しっかり日にちが決まってしまうとすごく寂しいですが、オーストラリア、日本に里帰りできるし、来年はまだ行ったことがないコーフエリアを通過して、いよいよギリシャ出国し大西洋に向かって進み始めるので、新たな冒険が沢山待っています。それを思うと寂しさよりもワクワク差が勝つかな。

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