皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
10月16日はペロポネソス半島のアンカレッジを離れ、いよいよ本土側のアンカレッジに移動でした。途中ケファロニア島沖で南下中の日本人セーラーの方のヨットとすれ違いました!
10月16日(日):朝8時はまだこんな感じでお日様がやっと登ってきたぐらい。午後はちょと軽いウネリガありましたたが、夜の間は風も少しあったのでかえって安定しており、とても快適に一晩過ごすことができました。
8時40分ぐらい。左手にザキントス、ケファロニア島を見ながら、ほぼ正面にある本土の先っぽに向かいます。でも一直線にはセール走行できそうもない風向きだけど。
端っこまで来たら前方30度ちょっとになったので、このままの角度で進めるだけ進むことにしました。
かなりヒールもしていたので、バウが蹴散らした波がザブンザブンとジェノアの下のにかかり、セールが水浸しになりました。それでも船体が激しく揺れるということはなく、この状況でもかなり快適に進むSATOMI号です。いつも主人と、こういう時「前のBlue Loon号だったら、かなり不快だったよねぇ。」って言っています。
ヒールしながら波しぶきもかぶりつつ、とても楽しいことがありました。クロアチアからギリシャに向かって移動していた日本人セーラーの方と以前からFBで連絡を取っていたのですが、この日、ついにすれ違う形となったのです。前日にイサカ島の多分ハーバーに係留されていることを知っていたので、きっとこの日、ケファロニアあたりですれ違うのでは?って思っていました。マリントラフィックというアプリで船の位置を確認しつつ、もしかしたらあれかなっていうのが見えてきた時点で、メッセージを送り、無線ラジオで呼びかけてみました。
目視していたヨットではなく、実際にはまだすれ違っていませんでした。でも無線が通じたということは30マイル以内の距離にいるという事で、この後必ずすれ違うっていうのを確信しました。メッセージだけのやり取りだったのですが、初めてお声を聴いて実際にお話しできて、すごく感激しました!
その1時間後ぐらいに、ケファロニア島伝いを走る1隻のヨットが見えました。おそらくそれだと思ったので遠方から写真を撮ってみました。
方向転換しても前方30度ぐらいになる方角で、しかも風が弱くなってきたので、途端にスピードは5ノットを切るようになってしまいました。ケファロニア島沖に差し掛かった時にすでに風が弱くなってきていました。
パトラ湾から本土の影に入った途端、海はまっ平に穏やかになりました。
遠方に見えるのはイサカ島とケファロニア島。
夕方5時半ごろに出かけました。モーリンに繋がれいているSATOMI号。
壁というのがなく、一面オープンになっているのでとても眺めがいい。
お料理は期待通り、ちょっとひねりがあるクリエイティブなものばかり。このサラダにはスモークしたスズキの切り身が入っています。
こちらはグリルしたタコとファーバ(大きい白い豆のビューレ)に魚卵がちょっぴり混ざったも。ファーバもグリルオクトパスと共に、それぞれが一般的なギリシャ料理なんですが、その両方を合わせるっていう発想がいい!魚卵もイクラの小さいみたいな感じでそれをマヨヨーグルトとミックスしたものは代表的なギリシャ料理です。
段々日が暮れてきた・・・。日暮れになると、蚊が大発生するという話を聞いていたので、虫よけスプレーを持ってきてましたが、それでも結構やられました!7時ちょっと前に退散。
壁というのがなく、一面オープンになっているのでとても眺めがいい。
私たちが到着してから、もう1隻ヨットが来ました。その方達もテンダーでレストランに向かってくるのが見えました。さらに食事中にもう1隻来て、SATOMI号のすぐ隣のモーリンに繋いでました。シーズンオフとうのに、まあまあな人気ぶり。それというのも、Navilyという泊地情報アプリにこのレストランの事が載っており、とてもいい評判なのです。
こちらは真鯛のグリル。これも単にグリルしただけではなく、レモンバターソースがかかっていて、香ばしい中にもいい香りがあってとても美味しかったです!噂通りの素晴らしいレストランでした。お値段は普通のタバーンと全く変わりません。
昼間、結構揺られたセーリングだったせいか、結構疲れていて夜9時には眠気に勝てなくなっていました。夜がふけるにつれ、風がちょっと出てきたようで風量発電が回る音をかすかにききながら眠りに落ちてました。風があったおかげでウネリからの横揺れが全くなく、この夜も快適な夜を過ごすことができました。
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