2022年11月18日金曜日

買っちゃった!買っちゃった!新しいエンジン買っちゃった!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





ヤンマーディーゼル公認リペア会社から、水曜日16日にオーバーホールした場合のおおよその見積もりをもらいました。だいたい事前の予想通りだったのですが、なんと新品エンジンが値下がりしているというニュースも得たのです!で、思い切って新しいエンジンを買っちゃうことにしました!予算の関係で最初は諦めていたんですけどねぇ。


これが新しく設置されるSATOMI号のエンジン

15日火曜日の午後、レフカスまで取り外されたエンジンを見に行きました。前にレフカスに来た時はSATOMI号でこの回転橋を通過したんですよねぇ。今度は車で行きます。

橋を渡ってレフカスマリーナに向かいます。左に見えるのが運河。ヤンマー公認リペヤラーのパノスエンジンは、レフカスマリーナのハードスタンドの敷地内にワークショップがあるのです。レフカスまでは車で30分弱。

レフカスマリーナには周辺にありとあらゆるマリン関係の業者が固まっています。セールの点検とクリーニングをお願いしているWAY POINTさんもここにあります。

マリーナには何回もいったことがありますが、クレーンがあるエリアには初めて行きました。

レフカスマリーナは、海上エリアがとても規模が大きいマリーナですが、ハードスタンドエリアはあまり大きくありませんでした。
クレーンの近くにいた作業員さんにパノスエンジンの場所を聞いたら「あのクリーム色の建物の裏。」と言われました。実際には建物の横並びだったのでちょっと迷いましたけど。

英語ができるアレクシアさんという女性と今まで何回も電話やメールでやり取りしていましたが、実際にお会いするのはこれが初めて!やっとお会いしましたねぇ~と和やかに挨拶しました。

パノスエンジンの事務所。「ヤンマー公認業者」のサインが壁に貼ってありました。

お迎えの小さな倉庫みたいな作業所にSATOMI号のエンジンが乗っけられていました。

エンジンのトップ部分を外した所、内側に水が浸入している痕跡があったとのこと。これは
シリンダーライナーがしっかり装着されていない事が原因でした。それによる具体的な不具合はこれまで使用していた間では感じませんでしたけどね。まずはそれが一番最初の修理箇所。それ以外にもシリンダーコンプレッションやオイルコンプレッションが正常値の範囲内ではありましたが、ちょっと低めでした。つまり燃費があまりよくな状態。燃料インジェクターも交換または調整が必要なのは最初から分かっていました。

まだカバーを開けただけですが、その日のうちにで最終的にかかる費用を教えてもらえることになりました。18日にプレヴェザを出発するので、それまで支払いまで済ませていかないといけないので、パノスさんも超特急で対応してくれています。

オーバーホールした場合のだいたいの金額は、すでにいただいていたので、16日水曜日の朝連絡が来た時はそれほど驚きませんでした。ですが、その時嬉しいサプライズがあったんです。

最初にもらった見積もりでは新品エンジンに変えた場合の金額は、とても手が出る感じではなかったので、どうしても交換しないといけない場合のみの最悪案でした。でも最終金額を出すため、パノスさんが交換部品に関してアテネのヤンマー倉庫に連絡した際、新品のエンジンの在庫が1個残っていて、早急に販売したがっていることがわかったようです。できれば今年中に何とかしたかったそうで、現金で買うならっていうことで、大幅割引をしてくれることになったのです。オーバーホール金額の2倍以上だった新品エンジンが、半額近い値段となり、新品とオーバーホールの差額が手が届く範囲になったんですよ!元値が安くなればそれにかかるVAT(消費税)の金額も大幅に減るので、すごく安くなるんですよね。

そのニュースを聞いて、もう大興奮。これぐらいの差額ならいっそ新品に変えた方が断然いいっていう感じになり、しかもアテネに在庫があるから私たちが不在中に新品エンジン取り付けができるのです。なんというグッドタイミング!!最悪の場合としか考えていなかったのにいきなりのラッキーニュースが信じられませんでした。はやる気持ちを落ち着かせて、もう一度アレクシアさんに確認。新しいエンジンには最初から大型オルタネーターが1個付いています。今までのは60Aのオルタネーターが2つで合計120Aだったので、オーバーホールに加えて125Aのオルタネーターを2つに変えようと思っていました。でも新しいのは最初から125Aのが1個ついているので、追加するのは1個だけでいいんですよ!燃費もいいし、あっという間にハウスバッテリーが充電できちゃいます。何よりエンジン使用時間が6300時間からいっきにゼロからスタートになるわけで、将来的に転売する時の価値はぐんと上がります。だってほぼ新品のエンジンがついていて、もう製造されていない貴重な船体モデルなわけですから。

早速その日のうちに前金を振り込みました!オーストラリアに帰ってからだと、ギリシャの銀行から振込み手続きができないんですよね。月曜日の時点では全くと言っていいほど考えてなかった展開に信じられない気持ちで一杯。新品エンジンはコンピューター化されているので自分達で何かあった場合に修理できるのかなっていう心配がありましたが「大丈夫滅多に故障しないです。」という事だったし、自分でコンピューターを作れる主人なのでマニュアルを読んで徐々に勉強していけばいいかな。

SATOMI号の古いエンジン。火曜日に行ったときは、これで最後だとは思ってなかったなぁ。今までしっかり仕事してくれてありがとうねぇ。

新しく設置される4JH110というモデルです。画像をクリックするとこのエンジンのスペックを表したサイトに移動できますよ。


このタイミングでオーバーホールしてなかったら、新品エンジン大幅割引はゲットできなかったので、本当にラッキーでした。今でも信じられません。来年からはさらに力強く信頼度パワーアップのSATOMI号となります。

今日18日は、早朝にプレヴェザを出発してアテネに向かっております。出発ギリギリに決めた大きな買い物でしたが、心配ごとが全くなくなり安心してオーストラリアに向けて出発できます。19日の午前11時にアテネを出てシンガポール経由で月曜日の夜オーストラリアシドニーに帰ります。


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