2022年12月1日木曜日

自分でワクチン接種証明書発行!デジタル化進んでます

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




先日オーストラリアでは一か所で健康診断ができないから面倒ってブログに書きましたが、公文書関係のデジタル化はすごく進んでいて、ワクチン証明書は自分で発行できるのです。

30日、コロナワクチンのブースター接種に行ってきました。月曜日に行ったメディカルセンターと同じ場所です。火曜日にも朝一で血液検査に来たので、毎日通っている!

予約制ですが、ワクチン接種は勿論無料です。ワクチン接種がスタートした頃は、順番待ちがすごく長くて、しかも年齢ごとに行われていたので数カ月待ってやっと自分の番が来たっていう友人もいました。また当時はどのブランドのワクチンにするのかも選べなかったよう。今はブースター接種の段階だし、接種していないとお店とかレストランに入れないっていう制限もないので、ワクチン接種は混雑してないようです。


メディカルセンター内でのマスク着用も、現在は義務にはなっていません。でも自己防衛のためにしておきました。

初回と前回はギリシャで行いました。1回目はジョンソン&ジョンソンだったので1回で2回分。なので前回が実質3回目となり、今回は4回目にあたるわけです。前回と今回はファイザーを選びました。打った直後は患部がちょっと重たい感じがしましたが、5分もするとなんともなくなりました。

オーストラリア滞在の後、年末に日本に行くのですが、現在海外から日本への入国は3回目のワクチンを接種している人なら出発時にPCR検査を受けなくてもよくなっているんですね。入国時にワクチン証明書を提示する必要があります。ギリシャで接種した分もEU共通の証明書があり英語でも記入されているので、それで日本入国時も大丈夫だとは思ってましたが、前回が今年の2月だったので、すでに半年以上経過しています。なので、可能なら日本に行く前にブースターショットをしておきたかったのです。それとワクチン接種証明書、オーストラリアから日本に入国するので、できればオーストラリア政府発行の証明書が欲しかった、というのもあります。

健康診断のためにあっちこっち違う場所に移動してやってもらわないといけない不便さはありますが、すっごく便利な部分もあるんです。医療関係に限らず、政府のいろんな管轄のデジタル化が進出いるので、オンラインで手軽にできることがとても多いんですよ。My Govという政府のサイトがあり、アカウントを作ります。そうすると、運転免許の更新や確定申告、健康保険の利用具合をチェックするなどいろんなことがオンラインでできるんです。さらに移民局とも繋がっているので、私の場合永住ビザの更新も10年以上前からオンラインでやっており、わざわざイミグレーションまで出向いていく必要が全くありません。以前はビザのシールがパスポートに貼られていましたが、今はパスポートナンバーと紐づけされているので、オーストリア出入国の際にパスポートをスキャンすれば私が自由に出入国できることがわかるんです。パスポートをビザの期間の途中で更新した場合も、自分でオンラインで新しパスポートナンバーをビザと紐づけしてアップデートすることができるので、本当に便利です。運転免許証更新は私の場合検眼が必要なので、オンラインではできないんですが、そうでない人は自分でできちゃうんですよ。写真も自分で撮影したものをアップロードします。なんか偽造も簡単にできちゃいそうですが、自分で自分の情報を他人のために提供することはない、ということでしょうか。税金の確定申告は日本でいうところの源泉徴収票を会社から発行されていたり、経費申請などがあまりない単純なものなら自分でオンラインで簡単にできます。これは日本にいた時もオンラインでやっていましたが、確か日本のオンラインはフォーマットにタイプしていただけのような気がします。最終的に印刷したものを税務署に提出していました。(2016年当時の話なので現在は違うかも。)オーストラリアのオンライン確定申告は全てオンライン。しかも質問にYESとかNOとかをクリックしたり、必要項目に数字を入力していくと、最終画面で自動計算になり、しかも私立の保険や株収入、預貯金など、他の機関で確定申告をしていると、そのデータが自動読み込みになるので、日本の時みたいに保険や住民税のハガキを保管しておいて、自分で記入するっていう手間はありません。面白いことに、還付または徴収されるおおよその税金額が最終画面でわかるんですよね。「おおよそ」ってことですが、ほぼそれが正しい額です。で、前に戻って経費の部分を触ったりすると、最終還付額が増えたりするんですよ~。経費で計上する場合、一定額以下の場合は領収書が不要となります。なので、そのギリギリの額で経費を入力したりして、ささやかな税金対策をやっていました。(ま金額的には数十ドル変わればいいところでしたけど。)で、満足なら、「送信」ボタンを押して終了。書類を送付する手間は全くなし!完璧デジタルです。

ワクチン接種の話からそれましたが、今回のワクチン接種証明も自分でオンラインで操作して発行しました。これがMy Govのサイトの一部。

前回メディカルセンターに行ったとき、ギリシャでやってもらったワクチンのバッチナンバーなどを教えてもらってきたので、それを提出しデータに入れてもらっていました。その日のうちに前回までの分がちゃんとメディケアのサイトに掲載されていました。30日もお昼にワクチンを打ってもらい、数時間後にはすでにその記録が入力されていたのです。で早速
コロナワクチン接種に関する証明書発行の項目に移動して、きかれる通りに必要事項を入力しました。証明書もちゃんと「インターナショナル用」という海外渡航に必要なものも用意されていました。オーストラリアパスポートの人用と、外国パスポート(私みたいに)でオーストラリア滞在有効のビザを持っている人用と2種類に分かれていました。主人はまだやっていないので、オーストラリアパスポートの人用のは質問項目が違うのかどうかはわかりませんが、後でじっくり観察しておくつもり。


ものの5分もかからずにオーストラリア政府発行の「インターナショナルコロナワクチン接種証明書」を作成できまました。それをパソコンと携帯にダウンロードし、念のためプリントアウトもしておきました!

本当にあっけないぐらい簡単に、できちゃいました。

この手のデジタル化は個人情報の保守などに敏感な方には抵抗があるのかもしれませんが、政府のサイトなのでできる限りのセキュリティー対策をされていると私は信じています。とにかくこの便利さには変えられない!他にも各種の手当て申請支給に関する手続きが全て同じサイトでできるんですね。戸籍や住民票の制度がないオーストラリアなので、日本なら市町村役所で行ういろんな手続きは、以前は州のサービスセンターで行われていました。今でもそのセンターは存在していますが、そこで実際にいろんな申請をしに行く、と言う人はかなり減っており、パソコンがないから、とかオンラインは苦手だからというお年寄りとかが、職員に手伝ってもらってセンター内のパソコンで手続きをする、というような利用のされ方をしています。だから窓口で実際の手続きをするというのは、滅多にないのでは?職員数も大幅人員削除になっていますし。

日本ではお役所関係は、人の手を借りて物事が進んでいるようですが、その賛否に関してはいろいろんな意見があるし、立場によって見解も違うと思うんで、日本に住んでいない私には意見を言う資格はないと思っています。ただ、ちょっと不思議なのは、30年ぐらい前初めてオーストラリアに長期滞在ビザでやってきた時は、日本の方が何もかも進んでいてオーストラリアって遅れてるなぁって驚いてたんですが、いつの間にか、オーストラリアの方が日本より便利ってことが、増えたんですよね。


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