皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
信じられない!もう金曜日?!先週末は、車で5時間のコフスハーバー地方で今週の月曜日まで過ごしました。港があるコフスハーバーは前のヨットで3回ほど入港したことがありますが、もう10年ぐらい前のこと。どんな風に変化しているか楽しみでした。
コフスハーバーというのは、NSW州とクィーンズランド州とのほぼ境にある港町。東海岸を北上する場合、コフスハーバーの次はYambaが次の寄港地となります。ですが、Yambaはちょっと入り組んだ場所にあるので、出入りが面倒。しかも干満差を計算してタイミングを計るので出入りに余分に時間がかかります。セーリング一年目の時は、まだオーバーナイト走行する自信がなかったので、立ち寄れる場所には全て入港していました。Yambaの次はByron Bayなのですが、太平洋に直面しているので風や波が大きくない日でもウネリがあって、オーバーナイトには適さないアンカレッジ。Byron Bayといえばニューエイジとかヒッピーな雰囲気がある有名なリゾートで、オーストラリアの有名人がホリデーで訪れる場所の一つです。セーリングして半年ぐらいたってからオーバーナイト走行ができるようになったので、クィーンズランド州で数カ月過ごした後、シドニーへの帰り道ではゴールドコーストから一挙にコフスハーバーまで進むことができるようになりました。
一階はサーフショップやカフェ、シップシャンドラーなどの店舗が入っています。10年ぐらいたっているけど、全然変わってない感じ。
あ、でもこの部分以前はこんな風にちゃんとしたポンツーンはなかったような気がする。漁船が係留されているエリアなのですが、もっと古びた感じだったか、または浮きモーリングだけだったような。
あそこがマリーナへの入り口。元々狭いのに、浅い部分があるので2メートルのドラフトだと通行できる部分が非常に狭くなります。なので天候によってはマリーナへの入港自体が非常に難しくなっていました。浅瀬に乗り上げてしまった船も見たことがあるし。
一番手前は結構広いんですが、以前は観光船がこの場所を占領していたような気がします。ビジターだとこの場所に係留できることは滅多になかったはず。
あら?クロコダイル??!・・・偽物です。お隣のキャタマランの人が置いているのかな?
ポンツーンの雰囲気も10年前とあまり変わらず、ですが、正直ギリシャのマリーナってだいたいこのレベルだったので、コフスハーバーのマリーナを見てもしょぼいといは感じませんでした。以前はここに来ると「あ~古臭くてやだなぁ。」なんて贅沢な不満を持ってましたけど。
マリーナのアームにも続くボードウォークは新しくなっている気がします。一般の人もここは歩けるようになっていて、ポンツーンのアームへの入り口にはゲートがあり鍵がかかっているので係留している人しか入れないようになっています。
当時乗っていた船はBavariaで42フィートという登録でしたが、実際は46フィートでした。2003年ものだったのですが、その時Bavaria社では船の長さを海面エリアの長さで認識するシステムでした。通常は一番長い部分で登録さていると思います。マリーナの料金が、丁度45フォートで次の料金体系だったので、私達は実際は46フィートなのに44フィート料金で安くなっていたのがラッキーだった!その後Bavaria社はシステムを変えたので、同じ型のヨットが2005年あたりからはBavaria46と呼ばれていました。
あのあたりのバースに係留したことがあると思う!今見ると、狭いヨーロッパのマリーナに慣れたせいか、あまりバースが小さいという気がしません。以前もここではお隣とフェンダー同士が接触しないとバースに入れなかったのですが、当時はそういうはもってのほか!問う意識だったので、コフスハーバーに来るのは本当に嫌でした。今じゃ、フェンダー接触はなれっこだから、全然平気です。SATOMI号でここに来るときは、もう余裕でバースに入れられる気がします。しかもバウ・トゥーでいいしね。ポンツーンが全体的に短いみたいだから52フィートだとスターン部分がはみ出そうだけど。
マリーナ内にいる魚たちだけでも、エーゲ海の島々でみた魚よりも種類が豊富!写真ではわからないですが、白黒のストライプの熱帯魚みたいなのもいましたよ。
Muttonbird島という名前ですが、野鳥の保護地になっていて国立公園です。島へ続く道ができているので陸続きとなっていますが、元は島でした。
あ、でもこの部分以前はこんな風にちゃんとしたポンツーンはなかったような気がする。漁船が係留されているエリアなのですが、もっと古びた感じだったか、または浮きモーリングだけだったような。
あそこがマリーナへの入り口。元々狭いのに、浅い部分があるので2メートルのドラフトだと通行できる部分が非常に狭くなります。なので天候によってはマリーナへの入港自体が非常に難しくなっていました。浅瀬に乗り上げてしまった船も見たことがあるし。
コフスハーバーは昔からすでに「古びた」感じがするマリーナでした。シドニーからは遠く離れているのでマリーナの施設も最新ではなく、おまけにバースの幅が他のマリーナよりも狭いんですね。あまり大型船が来ないからかもしれませんが。おまけにマリーナ内の深さも他と比べて浅く、当時私たちが乗っていたヨットは2メートルのドラフト(今のSATOMI号と同じですが、前のはフィンキールでした。)だとギリギリで、奥に行くほど浅くなっているので、干潮時にはバース内でキールが海底についてたこともありました。海底は砂地なので特に問題はありませんが、ポンツーンに繋がっているとはいえ、あまり気分のいいものではなかったなぁ。
現在乗っているSATOMI号は52フィートなんですが、幅はBariva44と同じなんですよ。さらに背丈っていうのかな海上に出る船体の高さも同じなんですね。つまりSATOMI号って細長くて背が低いヨットなのです。だから最近のヨットがマリーナでお隣に来ると、SATOMI号より短くても見下ろされる感じになるので、カーテンは常に閉めたままとなります。
コフスハーバーのマリーナには、いろいろ思い出があります。主人のいとこがこのエリアに住んでいるので、寄港した時ヨットに遊びにきてもらい港にあるフィッシュ&チップス(このあたりでは美味しくて有名。だって漁船から上がってきた新鮮な魚を使ってますから。)で一緒にご飯を食べたり、当時小さかったいとこの子供がヨットに乗って大喜びでした。(マリーナに係留中したままでしたけど。)3回目に来た時は、次の目的地ゴールドコーストをオーバーナイトで目指して出発した後数マイル先でギアボックスが外れてオートパイロットやラットで操縦ができなくなり、緊急ラダーを設置してマリーナまで引き返してきたのです。コフスハーバーを出て数時間しかたっておらず、まだ港が見えるぐらいの場所で発生したのが不幸中の幸い。だってオーバーナイト中にいきなりそんな事態になっていたら大変なことになっていました。ギアなしで44フィートを緊急ラダーで操縦する負荷はものすごく、私の力では全体重をかけても押し戻されてしまったので、主人が一人で操縦するしかなかったのです。
マリーナに引き返してきた後も、狭くて浅いバースに入れるほど自由に操縦できなかったので、一番外側のポンツーンが空いていたので、そこに横付けしました。その後修理のために余分に一週間滞在することになり、合計2週間近くコフスハーバーにいたんですよね。だから周辺のレストランは全部試したし、街への買い出しも何回も行きました。レンタカーは当時は観光したい時以外は借りず、買い出しなどは行はバスで行き、帰りは荷物があるのでタクシーで帰ってきていました。さらに近くの公園で確か週一マーケットも開かれていて、結構滞在を楽しんでいた思い出があります。だからコフスハーバーはちょっと思い入れが深いかも。
一番奥のバースは浅すぎてモノハルだと入れない船が多いと思います。キャタマラン専用かな。
マリーナから繋いでいる小高い丘があるんですが、実はこれ「島」なんですよ。
左手に見えるのは木の桟橋。子供たちがよくそこからジャンプして海に飛び込んで遊んでいました。この日は曇りがちで肌寒かったので泳いでいる人はいませんでしたけど。だいたいオーストラリア、最近ちょっと天候がおかしくて、夏だというのにここ数年冷夏だったり記録的な大雨だったりして、夏の訪れが遅いんですよね。
おっと、見晴らし台に小鳥が!この子たちが地面に穴を掘って巣をつくるので、その上を歩いて巣をつぶしてしまわないよう、島内は歩道の上しか歩いてはいけないことになっています。12月に入っているから夏なんですが、風もあったし曇り空だったので長袖の上着を着てました。
5年以内にはSATOMI号でオーストラリアに戻って来てると思うので、今度はSATOMI号でコフスハーバーに来ることが今から待ち遠しいです!あ、まずは地中海を満喫しないとね。
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