2023年2月5日日曜日

「実際に使える」カードのパーツを作りだめする時のコツ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




以前から私は「一度に完成品まで仕上げなくても、隙間時間でスタンプしたりダイカットだけしたり、とパーツを作りだめていると便利です。」と言っていましたが、「でも作りためるでけで実際に使えない。」という声を聞きました。「実際に使えるパーツ」の作り方、ちょっとしたコツがあるかも。


見てこのパーツたち!ちょっと前にペーパーへンズのクラフト会に参加した時、自分が持っていないスタンをお借りして沢山「パーツ」を作成してきました。ギリシャに帰ってからその部品を使って、ささっと組み立て行程を楽しむためです。

私がカードパーツを作る時、全く何も考えないで無心でスタンプしたり、ダイカットしているわけではないんですよ。私なりのガイドラインがあって作っております。

①ある程度完成品を思い浮かべながら作る:
例えば以下の2つのスタンプパネル。お借りしたスタンプセットで、オリジナルバックグラウンドを作り、さらに同じ色を使ってパーツもスタンプしておきます。これはスタンプバックグランドの上に同じパーツをエンベリッシュメントとして後で貼る事を想定して作りました。その時、自分が持っているカードストックのカラーで作っておくことが必須です。特にインクパッドもお借りしてパーツを作る場合、普段使ったことがないカラーを試したくなるのはやまやまですが、そのカラーとコーデしたカードベースを持っていないと、いざ組み立てる時にカラーコーディネートができず、頭を悩ませる結果となります。

②アウトラインスタンプは手持DSPのカラーやニュートラルなカラーでスタンプしておく:
後で色塗りをする時、私の場合は手持DSPから色の組み合わせを参考にすることがほとんどなので、アウトラインもそれにコーデしたカラーにしておくと完成品として利用しやすいのです。それにカラーを参考にしたら、そのDSPと組み合わせることができるので、お借りしたスタンプセットとコーデしたDSPじゃなくても一緒に使えます。

③ダイカットのみの場合自分の持ってるカードストックまたはホワイトでカットしておく:
自分が持っているカードストックやインクパッドのカラーでダイカットしておくのが重要です。またはホワイトでダイカットしておけば、後でブレンディングブラシなどでお好みのカラーに着色できます。


以上3点に共通していることがあるんですが、お気づきですか?


それは「カラー」。つまりどの色でパーツを作っておくか、というのが、最終的に「実際に使えるパーツ」作りの究極のコツだと思うんですね。

パーツを作り時は、完成品まで考えずにテキトーにスタンプしたいっていう気持ち、すごくわかりますが、自分の好みのカラーがかなり決まっている人じゃない限り、なんでもかんでもスタンプしておく・・・という形だと「実際には使いづらい」カードパーツがどんどん増えていきます。だって、カラーがバラバラだと完成品に仕上げる時、よほど色を見る目がない限り、バランスいい仕上がりのデザインを考えつくが非常に難しいので、パーツを目の前にしても何も思いつかないっていう結果になったりします。

私の場合は、自分で色の組み合わせを考えるのが苦手なので、手持ちのDSPのカラーコンボをいつも参考にしているんですね。だから一緒に使う使わないは別としても、カラーコンボを合わせておくと、全体的にバランスがいいパーツになっているので、完成品に仕上げる時それほど苦労せずに組み合わせを思いつきます。


これは①と②のコツが含まれたカードキット。アウトラインスタンプを押してダイカットしておいた部品と、それと色の相性がいいカラーでバックグラウンドスタンプを押しておいたカードキットです。アウトラインスタンプはアーリー・エスプレッソでスタンプしました。
なんでアーリー・エスプレッソかっていうと、その色が好きだし、カラーコーデしたDSPを持っているからです。アウトラインスタンプでも必ずしも全部着色しなくてもいいので、「これをデザインのフォーカルポイントにして後はDSPで飾っておけばいいかな。」と予めある程度完成品を予想してパーツを作りました。(①のコツ)
で、手持ちDSP(アーリー・エスプレッソの水玉模様)によく合うミント・マカロンでバックグランドをスタンプしておいたし、カードストックも同じ色を持っているのでカードベースとカラーコーデできます。そして手持エンベリッシュメントのコッパーともバッチリカラーコーデします。なので、上のカードキットは、接着するだけですぐに完成品になります。

パーツづくりの段階で最終デザインまで予想できな~い!という方、少なくとも②、③のコツを念頭に置きながらパーツ作りをしていただくと、次に完成品に組み立てる時に必ず違いが出ると思いますよ!


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