2023年4月22日土曜日

動画:5か月半ぶりに浮かんだSATOMI号

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





昨日21日、5カ月半ぶりにSATOMI号は海上に戻りました。今週に入ってからのラストスパートで無事予定どおりにハードスタンドからおさらばできました。新エンジンテストランではマイナーな不具合発見。でも走行には支障がないのでこれからプカプカ生活開始です。

4月20日(木):朝一番で洗濯をしにいき、その後、デッキ上の掃除を開始。船体をシャンプーするのは海上に戻ってからすることにして、取り合えず溜まりに溜まっていた砂や石ころなんかを掃き掃除。室内に保管していた外のマットレスも定位置にもどしました。
船体のコッパー研磨は、私がやり残していたキール下の研磨も主人がさっと30分ほどで終了。あとは移動当日支えで隠れている部分を、海上に戻る直前にさっと研磨します。

スターンは本当にきれいに修理できました。あっちこっちぶつけて削れたりしてたし、ディンギーが当たったりしてできた擦り傷が一杯あったんです。それを主人が樹脂を付けて成形しました。最高にマッチするブルーの塗料を求めて奔走しましたが、その甲斐がありました。スターンはかなり近くでみても塗り足した部分が全くわかりません。3年前プロのペインターの方に補修してもらったブルーよりも自分達で探したブルーの方がマッチングしてました。

夕方には船内は元通りの姿に。

リカーロッカーの上も道具置き場になっていたのですが、スッキリ片付きました。本来ならここにおしゃれなグラスやブランデーとかを並べて置く場所なんでしょうね。(SATOMI号の最初のオーナーはイタリアのセレブでしたから、内装は結構おしゃれな作りなのです。)

床部分が全部見えるよ。こんなに広かったんだSATOMI号!これで完璧に出発準備完了!

移動当日の21日も主人は朝7時には起きだして、朝食の準備をしていました。
大好きなパンケーキを作っていました。私は先日自分で作ったリンゴジャムにメイプルシロップをかけていただきました。ベーコンも添えてちょっとカナダ風パンケーキ。

朝ご飯の後キッチンはセーリングに出かける時の仕様みたいにしました。もし本当にセーリングする場合は、トースターや電気ポットなんかも全部片づけるんですが、今日はテストランしたらマリーナに戻ってくるので出しっぱなしです。それにセールを上げないからヒールしないし、海もとても穏やかなので揺れる心配もありません。

ラットを付け、チャートプロッターもカバーを取り外しました。コックピットも後日水洗いしますが、ホウキで埃を取り除き、特に汚れがひどかった部分だけ水拭きしておいたので写真でみる限りではピッカピカに見えます。

そしてバウラインも付けました。

9時半ぐらいに牽引車の音がしたので「お早めに来たか!でももう準備万端!」と思っていたら、違った。隣の隣のヨットでした。この日は同じ列で他に2隻海上に戻るようで、SATOIM号は3番目でした。

まだかな~と余裕でスタンバイです。

10時15分過ぎ、いよいよSATOMI号の順番が回ってきました!オレンジベストを着たディミトリさんがけん引の責任者で、彼の指示があるまで牽引車のドライバーは動きませんでした。やっと移動し始めたのは時間ピッタリの10時半。ゆっくりボートヤード内を移動していきました。


ここから海上に戻りテストランに出かけるまでの様子を動画にしてみましたのでご覧くださいね。

 

ポストで隠れていた部分をサンドペーパーで削ります。

11時15分ごろ、いよいよ海につかります。

ナビゲーション機器もスイッチ・オン!

さあ新エンジンスタートです。小さなボタンを2つ押すだけでスムーズにエンジンがかかりました。音も以前のと比べると静かだし変な振動もないなぁ。



エンジンをかけながら、パノスさんがいろいろ点検中。

出発GOサインが出た時は11時30分でした。

それからアクティオのチャネルを通過して湾の外に出ていきます。

快走中。プロペラを戻した時、主人が傾き角度を少し変えたことにより、プロペラに抵抗が少ない状態で2000回転で標準スピード走行できるように調整できたそうです。

出発時、スロットルをちょっと動かしたら「ガガガ」という異音がしたおりトランスミッションに不具合か!と思ったのですがパノスさんが確認したところ、スロットル自体が寿命で消耗しており、うまくギアが入らないようなのです。のろのろ走行するとガガガの音がして、普通のスピードに上げていくと全く問題ありませんでした。以前から時々このスロットルは調子が悪くて反応が鈍いなと思っていたので、新品と交換することに。パノスさんの所に新品があるそうなので、オイル交換時にこれも変えてもらうことになりました。

エンジンのテストランは10時間してください、とのことでした。最高のタイミング!というのは日曜日にマリーナをチェックアウトしたら、ヴォニッツアでお世話になった昔の大家さんのべリサリウスさんに合う約束をしたばかりだったんです。で、火曜日にレフカスに行ってオイル交換をするので、全旅程をエンジン走行し、さらに月曜日もフラフラっと移動しておけば、10時間ぐらいになるでしょう。偶然にも21日の朝にべリサリウスさんから「日曜ならヴォニッツアにいるよ。」と連絡がきたばかりでした。

アクティオ湾のチャンネルを出た直後にUターンしてテストラン終了。マリーナバースに戻ります。

エンジン走行時間を確認したら「1時間」だった!マリーナに着いたのは12時半ぐらいでした。少しゆっくりしてチェックイン手続きをしてからお昼ご飯を食べに行きました。

マリーナレストランで簡単に済ませようと思ったが、スパゲッティの量が二人でシェアして丁度よかった!

とうことで、5カ月半ぶりに海に浮かんだSATOMI号。ビザの延長がまだ完了していないのでプレヴェザエリアからあまり離れられないのですが、ここからコーフまでの間にはパクソ島、アンティパクソ島があるし、碇泊地も沢山あるので、全部制覇する気分でプカプカ生活をできるだけ楽しんでいこうと思います。取り合えず、海に戻れてよかったよかった!


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