2023年4月23日日曜日

ショック傷がついてるじゃん!海上生活2日目も超多忙だった

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





21日は夕方から食料の買い出しに行ったりして、一日すごく忙しかったのですが翌22日も本当に多忙でした。そしてショックな事に、船体に傷がついているのを発見。海上に戻す際のベルトでつり上げるクレーンに乗っかっている時、ベルトに付着物がありそれが船体をこすったようでした。忙しかった一日を振り返ります。

22日も朝から忙しく活動を開始しました。私はどうしても船体のシャンプーをしたかったので、主人がエンジン点検のために開けっぱなしにしていたスターボード側のバースに荷物を戻している間、一人で船体洗浄を開始しました。

埃だらけですごかったけど、きれいになって気持ちいコックピット内。

ハードスタンド上にい5カ月半の間、ずっと埃にまみれていたSATOMI号です。出発前に掃き掃除だけして大きなゴミは取り除いてましたが、泥汚れが付着していてあちこち茶色だったんです。最初は大きいデッキブラシで洗っていたんですが、それでは汚れが落ちず、最終的にはいつくばって小さいタワシ系のブラシで力をいれてゴシゴシしました。その甲斐あって、見違えるようにすっきりとなりました!

マストの根本の辺りは泥で茶色になっていたんですよね。

後半は船内整理が終わった主人が手伝ってくれましたが、ほとんど朝から一人で洗っていたので、終わったころには足腰が物凄くいたくなってました。4時間ぐらいかかったと思います。

バウバースが再び使えるようになりました。ここに取り合えず置いてあった荷物をスターボードスターンバースに全て移動できたのです。これで2つのトイレ両方復活。二人だけなのでなんで2つのトイレを両方使っているの?って思うかもしれませんが、一方は主にシャワー室として使い、もう一方をトイレに、と使い分けているのです。だってシャワーを浴びた後は床が濡れてしまってますからね。贅沢な使い方かも、ですけど、より快適に船上生活を送るためには、こういう細かい部分が結構大事なのです。

ポート側のバースも出発の時より、さらに荷物が減ったので、こっち側からもエンジンルームへのアクセスは可能です。

床板開けっぱなしになっていたスターボード側は本来の姿に戻りました。パノスさん、オイル交換の時は床板を開けっぱなしておく必要はないよ、と連絡がきたのです。

さて、外にゴミを捨てに行ったりして気が付いたのですが、なんとスターボード側にひっかき傷のようなものを発見。ブルーの塗装が剥げている部分もあるよ!実は主人は前日のうちに気が付いていたようで、すぐにマリーナにメールしていたのです。ベルトでつり上げるクレーンの、丁度ベルトがあたっていた部分で反対側にも少し汚れがついてたとのこと。反対側は塗装がはがれるほどの傷ではなかったようです。

朝になってマリーナに電話をし、写真を添付したメールを送ったのですが事務所の女性の受け答えからすると、その後のアクションがなさそうな予感。何カ月も滞在しているので、事務所の「ある女性」の対応の悪さは承知の上。それで主人が粘り強く「この後どんなアクションをしてくれるのか、対応部署はどこになるのか?マネージャーに直接話をした方がいいのか?」とやり取りしたら、30分ぐらいたってからテンダーに乗ってマリーナスタッフが様子を見に来ました。その時も最初、「ベルトで着いた傷かどうか特定できない。」的な事を言ったので、主人が「ベルトに付着物があったからに決まってるでしょう。反対側にもあるし完璧にその位置なんですよ。もし何もできないっていうのならそれはそれで、クレオパトラマリーナに対して非常にがっかりだけど、あきらめます。でも正直にお宅のせいで傷がついたことは認めなさいよ。」と冷静かつしっかり主張しました。私が「写真もありますよ。牽引車に乗っていただけの時の写真にはこの傷映ってません。」と言ったら「写真があるんですか。」と一人のスタッフが言いました。見せようか?と言ったらいいえ大丈夫、だって。そして「何も大がかりに弁償してくれと言っているわけじゃないんです。表面塗装がはがれたままでいるわけにはいかないし、ペンキも全ての修理が終わってから捨てちゃったから残っていないんです。そちらにダークブルーのペンキがあれば、それをちょこちょこっと塗ってほしいだけなんですよ。」とさらに説明すると、大きなクレームではないな、と安心したみたいでした。その後またしばらくしてからクレーンの部門のオペレーション責任者のディミトリさんと一緒にスタッフが戻ってきました。彼は実際にクレーンの前の牽引車を指揮していたので、こんなに目立つ傷があれば覚えていたでしょう。その時点で、クレーンのベルトによって傷がついた、というのは認めたようです。その後、今度は技術部門のスタッフが塗装屋さんと一緒に戻ってきました。全く一緒のダークブルーはないようですが、「ほんのちょっとだから濃いブルーやブラックでもいいですよ。」と主人が説明。「スプレーペイントはできませんよ。」と言われたので、「そんなことはしなくていいです。この塗装がはげちゃって白くなっている部分だけちょんちょんと塗ってくれればいいんです。」と言うと、「わかりました。後でやっておきます。」と言って帰っていきました。その時ついでに船体を少し削ってくれていてペンキを塗る下準備をして帰って行ってくれたので、口だけじゃなくてちゃんとやってくるんだな、という確信を得ました。

船体掃除が全てすんでからプレヴェザに行き、ポートポリスで出航申請をしました。朝のうちにオンラインでTAPAI(ギリシャ海域内クルージングタックス)を支払っておいたのでそのレシートももって。すでに時間は午後2時。ポートポリスでの手続きは10分もかからず終了。お腹が空いていたので、近くの魚やさんでフィッシュ&チップスでランチにすることに。ここは魚屋さんですが、料理してもらい食べれるスペースもあるんです。シーフードレストランもいいですけど、新鮮さでいったら、プレヴェザではここのお魚がお値段的にも一番いいのです。

真鯛のグリルにポテトをつけてテイクアウトして港の公園のベンチで食べました。



お天気がとってもよくて、気温は22度ぐらいあったのですが反対側の空は何やらストームが来そうな気配で暗くなっていました。

マリーナに戻った時には午後3時半を回っていました。こんな曇り空になっていた!

いない間に、ペンキを塗ってくれていました!よかった。これで目立たなくなった。よく見るとポチっと違う色の点々が見えるんですが、遠目にはまったく気になりません。主人が苦労して、傷がついていた部分は全て修理して塗装し直して、やっとこれでどこから見てもダークブルーのSATOMI号になった矢先だったから、海上に戻った当日に傷がついちゃったままでは悲しぎます。本当にやってくれるのかなって最初は心配だったけど、キャプテン・ロブの粘り強いアクションのおかげでした。

昨日の午後、隣さんがやってきました。右隣りはまだ誰もいません。

最後にプレヴェザ空港までレンタカーを返しに行って、やるべきことは全て終了しました。プレヴェザ空港までは車で5分もかかりませんが、帰りは徒歩なので大変だなって思っていたら、レンタカー屋さんが送ってくれたとのこと、あっという間に帰ってこれた主人でした。

プカプカ生活の2日目も、朝から本当に大忙しでしたが、これで正真正銘、快適に海上生活をスタートさせることができるようになりました。23日はマリーナを出発して、ヴォニッツァに向かいます。


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