2023年4月26日水曜日

時間稼ぎにイサカ島まで行って余儀なく初泳ぎも!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





火曜日25日までにエンジン稼働時間を10時間にするのはやっぱり無理だなってことで、一日伸ばしてもらい水曜日にオイル交換をしてもらう事にしました。なので24日月曜日は大回りしてレフカーダ島の外側を通り、イサカ島のアンカレッジを目指すことに。取ってもきれいな場所で、初泳ぎもしちゃいました。(仕方なくだけど。)

イサカ島の来他の端にある有名なアファレスビーチ。夏だとすごい人でにぎわうそうです。すごい透明度が高くて綺麗なので人気なのは納得。

4月24日(月):朝はゆっくり10時頃出発しました。クレオパトラマリーナ内は潮の関係なのかマリーナ内でも結構揺れたのですが、ヴォニッツァの湾内は本当に快適でした。


これが本当の風の方向と強さ。弱風だ。
でも自分達が動いているから、体感的には右前方30度で4ノットぐらいの風。


スピードが8ノットとか出てて、風より速いってこと?!前のエンジンではこんなスピード絶対出なったです。しかもターボエンジンだったのにちゃんと稼働していなかったそうです。新しいはターボ万全。ウィーンといい音が聞こえます。

モーター走行なので、セールも上げずにひたすら走っているので超暇です。海もすごく穏やかのなので揺れたりヒールしたりもしません。暇すぎて、ステンレス磨きを始めました。このチャートプロッターにコンパスが乗っかている柱(?)周りを磨きました。コンパスのボディーもピカピカ!

あっという間にクレオパトラマリーナの前まで来ちゃいました。まだ11時。
プレヴェザのタウンバースの一番端っこのチャーターボート用の場バース。もしかしたら、もうここを通るのはこれで最後かも。レフカスの後はコーフ島に向かう予定で、途中の島に寄っていくのでプレヴェザは飛ばすはず。

アクティオの航路を出たのは11時50分。左手前にちらっと見えているのがレフカーダ島です。海面がまっ平でしょ。


すでにしつこいぐらいですが、新エンジンの威力を実感しまくり。7.7ノットのスピードがかる~くでちゃうんですから。エンジンの型式や仕様は古いのと同じなのですが、いかに古いエンジンが本来の機能フル活動していなかったのかがわかります。ターボも機能してなかtった。回転跳ね橋を通過の場合はこのあたりで左に折れていきますが(チャートプロッターは南下の際は画面が反対側にるんです。)今日はこのまま通過。島の外側を航海するのは初めてのこと。

11時51分、やっと4.9時間か~。半分達成!

綺麗で透き通ったイオニア海です。レフカーダ島の外側のビーチはどれも水がきれいで有名。でも陸地から行きつけるビーチが少ないんですよ。島の中心はかなり高い山々なので。

午後1時、スピードは8.3ノット。もう前のエンジンで8ノット行ったことってなかったと思う。エンジン走行よりセール走行の方がスピードが出たので。



1時52分、エンジン稼働7時間!目標の10時間まで半分過ぎました。

いいお天気で気持ちいい。でも風は微風すぎてセーリング走行だったらかなりののろのろだったな。モーター使用時間を稼ぐには絶好の日でした。

午後2時すぎ、あと少しでレフカーダ島の端っこを通過。

左側に見えているのはこんな景色。ビーチに何人か人がいました。

このあたりに来ると他のヨットを何隻も見かけるようになりました。大半の船は島の内側を通ったり、チャーターヨットの場合は内側の広い湾でセーリングを楽しむのです。島の外側を通過するって、よほど長距離で連続航海中じゃない限り、選ばらない航路。私達も北上する時は、回転跳ね橋を通過してレフカスを離れます。レフカスの街は島の北の端にあるので、島の外側から行く場合は、わざわざ南下してぐるりと島を一周しないといけません。それはかなりの時間のロスだな。どうせ時間をつぶすなら行ったことがないくコーフ島方面で暇つぶしをしたい。


午後3時半、前方に見えるのがイサカ島の北の端っこのアファレスビーチのアンカレッジ。今夜のお宿です。

でっかい湾で他には誰もいないし、水がすごく透明でどこが砂地か海草郡か明白で、アンカリングはとても簡単でした。いっぱつでアンカーがききました。久しぶりのアンカリングだったので主人が「手順覚えている?」って聞いてきたんですが、考えることもなく自然に体が動いてました。午後3時44分、本日の航海終了。

すごくきれいな場所だなぁ。
上陸するならあそこだね。なにやら船小屋みたいなものがあるし階段もある。

私に「アンカリングの手順覚えている?」って聞いてきたわりには主人の方がうっかりしていてアンカーを下ろしてから後進した時、後ろにテンダーをけん引していたのにピンときてなかったよう。テンダーのラインが長いままになっていたので、ラインが船体の下側に回ってしまい、ラダーかなんかに絡まってしまったよう。なんと期せずして今年初泳ぎとなりました!

幸い、お天気がすごくよく気温も25度ぐらいあり、水温も思ったよりも大丈夫でした。真夏でも水温が低めのシドニーの海に慣れている私達にとっては大丈夫な冷たさ。入った最初はひんやりして「つめたーい!」となりますが、しばらくすると体が慣れてきます。私なんか必要ないのに、水のきれいさにひかれてドボン、としました。幸い外気温が高かったので、水から上がった時にすぐ体がぽかっぽかして乾くのがよかった。数回入ったり出たりを繰り返しちゃいました。絡んだラインは主人が2回ぐらいもぐって無事解き放ちました。

余儀なくされた初泳ぎを終えてちょっと休憩してから午後4時半、上陸しました。

浅いところにいくとますます水の透明さが引き立ちます。



正面はレフカーダ島

みてこの絵画のような美しさ!


感激して何回も写真撮っちゃった。どれが一番いいか選べなかったので全部載せときました。

階段を上がっていくと舗装道路に出ました。このビーチに来るための一般道みたい。


10分ほど歩いたのですが、しばらくは住宅地とかもなさそうなので、戻ってきました。グーグルマップで調べてたので私は知ってましたけど。

SATOMI号に戻って、アンカーチェーンはどうなっているのかなって思って覗いてみたら、なんと透明感がすごくてアンカーがすぐ隣にあるのがわかりました。



ぐさっと砂地に埋まりこんでいるのがはっきり見えました。これ水深10メートルぐらいなんですよ。それでもこんなにくっきり見えるぐらい、透明度がすごいってことです。

お散歩の前にオーブンにラザニアを入れておきました。夕方6時ディナー開始。

泊地で外で食事をするの、5カ月ぶりだ!やっぱ最高!ご飯もますます美味しく感じます。

時間が稼ぎのためにイサカ島まで来ちゃいましたが、本当にきれいな泊地で、初泳ぎもしちゃったし、物凄く充実した一日でした。この夜はイオニア海ではちょこっと風が出ていますが、南からの風なので、ここは全く影響なし。今晩も平和な一夜を過ごすことができる・・・・と思ったら大間違いだった!

夜10時過ぎからちょっとづつ横揺れが始まり、結局一晩中、ゆらゆら。風が無さすぎて島の外側からのウネリがぐるっと回って湾内に入り込み、風がないから船体がウネリに対して横向きになってしまったんです。危険を感じるほどの横揺れではありませんが、うとうととすると体を揺さぶられて起こされるような感じで、私は一晩中うつらうつらしただけ。主人はいびきをかいて寝てましたけど。

島のアンカレッジにはあるあるなんですよねぇ~、風がない時ほど横揺れに悩まされるって。ま、これも「ウェルカム・バック・トゥー・クルージング・ライフ!」ってことですね。

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