2023年4月30日日曜日

毎年やってるバウトイレの修理はもう恒例化(嫌だけど)

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





海上に下ろしてからじゃないとわからない不具合もあります。バウトイレが海水を汲み上げなくなっていたので、今まで清水で流していましたがやっと修理に取り掛かれました。

4月27日(木):本日の修理項目はバウトイレ。これまで一体何回修理したのか覚えていないぐらい、毎年不調になっているバウトイレです。

これまでの不具合は流してもちゃんと流れず逆流してくることが主でした。排水パイプがカーブしているのでどうしても詰まりやすいんですよね。前回直した時から、このトイレにはペーパーを流さない事にしました。ギリシャのトイレは通常ペーパーを流してはだめで、備え付けのゴミ箱にトイレットペーパーを捨てるシステムなので、SATOMI号もそれにならって。マシュレータートイレなのにペーパーを流せないなんて意味ないんですけどね。ただトイレットペーパー自体がこちらでは「流さない前提」になっているので、おそらく水に溶けにくいんだと思うんです。マシュレーターで砕いても結局紙の破片がパイプのカーブ部分に溜まってしまうんですよ。いつかこのトイレを電動ではなく手動のポンプ式に変えたい!

さて、今回の不具合は、海水を汲み上げなくなっていた事。仕方なく清水で流してました。もともとSATOMI号のトイレにはトイレに清水を流しいれるレバーが着いているので、もしかしたら初代オーナーの時は海水ではなく贅沢に清水を使っていたのかもしれません。毎回の航海が短い距離で、マリーナからマリーナを行き来するだけならそれでも全く問題ないですけど、私達は通常はアンカリングがほとんどだし、タウンハーバーに来るのは水補給や買い出しの時や近くに観光したい場所がある時だけでした。そして今みたいにどっか修理箇所がある時なんかも。前後合計800リットルの水タンクを積んでいるので、毎日シャワーを浴びても3週間ぐらい水補給なしでいけたりします。でもトイレを流すのに清水を使うとあっという間に消費しちゃう!

とうことで、修理開始!すでに何回も修理をしているので、主人は予め何が不具合原因なのか察しがついていたようです。

トイレの前の床板を外しております。



ペットボトルをカットしたカップを蛇口みたいな部分にくっつけています。これが海水を汲み上げている部分のよう。

サイフォンの部分が摩耗していたらしく、それを交換したら修理完了となりました。

時間的には3時間ぐらいで修理できましたが、慣れているとはいえ、やはり頭を使うので体力以上に気力が疲れるようです。作業が終わってから夕方までお昼寝をした主人です。

その間、夕食は主人の大好物のチリ・コン・カーンを作りました。「今日のディナーはチリ・コン・カーンだよ。」と言ったらラストスパートができたみたい。好きすぎて毎週ローテーションしても全く文句を言いません。この日はちょっと沢山作ったので、翌日のディナーも同じメニューになるんですけど、大歓迎されました。

チリ・コン・カーンの下にはご飯があるんですけど、それをさらに平たいパンでくるんで食べるのが主人の好きな食べ方。体力を付けて元気でいてくれればどんな食べ方でも結構です。

4月28日(金):朝9時前にお隣にあたらしいヨットが入ってきました。オーナーさんが操船していたというより、プロのスキッパーが運んできたって感じでした。とても優雅にスターン・トゥーをこなしておりました。その後どっかいっちゃったので、多分これだけの仕事だったみたい。午後になってから若い衆たちがやってきて、掃除をし始めました。まだセールがつてないから、すぐには使わないのかな。

そうこうしていたら、左隣にでっかい観光船がやってきました。係留する時、出っ張ったバウの部分がかなりSATOMI号に近づいてきて、昨年のトルコでの悪夢がちょっと頭をかすめました。でも何事もなく無事係留。まだ9時前です。

今日もお天気がいいみたい。

11時ぐらいには観光船は出発していきました。

スロットル自体は古いままなんですけど、根本?本体?は新品のピッカピカに変っております。

この日も主人は、スターンバースの辺りで何やら工事をしていたのですが突然「電気屋まで散歩にいくけど一緒にいく?」と誘ってきたので、私もついていくことに。実はこの日主人は電気屋に行くのはこれで2回目です。何か主人が始めると、すごく気になるのですが、仕事中に「何やっているの?」と聞くと邪魔になるのでなるべくそっとしているんですね。というのはだいたい「〇〇やっている。」と返事が来ても「え?それ何?なんでそれが必要なの?」と次の質問をしないと理解できない私。なので、作業がひと段落着くまで「一体今度は何が始まったんだろうか・・・」とちょっと不安なワクワクな気持ちで待機しております。

電気屋さんまで徒歩で10分ぐらいなのでお散歩には丁度いい具合。郵便局がまだ空いている時間帯だったので、国際郵便用の切手も買い溜めしました。帰り道にはケーキ屋さんによりおやつをゲット。ギリシャのケーキ屋さんは、2種類あって、クッキーとかバクロバとかギリシャの伝統的お菓子だけを売っている場所と、いわゆるケーキ屋さんとあるんですね。両方兼ねている場所もあるんですが、いわゆるパティシェリ―はあまりないんです。なので徒歩圏内でイチゴタルトを売っている場所を見つけることができて、ラッキー!こんな小さなことですが、レフカス滞在がちょっと長引きそうなので、こういうお楽しみがないとやっていけない!


12時15分ごろ、今度はフェリーがやってきました。今のところ毎日やってきます。

このフェリー、真横に移動するんですよ。すごいです。写真で見るより実際は近い距離に係留されているんですが、すぐ近くにいても不安感はありません。回転跳ね橋が1時間に1回開くので、午後2時のオープンに合わせて出港していきます。

後で聞いたら、エンジンルームを照らすライトのスイッチを直していたそうです。

この日も半日作業をしてからお昼寝をしていました。21日に海上に戻るまでの数週間は、本当にハードで主人は体調を壊しながらも作業を続けていました。そのせいで風邪の治り具合が遅く、抗生物質をもらってからかなりよくなりましたが、完全に咳がとまったのは、実はほんの数日前だったんです。プレヴェザを出発してからも、毎日移動が続いていたし、レフカスに来てからは、スロットルじゃなくてギアボックス自体の調整がまた必要になったりと、相次ぐ不具合発生で、精神的にかなり疲れがたまっていると思うですよね。だから、しっかりお昼寝をしてできるだけ体を休めてくれるといいなと思います。

そしてまだまだ修理リストは続きます。次はマスト上りが待っているのだ!


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