Let's Make a Card 手作りカードの世界　 : ジェノアシート用ウインチ取り付け完了！

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！

お天気予報がいい意味で「はずれ」てくれているので、作業がどんどんはかどっています。主人も私もいまだに咳き込んでいますが、体調不良という感じはもうなくなりました！金曜、土曜日で終了したことのご報告です。

4月6日（金）：メインシート用のウィンチの組み立てを開始した主人。

私は反対側ポート側のメインシートの汚れてしまった部分をバケツにつけて洗いました。新品なのに、こちら側に梯子があるので出入りの際にシートが踏まれてしまい汚れてしまったんです。SATOMI号の下は水はけが悪く、ちょっと雨が降ると泥沼になってしまい靴底がすぐ汚れるんですよね。さらに隣のヨットがハルを削った跡のブルーの埃がデッキ上にも舞い降りてるので、シートが泥汚れ＆ブルーに染まってしまったのです。カバーしておけばよかったんですけど、気が付きませんでした。取り合えず洗剤を入れた水につけておいたらかなりきれいになった。乾いても出発まではシートをプーリーに通すのやめておこう。

4月7日（土）：金曜日のうちに、研磨をしておいたので防水塗料を塗布しました。キール内の水分が気になっていた部分も今度は大丈夫で、防水塗料を塗れる段階まできました。

前回ブロックで阻まれていた部分に、全て防水塗料を塗布できまました。後は数日乾かしてからコッパーコーティングです。

さて、防水塗料を塗布し終えてからスタ―ボード側メインシート用のウィンチの組み立て開始です。

スタ―ボード側のスターンバースは、出発時にエンジンに水漏れがないか確認するため、エンジンルームへの扉を開けっぱなしにしておかなければいけません。奥の扉は丁度ラットの下部分。そして床下もこのままにして出発となります。海上荷戻す日はパノスさんが一緒に乗り込んできてしばらくエンジンの調子を見ながらテスト走行するのですが、その時にエンジンルームに簡単にアクセスできるように、パノスさんから「このままにしておいてね。」というリクエスト。

でもねぇ～おかげで普段、ここに収納している荷物の置き場がなく、反対側のバースやスターンのトイレに取り合えず入れてあるので、とても不便。海上に戻ってから整理整頓する羽目になります。スターンのトイレは普段シャワー室にしているので使えないのは本当に不便なのだ！ま、すぐどっかに移動できるわけじゃないから海上にいても時間つぶしが必要なので不幸中の幸いと言えば幸いですが。

ウィンチを設置する穴の周囲に付着した以前のシリコンをきれいにはがします。

取り付け開始！樹脂を注入しながらボルトを差し込み、内側にナットを付けます。締める時にナットが落ちないように私が内側からレンチでナットを支える共同作業。

そして無事モーターも接続完了。このウィンチはもともと不具合はなかったのですが、そろそろ点検時期になっていたので、取り外し点検してもらったのです。あと少しで寿命が来そうな部分を全て取り換えてもらったので新品同様だ！

電動ウィンチのスイッチ部分も新しいものと取り換えていました。

夕方、ウィンチ取り付け完成！反対側ポート側のウィンチは2年前に壊れた時、点検修理をしてもらったので、これでメインシートウィンチは両方とも万全です。なにせ築31年に突入したSATOMI号、全てのものが建設当時の設備でないにしても、相当古いものばかりだし前オーナーが最終的にほとんど手を入れてなかった状態で私たちが購入したので、SATOMI号のご近所さん達のような新しいモデル船よりも、うんとメンテに手がかかります。その分、私達が手を入れればい入れるほど船の価値が上がってくるし、築31年といってもハルは頑丈そのもの。もうこの形のヨットは入手できないので（ロバート・ペリー作TAYANAは現在製造してないし、さらにイタリア老舗のシップヤード、フランチー二でTAYANA本来の形であるケッチからスループに変更している特注なのです。）、希少価値も増えるのです。愛着もどんどん増えるしね。世界でたった一隻しかない、他に同じ形の船がないSATOMI号だから、ちょっとぐらい手間がかかってもやり甲斐があります。

うん、仕上がりも綺麗！いい仕事をしましたキャプテン・ロブ！

ウィンチと言えば、スターボード側スターンバースの真上にあるメインハリヤード用のウィンチの取り付けがまだ残っています。モーターのカーボンブラッシュというパーツが壊れていたのですが、部品が特注でオーダーするしかなく、それが出来上がってくるのを待っている状態です。なので、反対側のバースの天井もこんな風に出しっぱなし状態。早く部品ができあがってこないかなぁ。