2023年5月23日火曜日

Mytikas に一泊してLefkasに戻ってきました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






昨日22日月曜日の午後にレフカスのパブリックワーフにまた戻ってきました。その時もちょっとひと悶着あったんですが、それも含めて日曜日から昨日までどんなふうに過ごしていたのかのレポートです。


5月21日(日):2泊したPaloirosを出発して当初行こうと思っていたMytikas(ミティカス)のビーチアンカレッジに移動します。前夜はやっぱり風が強くなりましたが、アンカーは全く動かずで、安心でした。ミティカスまでは1時間ぐらいで着いちゃいます。風は全くといっていいほどないのでエンジン走行だからもっと早いかも。


朝ご飯を終えて10時半ごろ、ゆっくり出発しました。

水辺に高い山のバックドロップは本当に美しくて、何度見ても飽きません。

前方に見える岬と右側にチラリと見える島の間を通過した先にミティカスがあります。


11時半、ミティカス到着。ここには街を囲んで3か所アンカレッジがあります。昨年10月に来た時は反対側のミティカスビーチの方に碇泊したんですが、この日は午後から風向きが変わるので、こちら側にしました。

こっち側、深くって、アンカーを下ろしたところは20メートル弱。なのでチェーンは80メートル出しております。


でもねぇ、それだと今の風向きでは後ろが岸川に結構近くなっちゃっております。一番近づく時はあのコンクリートのワーフみたいなところまで、15メートルぐらいの距離しかないぐらいになる!テンダーのロープが長いので、岸までテンダーに乗り移りそれから手漕ぎですぐに着いちゃうぐらい。早く風向き変わらないかなぁ。

到着してからキャプテン・ロブがツールボックスを取り出して、なにやら始めています。

う~あれ、本当に気になる。しかも岸にうちつけて戻ってくる波が船底にあたって、バシャバシャうるさいうるさい。

ラットの中心位置が、ずっとずれて居たのでそれを直そうとしている様子。


しばらくして外に呼ばれて主人が床下にもぐっている中、ポート側、スターボード側、ちょい戻して、目印を真ん中にして・・・と指示されるままラットを動かして調整しました。午後1時ぐらいからやり始めて結局終わったのは夕方5時ぐらい。その頃には風向きが変わっている予報だったのに、最新予報では変わる時間がどんどん遅くなっていて夕方7時過ぎとなっていました。でももしこのまま夜遅くまで変わらなかったら、後ろにあるコンクリートの事が気になって安心して眠れないと思いました。アンカーはしっかり効いているのは確認済みで、アンカーが流れるほどの強い風にはならないはずですが、どうもこの島に囲まれた場所だと風向き予報が全く当てにならないみたいで・・・・不安なまま夜を過ごすのは嫌だなぁっていうことで、反対側のビーチアンカレッジに移動することにしました。

で移動して大正解だった。グルと回った途端に、海面もとっても穏やかになっていました。仮にこの後風向きが変わってもそれほど真正面から波が押し寄せてくる角度ではないので、どちらにしても移動して正解でした。

その後すぐに夕食のため上陸。日曜日の夕方でしかも本当に小さい漁村なので、開いていたレストランは1軒だけでした。

さっきまでいた側は相変わらず、小さい波が押し寄せていて海面が乱れています。

さっきまであのコンクリートのすぐ前にいたんですよねぇ。食事中に風はおさまってきて、方向が変わりつつあるのがわかりましたが、それでも移動してよかったと思いました。だって、翌朝はまた、こちら側は海側から風が吹く向きに再度戻りますから。こちら側のアンカレッジ、昨年来た時もいつも荒れていてたので利用したことがなかったのです。
素朴なタバーンで、お決まりのグリークサラダにムサカ。
私はなぜかお魚の気分で、カツオのステーキ。肉厚で美味しかったなぁ。
食事が終わって家路につく時に雨が降り始めました。その後、ちょっと風が強まりやっと風向きが変わったので、移動したビーチ側のアンカレッジもちょっぴり波が押し寄せましたが、常に波に向かっていたので多少上下したぐらい。全然不快感なし。雨はスコールみたいに一時的に強く降りましたが、止み始めたら風も収まり、夜9時過ぎにはまた静寂が訪れました。朝までぐっすり安眠できました。


5月22日(月):午後にはレフカスのパブリックワーフに戻るので、朝ごはん後すぐに上陸。と言っても目的は特になし。お散歩がてら、スーパーに行くだけです。実は昨年ここに滞在中に、このローカルスーパーでギリシャではとても珍しい「チーズせんべい」を発見。ライスクラッカーなんですけど、ギリシャにはそもそもライスクラッカーがないんですよ。でもたま~にまあまあ都会のスーパーだとチーズ味のライスクラッカーがあるんですね。お煎餅好きな私にはとても貴重な代替品。今回も楽しみにしていましたが、残念ながら置いてなかった!
街はまだ観光客が来ていなくて、ひっそりとしていました。でも電柱に可愛いアート発見。
一応街の目抜き通り沿いの電柱は、何本か絵が描かれていました。


この広場は昨年10月は工事中だったね。奥にある建物は小学校みたいです。

小さな港に続く道沿いの電柱にもアート発見。


ここが港の外側。右側には漁船やフェリーが入港します。

水辺にもカフェやタバーンらしきものがありますが、まだオープンしてないみたい。ここは完璧な観光地ではないので、真夏にならないとツーリストのおこぼれはここまで来ないのかもしれません。

その前の部分の海底にはコンクリートが埋められていました。こっち側にも港を拡張しようとしているのかな。新しく寄港できる場所ができれば、それだけヨットをチャーターしたお客さんを取り込めるチャンスが生まれます。



3本見えるポール、両側は街頭ですが真ん中はSATOMI号のマストです。

気持ちよさそうに浮かんでるSATOMI号。こっち側は水深6メートルなのでアンカリングしやすいのです。昨年10月に碇泊した時と同じ場所にアンカーを下ろしました。

上陸もここにテンダーを付けられるので簡単です。

午後1時、レフカスに向かって出発しました。このヨットは私達がテンダーで港を出てくる時に、入港しようとして近づいてきてたのですが、係留できそうもないと思い、港のすぐ外にアンカーしたようです。小さい港なので、40フィートを超えるサイズだと1隻ぐらいしか止められません。昨晩はいなかったヨットが一番外側に係留していたので、この船は入る場所がなかったよう。でも、ここの方が安心だと思うけどね。

さて、ここからレフカスに入るチャンネルまでほぼ一直線。

本土と島の間を通過する時だけ風が吹いてましたが、広い場所に出た途端にピタッと止まり海面も鏡状態。あ~今日もまたエンジン走行だね。スケジュールが決まっていることの難点はこれ。自由に行先や出発日を決められるなら風がセール走行できるまで出発しませんから。


ヘルムがきついのでまだオートパイロットは使えません。手放ししていてもラットが動かないぐらい。だからオートパイロットじゃなくても時々チェックするだけで、実際はずっとは触ってませんでした。途中主人は、キッチンでランチ用のホットドックを作りに行ったので私とヘルムを交代。私も角度だけチェックしておいて、ほとんどヘルムを触りませんでした。セール走行だったらマニュアルでヘルムするのも楽しいかもしれませんが、エンジン走行でさらに海流もなく波もない時は、本当につまらない。こういう時こそオートパイロットで勝手に走行していてもらいいたものです。


はい、チャンネル内に入りました。

事前の手配では、月曜日の午後3時すぎに入れば元いた場所を開けておくという話だったのですが、3時半過ぎに到着してみると、その場所にキャタマランが入っていたので場所はあいていてもモーリンラインがありませんでした。たまたまその場所にいた男性(チャーターヨットを管理している人と思われます。)が「ここには入れませんよ」と言ったので「ジョンさんに予約しています。」と言ったら「反対側があいているから。」と言われ、ワーフの反対側に回りました。すると今度は「あ、ここ開いているけどここもキャタマランが2つラインを使っているからモーリンラインがありません。あっちのワーフに行ってみるかジョンさんに連絡してみて。」とのこと。はい、狭いワーフの中での方向転換これで2回目。

で、一本次のワーフに開いているスポットがあったので、そこになんとか係留すると、ラインを受け取ってくれた男性が「予約しています?」と聞いてきたので「ジョンさんに予約してます。あっち側の約束だったけど埋まっていたから、あそこにいた男性がここに来いって言った。」と言うと「う~んジョンさんは知りません。ここはプライベートのワーフです。いてもいいけどお宅のサイズだと1泊40ユーロぐらいになります。電気水は別料金で一日10ユーロです。」なんですと~!!!!!!!そんなの絶対やだ。ということですぐにアレクサさんに電話して事情を説明。10分ぐらいして電話がかかってきて、「前にいたワーフの一番奥に横付けしてください。」とのことでした。

はいこれで、狭いワーフの間を移動すること3回目。本当にギリギリの幅ばかりの場所で、ちょと前進にふかしたり、バックに入れたり、バウスラスターを使ったり、と要はバックで義理ぎりの所を縦列車庫入れする感じなのです。でも全く焦らずスムーズに操船していたキャプテン・ロブ!さすが。この2年でかなりSATOMI号の取り扱いが上達しました。

ワーフにはジョンさんが待っていて、ラインを受け取ってくれました。かなりこのすぐ後ろにキャタマランがいて、前にも別のヨットがいるし、斜め前は行き止まりだし・・・で横づけにしても結構大変でしたが、ジョンさんがいい指示を出してくれたのがすごく助かりました。


お天気がすごくよくなってきて、気温もぐんぐん上がり、初めて全面日よけを設置。外から見たら中は見えませんが、中からは見えるのです。プライバシーを保てるし、それでいて圧迫感がないので快適です。


ドッジャー部分はトルコで買った布でカーテンにしておきました。とても快適だったので主人はここでくつろぎながら一杯スタート。テキーラサンライズを飲んでおります。夕食までの数時間、ここで涼しい風を楽しみました。


私達には遅い時間、7時ぐらいにディナーに。イタリアンにしました。

でもお決まりのリゾットは私。

主人はパパデールのミートソース。どちらも量が食べ切りサイズで美味しかったです。

ということで、23日の朝はレフカスで迎えております。この後30分ぐらいしたらパノスさんがやってくるとのこと。これでレフカス訪問は最後の最後になってほしいです。

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