2023年6月7日水曜日

一面砂地の良港Lakkaで物凄い数のヨット群に囲まれて

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






今までギリシャの泊地、いろんな地域で体験してきましたが、ここが一番かも。とにかく一面砂地で水深も3メートルぐらい。しかも綺麗だから海底くっきりで沈んでいるヒラメまで見えたほど。大人気のLakkaでは囲まれたヨットの数も過去最高でした。


6月5日(月):本日の目的地は同じPaxos島にある北の方の泊地Lakkaの街の港です。島の同じ側なので単純に北上するだけなのですが、この日は微風さえ吹いていない完全無風の日でした。

どうにかのろのろでもいいからセール走行できないかなと思っていましたが、それも無理なくらいNo wind!

Gaiosの街の商業港側からタウンバースにいた船が続々と出てきました。ほとんどは私達とは反対方向の南に向かって進んでいました。

ぷかぷか浮かびながら朝食。出発したのは9時半ごろだったのでこの時はまだ10時前でした。目的地までほんのすぐ近くなのでもっと遅く出てきてもいいんですが、周りにいた船はほとんど出発してしまっており、なんとなく私達も早く海に出たい気分になった。

あの端っこをちょっとぐるりとしたら一旦進路変更。

エンジン走行でものろのろでいいので、回転数は1000ちょっと。

でもスピードは4.8ノットとか出ていました。チャート上上の方に見えるくぼみがLakkaの港です。朝までいたGaiosは右下辺りに見えるくぼみ。

ここを目指しております。

近いとは思っていたけど、これほど近いとは・・・10時14分、アッと言う間に着いちゃった。あそこが湾の入り口だ。ここからでも沢山のヨットがいるのがわかりましたが、同時に出てくるヨットも沢山いました。丁度いいタイミングかも。

10時半すでにアンカリング終了。本当に沢山のヨットがいたので、場所を探すのに苦労するかな、と思ったのですが私たちが入って行ったとき、丁度出発したヨットがいたので、その場所にいきました。ショッピングセンターの駐車場で出ていく車をウィンカー出して待っているみたいだった!

みて、湾のど真ん中。完璧なポジショニング。このあたり一面砂地でどこにアンカーを落としてもすぐに効く良港です。水深はキール下1・2メートル、つまり3.2メートルということなので、チェーンはたったの20メートルしか出していません。それに今晩も無風だしね。



あれはまさか・・・・例のキャタマランではありませんか。遭遇したのはこれで4か所目。向こうも気が付いてるかな、いい加減。別にお宅たちを追いかけてるわけではありませんよ。

水深が浅いから勿論海底までよく見えますが、ギリシャでは超珍しく砂地が広範囲にわたっているので海がとてもきれいな水色です。


この時すでに軽く50隻ぐらいのヨットがおり「すご~いい」と思ってたんですが、まだまだこんなもんじゃなかった。午後になったらまるでラッシュアワーのようにどんどん入港してきたんです。


皆さん結構接近しておりますが、気にしていないよう。こういう人気の場所では当たりまえなのかな。それともチャーターヨットも多いので気にならないのかも。

本当に綺麗!海水温も22度といい具合なので、何度も入ったり出たりを繰り返しました。

アンカリングだけでなく、岸にスターン・トゥーしている船も結構います。

Lakkaの街に上陸!海面に波一つなかったので、テンダーは手漕ぎで行きました。それも私が漕いでいった!同時に両方のオールをバランスよく動かすことができないので(それと腕が短いのでオールの一番端っこを持っても両手をかなり開いた状態にしないと動かせないのです。)蛇行しまくってましたけどいい運動だった。

Lakkaはヨッティ―にとても人気の街なので、ちょっと期待してましたが、それはいいアンカレッジだからみたい。街自体はGaiosの方が断然にぎわってました。でも素朴な感じやリラックスしたムードが魅力かも。




お土産物屋さん的なお店は港の近くに数軒あるのみでした。まだシーズン真っただ中ではないので、ここまで来るお客さんは少ないのかも。

港近くにスーパーやランドリーサービスがあるのは、こんな小さな街でもヨッティ―にはありがたい。






ケーキが食べたいという主人につきあい、街の広場にあるカフェに入りました。あとでわかったけど、タバーンもほぼこの広場にあるものしか営業していませんでした。


いったんヨットに戻って、午後はリラックスと思ったら午後3時ぐらいから外がどんどん騒がしくなってきました。

あとからあとから船がやってきて、こんな近くを通過していくチャーターキャタマランもいた。テンダーのヒモ、いつもより短くして置いて良かった。でないとぶつけられてたね。

気が付いたらすぐ前にもヨットがいました。いつの間に。

丁度アンカーを下ろした位置にいたのでロブがアンカーの様子を見に行きました。写真で見るより実際はもっと近いです。

そしたらチェーンが延びてなかったのでアンカー自体は前のヨットの後方数メートルの所にしっかり埋まっていたそうです。


SATOMI号のすぐ横で海底に沈んでいるヒラメ発見!黒い小さい影がそれです。

夕方になったらやっと落ち着きましたが、100隻ぐらいはいるよね。岸にスターン・トゥーしているものだけで20以上いるので。

夕食もギリシャ時間に行くと混むかなと思って、6時ぐらいにでかけました。港に係留されている観光船、木造で1900年建造となっていたよ。すごいビンテージ。

昼間偵察した時は営業してなくても夕方は開いているかな、と思ったんですが、変わりなし。ぐるぐる小さな街を行ったり来たりしましたが、結局例の広場に落ち着きました。

ここはメニューはありますが、予め用意された「本日の料理」から選ぶシステムでした。

実物が見えるのと、お店の方がとても明るい感じで「では本日のお料理をご紹介します!まずはオーブン料理から・・・」とエンターテーメント的に説明してくれたのが、とても良かったです。見るもの見るもの食べたくなった。日替わりだから連日来ているお客さんもいるみたいでした。

主人はトマトソースのミートボールで私はパスタベイク。サラダもオーダー。パスタベイクはデカかったので食べ切れないと思ったのすが、美味しくて最後の少しを主人が食べてくれて全部完食しました!



沢山のヨットに囲まれて佇むSATOMI号。

昼間は観光船や小型ボートが通過する時に起こす波で、時々激しく揺れたんですが、交通量が落ち着いてからは本当に穏やかでした。ほとんど揺れない状態で一晩中ぐっすり休めました。

6月6日(火):朝は8時すぎぐらいから出発していくヨットが沢山いました。でも前日よりもさらに穏やかな海、そこまでくっきり見えてアンカーも見えました。

画像だとわかりずらいかも、ですが、赤丸で囲んだ部分がSATOMI号のアンカーです。途中方向転換したので、チェーンがぐるりと円を描いているのも肉眼だとくっきり見えました。半分以上砂地に埋まっているね。

これからの予定ですが、6月7日から4日間、コーフ島のMandrakiという公営マリーナ(マリーナといってもポンツーンはなく漁港みたいな場所にスターン・トゥーするタイプ。)を予約しております。明後日は私の誕生日。毎年誕生日前後は陸につなげてゆっくり外出を楽しむことにしています。それにコーフ島、レンタカーを借りて観光するのでその間安心してSATOMI号をおきっぱにしておきたいので。

今年は2月にギリシャに戻って来てから、本当に毎日修理や整備で「新しい場所観光」が一度もできていませんでした。勿論新しい街に行くことはありましたが、レンタカーを借りて本格的内陸観光というのは今年初!すっごい楽しみです。


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