皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
朝は人里離れた小さな湾で目覚めたと思ったら、同じ日の夕方には本土の可愛らしいギリシャの街で酢豚を食べていた!その間ダイビングでプロペラのピッチを変えたりバウスラスターのソーラーパネルを直したり、お隣のアンカー間違えて引き上げちゃったり・・・と書いているだけでも目が回るような濃い一日でした。
5月31日のお昼には到着していたParagaのリゾートホテル前のビーチ
5月31日(水):とってもきれいな海で、スターンラインを伝って岸まで浮かんで行ったりして専用プールを楽しんだライトハウス・ベイ、とても名残惜しかったのですが移動しました。
スターンラインを引き上げる作業は、取り付ける時よも簡単であっという間に終わりました。風がなく小さな湾の中心に船体が固定されてたのもの助かりました。あれで風があって一方のスターンラインを引き上げている間に反対側に船体が回転し始めたら、岸の岩場にすごく接近してハラハラしただろうなぁ。9時ちょっと前には湾を出てました。
わかっていたけどね、全然風ない。ここ1週間ぐらいずっとそうなですよ。でも近い場所に移動だからのろのろ吹かれていけばいいかなって思ったのですが、予報以上に風がなかった。
途中海上で朝ご飯を食べたんですが、その時なんかエンジン停めて漂っていました。波もなかったので、プカプカ浮かんでいても全然不快感なしでした。1時間ちょっとぐらい海上で粘ってましたが、しびれがきれて、エンジン付けて進みました。この日のお宿はAntipaxos島からほぼお向かいにある本土の街Paragaです。Paragaの街自体のアンカレッジはかなり狭いのと、フェリーが頻繁に出入りするのでシーズンになってきたらアンカリングできない(しているとどいて、と言われる。)らしいので、Paragaの岬の反対側にあるリゾートホテル群前のビーチアンカレッジに向かいます。ここも南側はオープンシーなので天気の関係では変なウネリが入ってくるらしいのですが、ここ数日間は穏やか過ぎるぐらいなので大丈夫でしょう。
午前11時には到着しました。すでに5隻ほどアンカリングしていましたが、広々とした場所なのでスペースは余裕です。海底も砂地で、一発ですぐにアンカーが効きました。
あの岬の反対側がParagaの街の中心。あとでテンダーで反対側に行ってみよう!
島ほどではないですが、本土側でも十分海は透明。イオニア海は本当に海がきれいです。アンカーチェーンも結構先まで見えるね。
ビーチ沿いにはリゾートホテルが何軒もあって、サンベッドやパラソルで一面が埋まっています。
そして係留しているヨットの合間を縫うようにジェットスキーとかが波を起こして通り抜けていくので結構揺れるのですが、それ以外の波がない状態なので、あまり気になりませんでした。まだまだ完全シーズンスタートじゃないから、ましなのかも。泊地アプリには、こういったレジャーボートが起こす波や、水上タクシーが30分おきに通過して、引き起こす波で一日中揺らされて不快だっていうコメントが多かったのですが、それほどひどいとは思いませんでした。と思ったら、キャプテン・ロブスキューバを出してきました。海が結構きれいだし、お天気もいいのでプロペラのピッチを変える作業をするようです。1週間ぐらい前だったかな、レフカスのパブリックワーフで、後進の際のプロペラピッチを変えるために潜ったの・・・あの時はまだ気温が低かったのでウェットスーツを着用で潜ってました。
どうも接続が緩んでいただけだったみたいで、すぐに直ったみたい。良かった。
作業が終わった時は午後3時半ぐらいだったのですが、まだまだ暑く、街を散歩する気に慣れなかったので涼しくなるまで待ちました。暑くなってきたらドボンと海に入り涼んで・・を何回やったかな。丘の上に古城があるんですが、それは翌日観光することにして、出かけるのは夕食のついでの時間にしました。
午後になってから風がちょっと出てきて、さらに風向きが変わりかなり回転したんですが、気が付くとすぐ後ろに黄色いブイが海中すれすれに浮いているではありませんか!魚のトラップかな?ラダーに絡まっちゃうと嫌だなぁと思い、ブイを持ち上げて見たんですね。そしたらなんと・・・・アンカーがくっついてきました。最初誰かがアンカーを捨てていったのかと思ってテンダーに乗っけてどっか別の場所に移動させようと思い、引っ張り上げたらどうもチェーンが長々と繋がっているよう。そこではっと気が付いたのは、向きが変わってすぐ後方の位置なった小さなヨットの存在!
しまった・・・・後ろの人のアンカー引き上げちゃった!!!オーナーさんはお留守のよう。一応また下ろしたんですがちゃんとアンカーは突き刺さっていないようです。チェーンの重みで船は止まっていましたが、このまま放置するわけにはいかず、主人がスキューバタンクを出してきて、潜ってちゃんとアンカーを砂地に埋め込んできました。これで安心してディナーに出かけられます。と思ったらそのヨットの人たちが戻ってきて、出発していきました。しっかり元に戻してあげたけど、出発してくれたのでホットしました。
さて、Paragaの街に行くには、リゾートビーチの端の方にテンダーを止めて、そこから徒歩で街の方まで丘を登り反対側に降りる・・・というのが、このアンカレッジに係留しているヨッティ―達の常套手段となりますが、それはかなり徒歩が長くなりめんどくさい。というのはチャーターヨットにしても、プライベートヨットにしても、上陸用テンダーにあまり馬力の強いモーターを使っていないからです。さらにテンダーもそこがハードタイプでないものが一般的で、それだと外海の方まで出て行いくのは結構大変。手漕ぎでも行けるぐらいの距離をモーターで便利に進むっていう感覚のテンダーなんですね。でもSATOMI号のテンダーは結構大型でモーターもでっかいのを積んでいるんでスピードも出るしハードボトムのテンダーなのでとても頑丈です。これはオーストラリア航海時代に実感したことから。一カ月分の食料をテンダーに積み込み、アンカリングしている場所まで1マイルぐらい移動っていうの、珍しくなかったのです。だから今回もテンダーにはこだわりがありました。二人だとデカすぎるけどね。こういう時本当に便利です。なので、ビーチアンカレッジから隣の湾に行けない人のために、水上タクシーやデリバリサービスボートが頻繁に行きかっておりました。
ちらっと街観光をしましたが、その様子はまた明日のブログで特集します。
港沿いに沢山のレストランが並んでいましたが、グーグルで調べたらアジアンレストランがあることがわかりました。評判もすごくよかったので行ってみることに。プレヴェザにはチャイニーズのお店ないからねぇ。もう何カ月もチャイニーズ食べてないので、すごく恋しくなっていました。
ウェイターさんに「どこから来たんですが?」と聞かれ「オーストラリアです。でも私は日本人だけど。」といったら「え~オーストラリアや日本の方は初めてこの店に来たと思います。」だって。このあたりはヨーロッパからの観光客が多く、それもドイツ、フィンランド、スウェーデンの方が多いそうです。へ~地域によって来る観光客の国籍も特徴があるんですね。レフカスはプレヴェザは圧倒的にイギリス人が大半だったけど。
テンダーは港の岩場にあった小さなコンクリートのプラットフォームに付けておきました。後ろはモーリンブイにくくりつけてあります。地元の小さな釣り船が係留されている場所みたい。
チャイニーズレストランは赤と黄色の真中の建物。
あ~今日もいろいろあったぁ。中身が濃すぎてもう何日もいるような気分になりました。
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