皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
6月3日にリゾートビーチを出発し、半日かけてゆっくりゆっくりPaxos島Gaiosの街のアンカレッジに移動しました。微風でも時間をかけて我慢強くセール走行を続け、セール上げ下ろしやアンカーの上げ下ろし以外はエンジンを使いませんでした!
6月3日(土):朝起きて直ぐ、8時前から出発準備。まだアンカーを上げていないうちからメインセールを上げました。風がほとんどない時、たまにこうします。
夜は時々ウネリが入ってきて横揺れがありましたが、不快とか危険というレベルではありませんでした。
7時50分にはアンカレッジを離れ外にPaxos島に向かいます。
目的地の位置関係はこんな感じです。Pargaのほぼ向かい側のPaxos島、Gaiosの街に近いアンカレッジを目指します。この時間はまだほとんど風がないのですが、時間はたっぷりあるのでゆったり進みます。
ジェノアも出してエンジンを止めます。それから朝食。
最初のうちは2ノットいけばいいぐらいのスピードでスタート。あまりにも優雅で、キャプテンはこんなところで椅子持ち出してリラックス。
方角的には行きたい場所になんとか一直線で行ける感じ。
すでに9時40分ぐらいになっていて、出発してから1時間半ぐらいたっていますが、は1ノットなんていう単に浮かんでいるだけ状態なので、まだPargaの街が見えるぐらい。
1,5ノットだって。
それでもまあジェノアは膨らんでいるのでいいか。Pargaの街から来た観光船が追い越していきました。
今度は左横からオーシャンクルーズ船が向かってきます。そのままの進路だとSATOMI号の真横になる位置でしたが、あっちの方がスピードが速いから問題なくバウを横切っていくと思うし、先にあちらがちょっと方向を変えたのがわかりました。大型船は方向を変えてもすぐに向きが変わらないから、かなり前から進路変更の必要があるんですよね。AISでSATOMI号の位置を発信しているので、あちらのチャート上にも私達事を認識しているはずです。オーストラリア航海時代に、グレートバリア―リーフないを走行していた時、大型貨物船のキャプテンから無線でコンタクトがありました。グレートバリア―リーフ内は結構多忙な航路になっているんですが貨物船は1隻つづしか通過できない狭い場所もあるので、そんなエリアではお互いどちらが先に通過するか船同士コンタクトを取り合います。たまたま2隻後方からやってきた時私達も居合わせたので、プライベートヨットですが、貨物のキャプテンからも連絡が来る、と言う貴重な体験をしました。
風の方角が前方に変わるにつれスピードも上がってきます。
あらあらどんどん前方に回りコンスタントに60度近い角度になってきました。
ここまでタックすることなく一直線でこれているのは、本当に調子がいいなぁ。
あのフェリー、アテネに向かっているフェリーだと思います。コーフ島から来たのかな。
最初に予定していたアンカレッジよりも、さらに街に近い方のアンカレッジにはすでに何隻もアンカリングしていたので、私達もそこにすることに。風向きからしてそっちの方がいいみたいだし、街に近いしね。ただ海底に岩が沢山ある場所なので砂地を探すのがちょっと苦労します。先に5,6隻いたので、水深が浅い方は余裕がなさそうだったので水深18メートルぐらいの場所にアンカーを下ろしました。チェーンは60メートルちょっと出しました。
到着は12時半過ぎだったので、5時間ぐらいで到着したわけです。
キール下で16メートルちょっとということは実際は18メートルあるってこと。
あそこのブレークウォーターを曲がったところからGaiosの街の港に入って行きます。
このあたりは海底に岩がゴロゴロしていて海草も茂っているのでちゃんとアンカーが砂地に落ちているか、岩にチェーンが絡まる可能性があるかどうか主人がシュノーケリングで確認しにいきました。
アンカリングした場所は青丸の場所。Gaiosの街の前に小さな島があり、本土とその間がタウンバースみたいになっています。最初にアンカリングしようと思っていたのは、後ろの方にあるさらに小さい島とブレークォーターみたいになっているバリアのあたり。
あれが後方の小さい島であの横辺りにアンカリングしようと思ってました。
街の様子を見に行こうと思い、テンダーに乗って最初にアンカリングしようと思っていた一番外の島と、その手前の島の間を通過し、商業用の港から入って行きぐるっと回ってみました。商業用の港の方はヨットやパワーボートは係留されておらず、小型ボートが並んでいました。
レストランやお店が連なっているみたい。
さらに進んでいくと出口、というか入り口のブレークウォーターが見えてきました。そこを左に曲がった方にSATOMI号がいます。
アフロディートの洞窟探検の後、フェンダーの落とし物を見つけてラッキーだと思ってましたがここに来てテンダーアンカーを失くしてしまったのでプラスマイナス0かしら?でもテンダーアンカーの方が安いけどね。
夕方ディナーの前に街を散策しました。
街の広場はレストランで囲まれています。海老のトマトソースパスタ。
ラムチョップ。やわらかくて美味しかった!ギリシャ風ラムチョップだとカチカチに焼いてるんですけど、ここでは焼き加減も気にしてくれました。
夜が更けて風も全くなく、ウネリもなく平和な夜だったのですが、夜中に突然どこからともなく大きな波が押し寄せてきて、すごく揺れ出したんですよ。寄せては返し・・・で30分ぐらい続いたかな。でも潮の流れの変化とかというよりも沖合に大型船が通過して起こした波がやってきた、っていう感じでした。しばらくしたらまたうそのように穏やになりましたから。
6月4日(日):朝は前日街のベーカリ―で買ってきたクロワッサンで朝食。一日何もせずにだらだら過ごしましたよ。主人はお昼ごろ釣具屋さんに行きましたが、私は久しぶりにペーパークラフトをして船内で一日を過ごしました。ディナーのおでかけまでずっと船内にいました!上陸しなくても全然気にならない私です。
ということで、Gaiosでの2日目はゆっくりくつろいだので、今日5日はまた別の場所に移動です。Paxos島で一番賑やな港Lakkiに行きます。
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