2023年7月7日金曜日

アルバニアの大自然神秘的な泉The Blue Eye

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





1週間滞在したマリーナは昨日出発して、同じ湾内にあるVloreにアンカリングしています。ここで南風になるまで待機です。アルバニアドライブ観光旅行レポもいよいよ最終回。最終日はジロカストロから45分ぐらいのThe Blue Eyeという森林の中にある神秘的な泉を訪ねてみましたよ。

The Blue Eye物凄く透明な!深さは結構あるのです。


7月4日(火):ドライブ旅行の最終日です。ジロカストロの街は上の旗の場所で、The Blue Eyeは下の旗の位置なので、これまでの移動よりは短いのですが、帰り道は結構長い。だってサランデがすぐそこの位置にThe Blue Eyeはあるのです。マリーナがあるのはVlore湾の一番奥。

朝食は9時にお願いしておきました。正面に古城が見えるバルコニーで食べます。目玉焼き、チーズ、トマトとキュウリのサラダはお馴染み。アルバニアではこれが一般的なのかな。それに穴の開いてないドーナッツみたいなものが出てきました。これはアルバニアのパンケーキだそうです。

昨晩は4グループが宿泊していたみたいで、私達の前に2グループここで食事をしていました。全部で3つしかテーブルがないのですが、私達が来た時に前のグループが丁度食べ終わった頃だったのでいいタイミングで入れ替われました。その直後にこの若いカップルがやってきました。オランダ人のカップルで、オランダのテレビでお城を舞台にしたゲームショーがやっていて、毎年違う国でロケがあるそうなんですが、今年はアルバニアで番組が撮影されたので、その場所を観光しているそうです。話がとても弾んでしまい気がついたら11時近くになっていた!旅先でのこういう出会い、旅のハイライトになりますね。彼らは今日ジロカストロのお城を見に行くそうです。

The Blue Eyeがあるのはジロカストロから車で45分ぐらいの場所だし、最終日はここを見たら帰路につくので時間的には余裕があります。入口に大きな駐車場がありました。駐車料金は3時間で100レクぐらいだったのでそれほど高くないですが、実際はそこを通過して200メートルぐらい先の公園の入り口付近に無料で路駐できました。公園への入場料は一人たったの50レク。二人で1ユーロぐらいだから格安です。

まず、この大きな池を通過します。これダムになっていて端っこに穴が開いていてそこに水が落ちていってました。この上流にThe Blue Eyeと呼ばれるスポットがあるんですよね。

池の周りの舗装された道を登ったり下ったりすること約2キロ。歩くのが嫌な人向けに入り口にレンタル電動スクーターがありました。

いよいよThe Blue Eyeと呼ばれるスポットに近づくと沢がすぐ近くになっています。水が澄んでいてすごく綺麗。天然の湧き水。山から流れ出す水、スプリングウォーターですね。

そしてちょっと森の中の道を歩いてくと開けた場所に人だかりがあるので、すぐにわかりました。ちょっとした見晴台みたいなのが作られていてそこからThe Blue Eyeを「見下ろす」とこんな風に見えるんです。

要は沢なんですけどとても深い場所がそれぞれ深さによって違うブルーに見え、その形が目の形みたいだから、そう呼ばれています。深さは一番深い場所では50メートルあると言われていますが、ダイバーが正式に潜ったわけではないので定かではありません。ここは遊泳禁止なのですが、でっかい看板を無視して、みなさん見晴台から青い目をめがけてジャンプしていました!水底から新鮮な水が湧いてきているようで、あちこちぶくぶくしているのが見えました。

主人もやっちゃった!暑くてたまらないから水に入りたい気持ちはわかるのですが、水温はなんとたったの16度!瞬間は冷たくて気持ちがいいけど1分もつかっていられません。

ジャンプした場所からちょっと下った場所から川に入れたので、入ってみましたが・・・本当に肌を刺すような冷たさで一瞬ざっと水に浸かってすぐに出ました。体は一瞬しか入りませんが出入りのために足部分は長く水に浸かっているので、出る頃には冷たさで肌が痛くなってくるぐらいなんです。

歩いている途中本当に暑くなってましたが、一瞬で涼しくなった!でも外気が暑いからすぐに体が乾くのがありがたいです。水着を持ってこなかったらしいおばさんが服のまま入ったようで、びしょ濡れの服のまま歩いているのを見ました。本当にきれいな水なので、水着なしでも入りたくなる気持ちはよくわかる。

小さな橋のある場所にはレストランにトイレがあります。そこでも川に入っている人たちが沢山いました。流れが強いので、ドボンと入って20メートルほど流されて遊びます。私もやってみましたが、流れがよりきつい端っこから入ったのでひっくり返りそうになって焦った!浅い川でも溺れる人がいるのが分かった気がする。途中で主人に引っ張ってもらわないと自力では流れに逆らえないぐらいでした。ほっておくと私はそのまま下流までずっと流れされちゃってただろうな。

午後1時、ランチ時間だったのでここで食べることに。メニューはあまり期待してませんでしたが、お腹が空いてたし景色が本当にきれいだったので、納得。
そして、周りにすごくきれいなトンボが沢山飛んでいたんです。最初前進ブルーの蝶々だと思っていたら実はトンボでした。光が当たるとブルーに輝くようなのです。

真中辺りにブルーの点みたいなの見えますか?

これこれ。羽根を閉じていますが素晴らしい青色が見えますよね。緑の中にこの青色が本当に映えるんです。

私がオーダーしたのはポークチョップ。お肉は柔らかかったです。塩味だけの簡単な味付けだったのでレモンをもらってかけたら美味しくなりました。

主人のはお馴染みに見えるけどビーフです。

トンボは人間に慣れているみたいで、平気で近くにやってきます。光が当たっていないと青く見えないみたい。


The Blue Eyeは、前評判がいいので実際に見ると「な~んだ。」とがっかりする人も多いみたいです。というのも「アルバニアの秘境」とか言われているらしく。確かに行きつくまで2キロも歩かないといけないし森の中の泉っていう感じなので「秘境」かもしれませんが、観光地になっているので人が沢山いるわけです。そいう意味では「秘境」とは言えず・・・でも私達的には、とても美しい自然に囲まれた場所に行くことができてすごく満足でした。山から湧いてくる美しい水は、海の美しさとはまた違った良さがあり、空気も美味しかったし、気分爽快になりました。ずっと古城などの街や文明の観光スポットを見てきたので、大自然を楽しむ場所を見えれたのはいいメリハリがつきました。なので行って良かったな、と思います。

帰り道は海岸沿いのコースを選んだので、北上の途中でアンカリングしてきた場所を通過。ほんの1週間ちょっと前なのに懐かしく思いました。

北からの強風を二晩やり過ごしたQeparoのビーチ。

その次は主人が歯医者さんに行ったHimareのビーチ。一晩中揺れまくって大変だったなぁ。

道は街の中を通過するので、抜歯してもらった歯医者さんの前を通過しました。階段の上のブルーのバルコニーの場所がそうです。

その後は山の方にはいっていきました。普通の街でも街の中心部分だけ昔ながらの石畳の道路になってました。

どんどん山に登っていきます。

あそこに見える道まで行くのでまだまだ登ったり下りたり。幾つ山を越えるとOrikumに着くのかな?

帰路は車で3時間弱かかったのですが、途中前をトラックが走っていると山道が登り切れなくて超のろのろで渋滞となります。片側一車線なので追い抜くタイミングがなかなかなくて、そういう時間のロスで多分3時間以上かかったと思います。出発は2時ぐらいでしたが、着いた時には5時を回っていました。マリーナに戻る前にOrikumの街の洗濯屋さんにここ数日間の洗濯ものを出しておきました。翌日5日の午後に仕上がるようにお願いしました。

夜は昼間にお肉をガッツリ食べていたので、あまりお腹が空いてなかったのですが、マリーナにあるレストランを試してみたくて軽食。サーモンのタタール。このレストランにはシーフードしかありませんでしたが、魚の丸焼きが結構高くて断念。こサランデでもそうでしたが、鯛のグリル、ギリシャよりも高いんですよ。1キロ60ユーロとかで、だいたい10ユーロぐらい高い!だから諦めました。地元っぽいレストランで地元の小ぶりな鯛は10ユーロぐらいで食べられたのですが、あれは養殖だったのかな。
珍しく主人がリゾットをオーダー。美味しかったですよ。ご飯ものはアルバニア上手に炊けるみたい。ピラフがお馴染みだからかな。イタリアで食べたリゾットよりも丁度いい歯ごたえがあっていいなぁ。
デザートにフルーツ。アルコールは主人がビールを飲んだ程度だったので全部で20ユーロでした。お値段的には悪くなかったけどメイン料理を頼んでいないのでね。

夕焼け空をバックにSATOMI号。5日ぶりにSATOMI号に泊ります。やっぱり家はいいなぁ。毎日忙しくて疲れてはいたんですが、毎日違う場所で寝るのは、私はぐっすりとは眠れなかったんです。やはり自分の「家」が一番落ち着きます。

ということで、4泊5日のアルバニアドライブ観光旅行は大満足のうちに終了しました。国があまり大きくないので、ほぼすべての観光スポットを見ることができました。そしてアルバニアの歴史もだんだんわかってきてたし、世界遺産の街並みはすごく印象に残りました。日本からはほとんど縁もゆかりもないアルバニアかもしれませんが、1週間程度でぐるりと国を回ることができるし、治安もいいし、安いし(だいたい1レク=1円の感覚で大丈夫です。)人々が本当に素朴で親切で、観光客に対してぼったくりもないし、いい国です。機会があったら是非アルバニアに行ってみて欲しいなぁと思いました。それもできるだけ早いうちに。観光地や海辺のリゾートがなんとなくトルコのやり方を参考にしている印象なので(海賊船とか)もしかしたら、数年後には、今のトルコみたいに「観光客からはできるだけぼったくれ」という意識に変わってしまうかもしれませんから。トルコだって、コロナ前に行った人たちの印象は、私達のモノと全く違ってたし、今のアルバニアで私たちがもった印象と似てました。


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