2023年8月21日月曜日

こんな場所でアンカリングできるチャンスは滅多にないから予定変更!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






今日こそは当初の目的地Missolonghiの港に入るぞ!と思い出発したのですが、湾を出たところにある、走行中でも海底が見えるぐらいの透明度の海と広範囲の砂地の泊地を見て、このまま通り過ごす気になれませんでした!でまた途中下車。


8月19日のOrmos Oxia。さらに沢山のヨットが入ってきてお隣さんが増えました。

本当はここには1泊だけして、コーフを出た時最初に目指していたMissolonghiの港に19日には向かう予定だったのですが、Missolonghiではまたレンタカーを借りてちょっと街観光をしたかったので港内にあるマリーナに係留しよう、ということになりました。調べてみると意外に安そうな感じだったのですが、一応8月は繁忙期ということありちゃんと値段を確認してから入りたいと思いました。ですが、土日はオフィスが休み。マリーナへは港内に入ってからVHFで24時間いつでも連絡ができるらしいのですが、万一値段が気に入らなかったらそのまま港内でアンカリングすることになります。それはそれで問題はありませんが、どうせアンカリングして過ごすぐらいなら囲まれた場所じゃない方がいいし、日曜日はスーパーもお休みなのでマリーナに入っても一日やることがなく無駄になるので、月曜日から入ろう、ということに。で、19日もOrmos Oxiaで過ごしたのです。

レストランモーリンのある方も満員御礼。

この後マリーナに入ると思ったので、テンダーは下ろしていません。一日ずっと船内でまったり。私は趣味のペーパークラフトを堪能。

嬉しいことに、退屈した主人が夕食を作ってくれました。チキンカレーのソースが買ってあったのでインド風チキンカレー。美味しかった!!
そのまま19日の夜も平和に更けていきました。


8月20日(日)朝10時15分、アンカーをあげて2泊したOrmos Oxiaのアンカレッジを出発です。さあ今日こそはMissolonghiに行くぞ!Ormos Oxiaに入ってきた時とは反対側から出ていきます。

湾内には風が超微風だったのですがその分安定していなかったので、今回はエンジンを付けてアンカーを上げてからセールをあげることに。

入ってきた時はあっち側から来ました。

風は微風ですが、外に出たらちょっとはましかな、と思いのろのろセール走行で出発です。

Oxia島側にもフィッシュファームがありますね。

島の影にはいると風がさらになくなる気がするなぁ。

風も波もなく、静かにのろのろ走行していたので、オートパイロットの音がうるさく感じ自分でヘルムすることにしました。でも微調整していってもどんどん後方150度を超えるようになり、それでもどんどんOxia島の方に近づいてしまう形になり、なかなか湾の外に出られません。

11時ちょっと前、とうとうスピード的には1ノット行くかどうかまで落ち、つまり浮いているだけの状態になったので、ジェノアを巻き入れエンジン走行に変えました。

そうしてやっと湾の外にでました!

主人が「すごいきれいな海。走りながらでも海底が見えるぐらい。」といったので見てみると、本当だ!水深はだいたい7メートルぐらいだったのですが、くっきり海底まで見えるんです。波がなく穏やかっただったからなおさら。で、なんか泳ぎたくなるねぇ~といっていたのですが、風もなくエンジン走行していただけだったので、ここで一旦止めて泳いじゃうか、という話なりました。

水深4・5はキール下のなので実際は6・5メートルです。エンジンを止めてしばらくしたら、ほぼ浮いてる状態になったので、急いで着替えました。


ドボンと海に飛び込み。気持ち良かった~。これからMissolonghiの港内に入ったら当分泳げないだろからね。

11時30分、再び出発しました。

海底に落ちているゴミまでくっきり見える。

出発してからもなんかこの透明度の高い海と離れがたくなっていて、しかも一面砂地が広がっているんですよ。天気予報を再度チェックしたら、今朝チェックした時よりも風が弱まっていました。目的地はほんのすぐそこだけど、ちゃんとセール走行したかったら午後4時ぐらいまで待っていないのとまともな風が吹いてこない。またはかなり大きくタックするか。
今日Missolonghiに行っても日曜日だからスーパーも開いてないし、テンダーを下ろすとまたすぐ上げないといけないからきっと一日中船内にいることになります。マリーナへは月曜日オフィスが開いてから連絡することにしているし・・・だったら、今日もMissolonghiまで行く必要ないんじゃない?っていう気になってきて・・・・。

あそこがさっきまでいたOrmos Oxiaなんですが、画面右側、湾のすぐ外も泊地なんですよね。風やウネリ、波からのプロテクションもこの日はバッチリ。それに大した風は吹かないし。一面砂地だからどこにアンカーしてもよく効くはず。天候的にもばっちりのタイミングじゃないですか!

最初は、秋にプレヴェザに戻る途中に寄ればいいか・・・って言ってたのですが、でももしタイミングが合わなかったり、泳ぐ気になれない天候だったら・・・と思ったらこの機会を逃す手はない、という気持ちになりました。で、ぐると方向転換して引き返すことに。

そしたら風の方向的には前方になるので、微風でもちゃんとセール走行できたのです。見てこの透明度!走りながらでもちゃんと海底が見える。

このまま一直線にアンカリングポイントまでセーリングしていきます。

遠浅なので、この位置ですでに水深は5メートルぐらいしかなく、ますます海底がくっきり。

微風すぎて風力発電のプロペラは回りません。

12時ちょっと前、まだまだセール走行しておりますが、そろそろジェノアだけ巻き入れようかな。このままエンジンを付けずにメインセールは上げたままでアンカリングポイントに行き、そのままアンカーを下ろします。

12時40分、アンカリング終了。こんな場所におります。キール下は1.6メートル。つまり水深3・6メートル。

でもビーチまでは200メートルぐらい離れています。

Missolonghiはここ。この辺りラグーンと浅地が広がっている地帯。

本当に海がきれいなので、すぐにまたドボンと入いりました。


宙に浮いてるみたい。

いつもはアンカーを下ろしたらバックギアに入れてちゃんと効いているかどうか確認するのですが、今回はセールをあげたまま下ろしたので確認はしていません。でもこんな砂地だし水深3メートルぐらいでチェーンを20メートル出しているし、風は最高でも10ノットぐらいにしかならないので全然OK。むしろ風が吹いてアンカーが引っ張られれば引っ張られるほど深く砂地に埋まっていくはずです。

アンカリングしているのは青丸の場所です。風と波が北西から東までの範囲だったら全く問題ない場所。南側はオープンで時々遠方を大型フェリーが通過しますが、その波の影響はほとんどありません。たまにその波を受けたけど、それでも風向きによっては横揺れにはならないので全く問題ありません。Ormos Oxiaにいるのとあまり変わらない気がする。だとしたら、今後もわざわざOrmos Oxiaに入って行く必要ないんじゃない?と思いました。


ビーチに上陸したかったので、パドルボードを膨らませました。波も風もないからパドルボードで十分。

ビーチはギリシャには珍しくちゃんとした砂地ビーチでした。

細いビーチで、反対側にはラグーンが広がっています。

日陰がなかったのでパドルボードが日差しで膨張しすぎるのが心配でラグーンの方に係留して冷やしておくことに。

細い道の先に何やら小屋があります。


凄くにぎわっていました。ここ奥さんがカナダ人とギリシャ人のハーフのファミリーとテーブルをシェアしました。英語は勿論上手で、8才半の娘さんも英語がとても上手。日本にあこがれているとうことで、私が日本人とわかると身を輝かせていろいろ話しかけてきました。ハローキティーの事も勿論知っていました!まだ飛行機に乗ったことがないということで、最初に行きたい国は日本だそうです。ご主人にビールをご馳走になってちゃちました。スブラキなど軽食もできるようです。

ここからもSATOMI号が見える。他にも何隻かヨットが通り過ぎましたが、ここにアンカリングするのは私達ぐらいみたい。

その後、細長いビーチを丘の方に歩いていきました。

ここからもSATOMI号が見えるね。

ラグーンはかなり広くて、この先にあるのがMissolonghiです。

丘の上に登って反対側、つまりOrmos Oxiaに面している方を見に行きました。

結構登って来たね。

お迎えがOxia島。ここも海がきれい!この下側も泊地なのです。


あそこ、あのビーチの前も泊地。浅いと思うので結構離れていないといけないと思うけど、あそこにも係留してみたいなぁ。

おやビーチの岩陰にサンベッドが隠されている。ここまで観光船とかが来るのかも。今朝ここを通過した時、小型ボートが数隻いました。

本当に穏やかな日。こういう日だったらOrmos Oxiaの奥の方にいる必要全くないね。次にこの辺りに来た時はタイミングが合えばここに係留してみたいなぁ。



海からラグーンまでは以前は繋がっていたようですが、最近になって誰かが土砂を入れて埋めたみたい。以前はテンダーでここからラグーンに入っていたそうです。

ビーチ探検を終えて船に戻り、また人泳ぎしてから遅めのランチと早めのディナーにしました。本日のメニューはスパゲッティミートソース。主人の大好物。

日よけも設置してあります。波も結局ほとんどなく、予報で4時過ぎに風がちょっと強くなる、というのも当たりましたが、海面にはこの程度に波紋ができるぐらい。

あの小屋みたいな場所でビールを飲んでいた。


夕方になっても時々海に入りたくなるぐらい綺麗なのです。

日が暮れてくるとビーチにいた人たちもほとんどいなくなり、すごく静か。デッキで音楽をかけて日暮れまで外でくつろぎました。そして何回も何回も「今日、ここに泊ることにして本当に良かったね。」と主人と話しました。

決まった予定がなく、風のむくまま気の向くままその日の目的地を決められることの自由さは何物にも変えらません。20日の夜は、海流の音なのか船体にあたる水の音はしていましたが、時よりゆりかごのように揺れるだけで、一晩中とても快適に過ごすことができました。

さあ、今日(21日)こそはMissolonghiに行くぞ!!!紅茶にいれるミルクがなくなったし。

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