2023年8月23日水曜日

細長い航路を進んでやっとMissolonghiに着きました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







21日(月)やっと、コーフ島を出た当初の目的地だったMissolonghiの港に入りました。幾度も途中下車をしちゃっていましたが、急ぎの用事があるわけではなかったので道中とても楽しみましたけどね。Missolonghiはギリシャのベニスと呼ばれている場所で、ラグーン沿いに家が建っていて、細い航路の中忠実にマーカーに沿って港まで入って行くのです。


8月21日(月):10時半ごろ出発。風が弱すぎて安定しておらずアンカーを上げる前にメインセールをあげようと思ったけど叶わず。途中まで上げた状態で、いつも通りエンジンを付けてアンカーを上げました。浅い場所が広いので、もたもたしていると危険だし。


風向きから、行きたい方向とは違う方に一旦進んでタックする予定。まあまあのスピードじゃないですか!いい感じ~。


10分ぐらいしてからタック。

方向的には目的地に向かう進路ですが、スピードがねぇ~。10時44分の時点です。でもこのまま我慢してしばらく様子見です。

ちょっとづつ進路を変えて風を探しましたが、スピードは相変わらずこんな感じ。12時半ぐらいまで粘ったのですが、2ノットちょっとが最高ぐらいで、とうとう諦めました。


12時40分ごろ、残念ですがこの日はセール走行は無理なよう。ジェノアを待きれてエンジンを付けました。

そっからは目的地を目指して進むのみ!このスピードなら1時間ちょっとで航路の入り口まで行くことができます。

午後1時35分、Missolonghiへの航路の入り口が見えてきた頃になってやっと風が強くなってきました。今まであんなに波もなかったのに、この後に及んで!


この位置です。



結構白波もぴょんぴょんしています。

Missolonghiの港に入るまでは両側がとても浅いので、マーカーに沿って航路内を進んでいかないと浅瀬に乗り上げてしまいます。でも航路内はずっと十分な深さがあるようです。航路に入る前にすでにメインセールも下ろしておきました。午後1時50分、中に入りました!この後しばらく細長い航路を進んでいきます。

スターボード側にはびっしりと家が建っていますが、どの家も家の前に桟橋があって小型ボートが接岸できるようになっています。これが、Missolonghiがギリシャのベニスをと言われる由来です。

結構ちゃんとした家もあれば・・・

ホリデーハウス的な簡単な作りのモノもあります。


皆さん家の前からドボンと海に入り涼んでいいます。でも、海は決して綺麗とはいえません。この辺りでも既に濁り気味。ま、川で泳いでいるという気分ならこんなもんかな。



ポート側がは緑が生い茂っていて、家はまばらでした。

さらに奥に入って行くと浅瀬を挟んだ向こう側のラグーンも見えてきました。


1時53分。あのスターボードマーカーなんてマーカーの辺りもかなり浅いのが一目瞭然!主人はチャートプロッターで航路ははっきりわかっていますが、私は心配でバウから眺めていました。

午後2時にはこの位置にいました。

実際にはこんな風に見えています。

かなり広い航路に見えてもポート側に張り付いて進んでいるように地図上では見えますが・・・

実際のポート側はまだこれぐらい余裕があります。レフカス島の運河よりも広いと思います。レフカスの場合はすれ違う船がある場合は、かなり端っこギリギリを航行しないといけないので、浅い部分がもうすぐ1メートルぐらい近くまで接近する場所があるのです。


マリーナはあの奥左手にあるようです。

マリーナの前の港はアンカリングもできて3隻ぐらい係留していました。午後2時30分、マリーナに到着していますが、モーリンラインを新しく変えるためダイバーがバース内に潜っているので、作業が終わるまで数分外で待機していました。

そしてその1分後、無事バース内に入りました!新しいモーリンラインできれい。今替えられたばかりです。

マリーナの受付が午後3時で閉まってしまうので、急いで手続きに向かいました。水電気、ランドリーなどは全てプリペイドのカードで支払う形なので、受付でそれをもらってこないと使用できないので急ぎました。係留代は52フィートで一日40ユーロは、これまで行ったことがあるギリシャのマリーナの中では一番安いものでした。電気、水代は別途となりますけど。電気は1KWで0.7ユーロ、水は100Lにつき0.5ユーロなので、私達にとってはそれほど高くないと思いました。

その後、マリーナ内のシップシャンドラーを見に行くことに。ここも午後2時半で閉店して午後5時にまた開くのですが、たまたままだ店内に人がいたので開けてくれました。

まあまあの品ぞろえかな。主人が探していたのはテンダーの舵のスティック部分につける延長スティック。あるのかな~ここに、と思ったら、あった!20ユーロだったので即買いしました。

ポンツーンではバウモーリンラインを新しいものに変えるたびに、開いているバースからダイバーが潜って作業をしています。


SATOMI号はバウが出っ張っているブルーのあの船。

ここはMissolonghiの港です。この先、レストランが数軒ある部分のワーフはパブリックなので係留は無料でできるみたいです。余裕があるので皆さん横づけです。3隻ぐらい止まっていました。私達も最終日、ランドリーがはやく終わればその日の午後はここに移動するかも。

夕方5時ちょっと前、街にいったのですがお目当てのレストランはグーグル上では開店しており、暑かったので歩いていくのが嫌で(街まで徒歩20分かかります。)でタクシーを呼んだんですよ。片道6ユーロだったかな。でも残念なことにレストランは閉まっていました。というか、失業している感じ。その辺りの通り一体のお店は全て廃業しているみたいで、ゴーストタウンみたいになっていて驚き。
しかたなく、とぼとぼ徒歩で港まで戻りました。


港沿いのレストランは開いていて、マリーナの受付の方お勧めのお店に行きました。

午後5時半を過ぎてたのでランチというより夕食ですね。でも暑くてあまり食欲がなかったので、私はサラダとカルパッチョにしておきました。


主人は魚が食べたいといい、シーバスのグリル。付け合せのほうれん草のガーリック炒めがすごく美味しかったです。勿論魚もレモンソースで美味しかったですが、ほうれん草は嫌いな私でさえもパクパク食べるぐらい美味しかった。

マリーナの事務所は半分建設途中です。

ざっとMissolonghiの街を見た感想では、かつては栄えていたけど今はさびれた、という印象です。レストランもグーグル上では一見沢山あるみたいですが、3分の1ぐらいは廃業していて実際には営業していません。マリーナも半分建設途中だったり、一階にはミニマーケットもかつてはあったんだな、と窓の表示でわかりますが現在は閉店しているし・・・衰え感は否めません。でも係留代も安いし、モーリンラインを新しくするなどちゃんと施設の管理はしているようなので、私達的には満足です。

ただ、街まで徒歩で20分はかかること、スーパーマーケットも数軒大手チェーン店があっても全て徒歩だと30分またはそれ以上かかることから、タクシーを使わないといけない不便さは否めません。そんなことから、ヨッティ―の間ではあまり人気がないのかな。

私たちがここに来た理由はMissolonghiがギリシャのベニスみたいだと聞いていたからそれを見て見たかったのと、もう一つ近くにある小さな島の街Aitolikoの街を見てみたかったから。Aitolikoはラグーンの中にある町なのでSATOMI号で近寄れないのです。

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