皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
朝一で銀行の用事を済ませることができたので、29日はIteaを出てGlaxidiに向かいました。ですが夕方から予報以上の強風が一晩中続き、翌日も同じなのでまたIteaに逆戻り!
Glaxidiは教会が中心となったこの眺めがきれいで有名です。
8月29日(火):ギリシャでは銀行や郵便局は朝7時半や8時ぐらいから開いていたりするのです。その代わり午後2時ぐらいで閉店。曜日によってはシエスタ後、夕方5時ぐらいからまた開店して夜の9時近くまで開いていたりする場所もあるんですが、同じ銀行でも支店によって営業時間が全然違うのです!郵便局も同様。統一されていないというのが本当に不思議。だから毎回行く先々で必ず営業時間を確認してから出かけます。
Iteaの銀行は8時から開店なので、朝一番に向かいました。まだ空いていたのであまり待つことがなくあっという間に用事が終了。その後ちょこっと街中散歩をしましたが、スーパーをのぞいて一般のお店は10時ぐらいから開店なのでまだあいてませんでした。スーパーで牛乳を買ってから港沿いのベーカリーで朝食をしてから船内に戻りました。
アンカリング中、パソコンを充電する時は車のシガレットケースに差し込んで携帯を充電するタイプのものを使っているのですが、45Wのパワフルなものじゃないとパソコンが使用しながら充電できないんですよね。キオス島でそれを見つけてから2年ぐらいつかっているのですが、最近調子が悪く、とうとう壊れてしまいました!で、なんとか修理できないかと午前中主人ががんばっていたのですが、ダメ。で他の場所に同じものが売っていないか電話で問い合わせたのですが、わかっていましたがどこも取り扱いない。最高でも35Wぐらいなんですよ。携帯ならそれで超時短で充電できますから。パソコンの場合使用していなければそれでも充電できるんですけど、時間がかなりかかります。他の場所で見つけたらそこに移動しようと思ったのですが、結局この辺りにはどこにもなかったので、あきらめてGlaxidiに移動することにしました
お昼12時ごろ、Iteaの泊地から出発です。Iteaの泊地は2か所あるんですが、街に近い方がいいと思ったのでビーチ側を選んだのですが、南側はオープンになっているので夜時々ウネリがあり横揺れました。ま、すごく気になるほどではなかったですけど。多分マリーナからさらに奥に入った側の泊地の方が良かったのかも。
距離が短いのでゆったりセーリングで移動。タックを何回かすると思うんで取り合ずジェノアはちょっぴり出しておきました。
12時15分。島と浅瀬をさけて進みます。
ちょっとだけジェノアを引き出してみました。
スピードが遅いし、少しづつ方向を変えていこうと思ったのでマニュアル操船。
12時20分、タックしました。
1時20分ごろ。進んでいくうちに徐々に風の方向が変わっていったので、もうタックしないで目的地に向かえました。のろのろスピードなのでずっとマニュアルで私が操船し、なるべく45度の角度になるように微調整してなんとか舵が切れるスピードを保ちました。
Galxidiにはタウンバースがあるんですが、そこに入る気は全くなしでした。いつも混んでいて外でアンカリングしながら出てくる船を待って入る・・・なんてショッピングセンターの駐車場みたいな事も発生するらしいのですが、水も電気も足りているのでわざわざお金を払う必要はないな、と思ったのです。そういえば、レフカスのタウンバースで、お隣の船のせいでうちのアンカーが流れ、せっかく修理したばかりだったスターンがワーフにあたってまた傷が着いて以来、タウンバースに入っていないなぁと気づきました。正直、隣に誰がくるかわからないタウンバースにはもう入りたくない、というのが私の本音。主人は気にしてないみたいだけど。どうせお金を使うなら、タウンバースよりも係留代が高くても必要最低限の時だけにマリーナに入って、みなさんそれぞれがバウモーリンにつないでいるからクロスアンカーする確率が全くない状態にしておきたい。それと今年はアルバニアやモンテネグロに行っていたので、ギリシャみたいなタウンバースがなかったしね。
本当は画面左のくぼみの部分に係留しようと思ったのですが、浅すぎてダメでした。夕方からちょっと風が強くなるとこの場所だと吹き曝しになるんですけど、予報ではせいぜい15ノットぐらいだったから大丈夫でしょ。アンカーの効きもいいみたいだし。
タウンバース側の奥の方は浅すぎて小型ボートしか入れません。
私はシーフードリゾット。海の幸のお出しが効いていてとてもおいしかったです。
夕方5時頃からどんどん風が強まりました。予報の強さを軽く超えて常に20ノットぐらい吹き出して突風時は25ノットを軽く超えていました。それと共に波も出てきて、縦揺れだったので不快感は全くなかったのですが、こんなに強くなるとは思っていなかったので不意打ちされた感じでした。結局そのまま上陸しませんでした。夜が更けていっても全く風が収まる気配なしでした。午後には私達とキャタマランがもう1隻いただけでしたが、いつのまにかあと3隻、アンカリングいていました。皆さん十分距離を取っていたのできっとチェーンも長くだいているんでしょうね。私達も夜になってから10メートル出して、アンカーを下ろした場所は水深6メートルぐらいでしたが、合計40メートルちょっとにしておきました。アンカーが流れる心配はありませんでしたが、とにかく一晩中、風の物凄い音と波が当たる音がうるさくて・・・私はあまり眠れませんでした。しかも風が熱風なんですよ!涼しければまだましなのに。主人は時々起きて外の様子をみていましたが、すぐにいびきをかいて熟睡していました。
8月30日(水):明け方になってようやく少し風が収まったのがわかりましたが、また8時頃にはビュービューし始めました。で、この日は前日よりもさらに強風になる予報だったので、Glaxidiから移動することに。風向きからしてIteaのアンカレッジの方が守られているので戻ることに。でも街の方じゃなくて奥の方のアンカレッジを試すことにしました。
主人が、「俺たちはまだましなほうだったよ。キャタマランとあのブルーの船の人たちは、一晩中誰かが外にいて待機していたから。特にブルーのモノハルは風に揺さぶられてジグザグ動いてた!」だって。すでにまた20ノット近い風が出てきていました。まだ9時前でしたがさっさと退散だ!
風の通り道がはっきり見える。あんなところに居たのにねぇ。
でも、その場所も位置的に発生した波がカーブして戻ってくる感じがあり、アンカリングしている船が時折横揺れになっていました。この日はさらに強風になる予報だったので、前日の予報が実際はプラス10ノットだったのを考えると、この位置でも波の影響があるかも、と思い、やはりIteaの奥の方のアンカレッジに向かうことにました。
小さな島の上に教会がたっています。ギリシャってこういう感じの場所があちこちにあります。教会に行くには船に乗らないといけないから不便なのに。漁師さんを見守るという意味なのかな。
でも今日は、マリーナを回りぐるりとさらに奥まった方に向かいます。
青丸の場所にアンカリングしました。前日にいたのはIteaと書いていある場所のお迎えあたり。風向き的に、こちらの方が波やうねりの影響が少なそうです。
Galxidiではあんなに風が強かったのに、ここは全くなし。
でも午後1時を過ぎたころから風が出てきました!これは予報通りなのでわかってましたけど。
強さもやはり予報プラス10ノットだ!
ブンブン風の音はうるさいのですが、それでもGalxidiにいた時よりもましでした。アンカーもしっかり効いております。
今夜はカレー。ずっと船内にいるとわかっていたので、お昼過ぎから作り始めました。夕ご飯ように作ってましたが、ランチをしていなかったので結局夕方5時には食べちゃった!
強風は夕方6時ぐらいから収まってくるはずだったのですが、全くその気配なし。
走行中でもないのにこんなに波が立っています。
でもね、船内にいると全然揺れを感じないんですよ。時々突風で斜めになる感じはわかりましたが、Galxidiにいた時みたいに、チェーンを中心に左右に船体が風で動く、というのはほとんどありませんでした。結局夜9時過ぎまで風は続いていましたがその頃には徐々に弱くなっており、波も収まっていたので平和にぐっすり眠る事ができました。ここに移動してきて良かったなぁ。
さて、本日31日もまた午後から強風になるのですが、このままここにいるか、このすぐお迎え側にもアンカリングできるようなので、風の強さによってはそっち側に移動するかも。いずれにしてもKolpos Itea湾内で待機いたします。たまにはこういう何もしない日があるのもいいなぁ。
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