皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
22日にやってきたFteriビーチは、その美しさでヨーロッパのビーチでベスト40に入っているそうです。さらにギリシャの中ではNO.1!確かに海の透明度に砂と砂利が混じった真っ白なビーチと垂直な崖がバックになっているのは非常に美しい眺め。でもねぇ~いかんせん外海からのウネリがすごいんですよねぇ~。知ってて来たんだけどこれほどまでとは!なので翌日スターンをラインで岸に固定して問題解決!
その後、チャーターボートらしき旗を立てたヨットが1隻夕暮れに入ってきたので、今晩はかれらと私達だけみたい。
SATOMI号がいる方のビーチだとこの突端を徒歩でこれられないので、こちら側までテンダーできました。砂利ビーチでとても急になっていたのでギリギリまでモーターで近づけたので上陸は便利でした。
そこから、さらに先の方にある、観光船などが来るというビーチに向かます。そこがFteriビーチなのです。
浮きポンツーンがありました。ということは観光船がここに来て、ここでお客さんを下ろすっていことかな。シーズン中だったらさぞかしにぎやかな場所なんでしょうね。でも夕方には皆さんお帰りになるようなので、夜は静かな場所です。
本当にきれいな場所なので月曜日の朝まで3泊滞在しようと思っていました。ですが、夜が更けるにつれて、ウネリがひどくなってきたみたいで、昼間は時々ウネリに対して横向きになったのでその時だけ揺れていたのですが、時間がたつにつれて常に横向きになったままになりました。風は南風なので、バックにあるでかい崖が完璧に風を制御しているのですが、オープンになっている北西からウネリがガンガン入ってくるんですよね。外海の風の方向とは関係ないようです。そのため、私はほとんど眠れませんでした。
ビーチまでは100メートルぐらいあると思うんですが、60メートルの浮かぶラインが2セットあるのでそれをつなげ、さらに通常のラインも付け足して超長いラインを作成。端っこをSATOMI号に結わえたまま、主人がテンダーでラインを岸に運んでいきました。陸に結び付ける方にはチェーンに繋いであり、実際に岩に引っ掛けるのはラインではなくチェーンです。
それから、ウネリに対して巣直になるようにラインを引っ張り入れて船体の向きを変えていきました。風がないので、ウィンチなどは使わずに楽々引っ張りいれることができました。
するとかなりウネリの影響がなくなってやったーと思ったら、なんと今度はあるはずのない風が北西から吹いてきて、いきなりバウの位置が変わりだしたんです。というのはアンカーチェーンが昨晩何回もグルグル回っていたので、チェーンはスターンラインに対して真っすぐにはなっていなかったのです。それで風のおかげでまたちょっと船体が斜めになってしまい、せっかくスターンを岸に結びつけたのにあまり意味がなくなってしまいました。
で、今度はエンジンを付けて後進してアンカーチェーンを引っ張り、タウンバースにスターン・トゥーする時みたいにチェーンにテンションを加えたのです。
これでやっと落ち着いた!と思ったのもまたつかの間。とにかくウネリあっちからもこっちからも来るんですよ。湾内をぐるぐる回っている感じ。だからどちらの方向に向けると一番いいのかの調整が難しいのです。しばらく観察していて、もう一つ左側の方の岩にラインを移動させた方がいいかも、となりました。また主人がテンダーで岸に戻り、それに合わせて私がスターンに括りつけているラインを緩めだし、主人はビーチでラインを引っ張って移動。さあこれで一見落着?と思ったんですが、期待したほど変化がないんですよね。むしろ移動させすぎてまたウネリに対して斜めになってしまった気がします。
で、3度めの正直?!ポート側のスターンに付けていたラインをスターボード側に付け替えました。そしたら、やっと納得できる状態になり、大きなウネリの影響は受けなくなりました。
結んでいても完全には横揺れからは解放されません。だって前横三方からウネリがやってくるのです。でも前夜は前方からのウネリが一番ひどかったのでその対策を一番に考えると、この位置がベストかな、となました。この辺りは隣の湾もウネリがひどくて有名で、オーバーナイトで過ごす船はほとんどいないんですよね。後ろをつないだら、少し揺れが緩和されたので、これぐらいなら耐えられるな、という感じになりましたが、慣れていない人だったらきっと耐えられないと思います。
でもね、みてこの透明度。魚もすごく近くによってきて、私が泳いでいるすぐ近くに主人がパンくずを投げたら、魚に囲まれたんです。全く私の存在を気にしていない魚たち。餌と間違えてつっついてきたものもいました!
午後2時すぐには、みなさんお帰りになりました。残ったのは前日から一緒だったチャーターボートと私達だけ。彼らも岸にラインを結び付けたみたいで丸一日方向が全く変わりませんでした。ここはフリーでスイングすると風なくてもグルグル回転し続けるんですよ。海流があるみたいです。水が船体にぶつかる音が結構します。でもスターンを結び付けているとかなり横揺れは改善されました。
結局、23日は岸には上陸せず、船の周りを何回も泳いで遊んでました。
というのは、魚たちがSATOMI号の周りにずっといるんですよ。パンくずの餌付けが成功したのか、とってもフレンドリーで私たちが近くで浮いていても全然お構いなし。時々接触までします。
ディナーは冷凍ラザーニャにモッツァレラやサラミ、トマト、オリーブなどを付け足しアップグレード。ガーリックをバターに混ぜて、お手製ガーリックトーストも作りました。とっても美味しかった!
天気予報をチェックしたら日曜日24日の午後から、湾内にちょっと強めの風が入ってくることになっていました。風向き的にはレフカーダ島の南側の泊地に向かうにはベストな方向なので、日曜日のお昼ちょっと前にここを出る予定です。次なる場所は、レフカーダ島のSivota。レストランが管理するポンツーンがある場所。お食事をすると係留代だけじゃなく、水、電気も無料で使いたい放題だそうです!レストランも評判がいいらしいし、レフカス島でも行ったことがない街なので、すごく楽しみです!
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