2023年9月24日日曜日

ヨーロッパでベスト40のビーチなんだけどウネリがねぇ・・・

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






22日にやってきたFteriビーチは、その美しさでヨーロッパのビーチでベスト40に入っているそうです。さらにギリシャの中ではNO.1!確かに海の透明度に砂と砂利が混じった真っ白なビーチと垂直な崖がバックになっているのは非常に美しい眺め。でもねぇ~いかんせん外海からのウネリがすごいんですよねぇ~。知ってて来たんだけどこれほどまでとは!なので翌日スターンをラインで岸に固定して問題解決!

本当に海水の透明度は、大お気に入りになった南側にあるTrapezakiにも負けないぐらい。いえ、もしかしたらこちらの方がすごいかも。だって水深が倍ぐらあっても海底まで見えたからね。そして細長いビーチのバックがこの石灰岩ぽい絶壁。

アノード修理を終え、夕食をしましあと上陸して夕暮れ散歩を楽しみました。

入ってきた時、SATOMI号からさらに奥の方に1隻キャタマランがいたんですが、夕方になったら出ていきました。他にも小型ボートがいたんですが皆さんお帰りになりました。

その後、チャーターボートらしき旗を立てたヨットが1隻夕暮れに入ってきたので、今晩はかれらと私達だけみたい。

SATOMI号がいる方のビーチだとこの突端を徒歩でこれられないので、こちら側までテンダーできました。砂利ビーチでとても急になっていたのでギリギリまでモーターで近づけたので上陸は便利でした。

そこから、さらに先の方にある、観光船などが来るというビーチに向かます。そこがFteriビーチなのです。

このボルダーの小山を登って反対側に向かいます。ちょっとした岩登り!こういうの結構好きな私達です。

あれ?なんかポンツーンみたいなのが見える。

夕暮れになってきた湾を背景にSATOMI号が奥に見えます。

浮きポンツーンがありました。ということは観光船がここに来て、ここでお客さんを下ろすっていことかな。シーズン中だったらさぞかしにぎやかな場所なんでしょうね。でも夕方には皆さんお帰りになるようなので、夜は静かな場所です。


おや?駐車場はあちら、という看板が。陸からはここにはアクセスできないって聞いてたんですが、有名になったので道路を作ったのかな?なんてたってガーディアンという新聞で、ヨーロッパでベスト40のビーチに入っていたらしく、さらにギリシャの中では一番だそうです。

石にスマイリーフェイスが描かれてました。

本当にきれいな場所なので月曜日の朝まで3泊滞在しようと思っていました。ですが、夜が更けるにつれて、ウネリがひどくなってきたみたいで、昼間は時々ウネリに対して横向きになったのでその時だけ揺れていたのですが、時間がたつにつれて常に横向きになったままになりました。風は南風なので、バックにあるでかい崖が完璧に風を制御しているのですが、オープンになっている北西からウネリがガンガン入ってくるんですよね。外海の風の方向とは関係ないようです。そのため、私はほとんど眠れませんでした。

翌23日、朝になってもウネリが収まらなかったので、出発しようかな、と思ったのですが本当にきれいな海なので離れがたく、かといってあの横揺れに2日間はさすがに耐えられないと思い、朝食後、スターンを岸に固定してウネリに直面させるようにしました。

ビーチまでは100メートルぐらいあると思うんですが、60メートルの浮かぶラインが2セットあるのでそれをつなげ、さらに通常のラインも付け足して超長いラインを作成。端っこをSATOMI号に結わえたまま、主人がテンダーでラインを岸に運んでいきました。陸に結び付ける方にはチェーンに繋いであり、実際に岩に引っ掛けるのはラインではなくチェーンです。

それから、ウネリに対して巣直になるようにラインを引っ張り入れて船体の向きを変えていきました。風がないので、ウィンチなどは使わずに楽々引っ張りいれることができました。
するとかなりウネリの影響がなくなってやったーと思ったら、なんと今度はあるはずのない風が北西から吹いてきて、いきなりバウの位置が変わりだしたんです。というのはアンカーチェーンが昨晩何回もグルグル回っていたので、チェーンはスターンラインに対して真っすぐにはなっていなかったのです。それで風のおかげでまたちょっと船体が斜めになってしまい、せっかくスターンを岸に結びつけたのにあまり意味がなくなってしまいました。

で、今度はエンジンを付けて後進してアンカーチェーンを引っ張り、タウンバースにスターン・トゥーする時みたいにチェーンにテンションを加えたのです。

これでやっと落ち着いた!と思ったのもまたつかの間。とにかくウネリあっちからもこっちからも来るんですよ。湾内をぐるぐる回っている感じ。だからどちらの方向に向けると一番いいのかの調整が難しいのです。しばらく観察していて、もう一つ左側の方の岩にラインを移動させた方がいいかも、となりました。また主人がテンダーで岸に戻り、それに合わせて私がスターンに括りつけているラインを緩めだし、主人はビーチでラインを引っ張って移動。さあこれで一見落着?と思ったんですが、期待したほど変化がないんですよね。むしろ移動させすぎてまたウネリに対して斜めになってしまった気がします。

で、3度めの正直?!ポート側のスターンに付けていたラインをスターボード側に付け替えました。そしたら、やっと納得できる状態になり、大きなウネリの影響は受けなくなりました。

結んでいても完全には横揺れからは解放されません。だって前横三方からウネリがやってくるのです。でも前夜は前方からのウネリが一番ひどかったのでその対策を一番に考えると、この位置がベストかな、となました。この辺りは隣の湾もウネリがひどくて有名で、オーバーナイトで過ごす船はほとんどいないんですよね。後ろをつないだら、少し揺れが緩和されたので、これぐらいなら耐えられるな、という感じになりましたが、慣れていない人だったらきっと耐えられないと思います。

でもね、みてこの透明度。魚もすごく近くによってきて、私が泳いでいるすぐ近くに主人がパンくずを投げたら、魚に囲まれたんです。全く私の存在を気にしていない魚たち。餌と間違えてつっついてきたものもいました!

今年のクルージング生活もあと2週間を切りました!こんなきれいな海で泳げるのも、もうあと数えるほどしかないと思うし、滅多に来れない場所なので最低2泊はしたいと思っていました。だから多少のウネリを我慢してでもいる価値はある!

お昼ごろは一番混雑していて、次から次へとヨットや小型ボートがやってきましたが、みんな1時間ぐらいで出かけていきました。今晩オーバーナイトでいるのはいったい何隻かな?

午後2時すぐには、みなさんお帰りになりました。残ったのは前日から一緒だったチャーターボートと私達だけ。彼らも岸にラインを結び付けたみたいで丸一日方向が全く変わりませんでした。ここはフリーでスイングすると風なくてもグルグル回転し続けるんですよ。海流があるみたいです。水が船体にぶつかる音が結構します。でもスターンを結び付けているとかなり横揺れは改善されました。
結局、23日は岸には上陸せず、船の周りを何回も泳いで遊んでました。

というのは、魚たちがSATOMI号の周りにずっといるんですよ。パンくずの餌付けが成功したのか、とってもフレンドリーで私たちが近くで浮いていても全然お構いなし。時々接触までします。

パンをもって直に食べてくれたりしました!もうこれが楽しくて。シュノーケリングをして岸までいってみようとしたんですが、この日は前日よりも濁っていたのであまり視界がよくなく、魚もあまり見えなかったのです。むしろSATOMI号の周りの方が沢山魚が見えるので、結局スターンでプカプカ浮かびながら魚と遊びました。

ディナーは冷凍ラザーニャにモッツァレラやサラミ、トマト、オリーブなどを付け足しアップグレード。ガーリックをバターに混ぜて、お手製ガーリックトーストも作りました。とっても美味しかった!

ラインを岸に結んだのは大成功でした。前夜よりももしかしたらウネリガ少なかったのかもしれませんが、時々「あ、今きっと結んでなかったら横向きになってだろうな。」という揺れを感じましたが、横揺れになることはなく上下にちょこっと揺れた程度。前夜とは正反対のとても平和な一晩で、ぐっすり眠れました!もうここには来ないけど、ここは風が湾内に入ってこない日でも、岸にスターンを結ぶのは必須な場所だな、と思いました。

天気予報をチェックしたら日曜日24日の午後から、湾内にちょっと強めの風が入ってくることになっていました。風向き的にはレフカーダ島の南側の泊地に向かうにはベストな方向なので、日曜日のお昼ちょっと前にここを出る予定です。次なる場所は、レフカーダ島のSivota。レストランが管理するポンツーンがある場所。お食事をすると係留代だけじゃなく、水、電気も無料で使いたい放題だそうです!レストランも評判がいいらしいし、レフカス島でも行ったことがない街なので、すごく楽しみです!

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