皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
22日は風が南なったので島の反対側(北側)に移動するチャンス。追い風受けて気持ちよくセーリング。透明度の高い泊地到着してほっと一息ついたら、ぼちゃんと海に落とし物。潜ってみたらもっと重要案件を発見したのです!
Argostilionに入港するのですが、カーブしたところが浅いのでかなり大回りして入っていきました。
すごいな、スターンの屋上にループしたスライダーがついてる。ロイヤルカリビアンのクルーズでした。
まだ日が上り切っていない感じですが、この日は一日曇りがち天気でした。9月半ばを過ぎてから途端に秋の気配となり日差しが弱くなっているのであまりソーラーパネルが活躍していないのです。風もあまりない場所にいたので朝方は電力不足になりがち。なので最近ではセール走行している時は、オートパイロットにせずになるべくマニュアル操船しています。この方が静かで気持ちいい。以前はオートパイロットにまかせっきりだったので、あまり気になっていなかったのですが、マニュアル操船を始めたら、オートパイロットの音がすごく気になり始めた!
セールは両方ともきれいにはためいています。(という表現は会っているのかどうか不明ですが。)
途中で私と交代しました。でも私がやっていると主人はうらやましくなってくるのか、すぐに「交代しようか。」と言ってくるのです。なので合計でこの日は1時間半ぐらいしか操船してませんでした。
島の北の橋に近づくにつれて方角が微妙になってきたので、タックを繰り返しましたがコントロールジャイブをすると簡単に方向転換するので慣れると、オートパイロットで一回転するより楽な気がしました。
さあ、あそこを曲がっていくと泊地に近づきます。まだ午後1時30分ぐらいでした。
ここ浅い場所があるからなんとかこのままクリアできるいいなぁ。
そして着いた場所はこんなきれいな場所!
ここです。泊地の名前としてはFteriビーチと呼ばれていますが、でかい湾内には数か所のビーチがあります。
海草が茂っているので、砂地を探しました。最初にアンカーを下ろした時は砂地の端っこに着地したので、念のためもう一回やり直して同じ砂地のど真ん中に2回目は下ろしました。水深は11メートルぐらいなんですが、物凄い透明なのでアンカーが着地したところまでくっきり見えました。午後3時到着。
水もすごくきれいだったので主人がシュノーケリングをマスクを出してアンカーを見に行こうと思ったら、ポちゃんと何かが海に落ちる音がしたんです!
落とすようなものはスターンにはなかったのと思ったんですが、なんと、スターンのライフラインの一本がなくなっていた!どういうこと?しっかりフックで留められているのに!で、海底までよく見えるので最初は素潜りで捕りに行こうとしたのですが、なにせ水深11メートル。無理!ってことでスキューバ出動。無事拾って戻ってきました。
これ、フックで留められているのに落ちた理由がわからない!フックの留め金が緩んでいたのかな。
さて、ここからが本題。ついでに船底やプロペラの点検をしたら、なんとアノードが外れかかっていたそうです。しかもプロペラに近い部分のアノード!!気が付いて良かった。このままだったらすぐに外れちゃっていたから、知らずにいたらプロペラにもダメージが発生しちゃいます。10月初めにハードスタンドに上げる頃にはきっとアノード失くしてただろうな。
さっそく修理です。スキューバを外して同じサイズのボルトを探します。あいにく全く同じサイズはなかったのですが、半径が同じで長いものがありました。ドリルを出してきてカットし自作しました!
アンカーチェーンの先にアンカーが埋まっているのが見えます。
それにしても、不思議なのは落っこちるはずがないライフラインがこのタイミングで落っこちて、だから潜って取りに行こうと思ったからプロペラも点検したんですよね。でなければわざわざ見に行ったりしませんでした。見に行ったからアノードが落っこちかかっていたのに気が付いたわけです。すごい偶然ですが、なんか天のお告げみたい。こういう「これが無かったら気が付かなかった。大事を免れた。」っていうこと、過去にも何回か経験している私達です。そして落っことした時、たかがライフライン、また買えばいいよと、あきらめなくて本当に良かった。
とても透明な水で魚も沢山いました。パンくずをスターンからやってみたらどんどン集まってきました。
目一杯セーリングを楽しんだ後、いきなり潜ってアノード修理となりましたが、すごくきれいな泊地なので翌日のシュノーケリングがすごく楽しみです。
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