2023年9月27日水曜日

こっちのポンツーンからあっちのポンツーンへ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!








天気予報を確認したら月曜日の夜から火曜日一日中が雷雨になっていました。なので水曜日までSivotaのレストランポンツーンで過ごすことにしたのですが、同じレストランに3日も行くのはさすがに退屈なので、25日の午後に別のレストランポンツーンに移動しました!

移動先のポンツーンは横づけ!

9月25日(月):午前中コインラインドリーでお洗濯を済ませました。ラッキーなことに次に移動したいと思ったレストランは、午後2時過ぎからならポンツーンに空きができるとのこと。10時にはお洗濯が終わったので移動するころには十分乾いているでしょう。しかもコインランドリーは、移動先のレストランの隣で経営もしていたので、洗濯の時に主人はお店の人に午後から移動する予約を取っている事を話し、移動先のポンツーンの様子も見ておきました。

Family Tavernaと書いてあるすぐ下のポンツーンから青丸のポンツーンに移動。

お洗濯もしっかり乾いて、午後2時ちょっと過ぎに移動開始。ほんのお迎えに移動するだけだし、まだこの時間は入港してくる船がほとんどおらず、むしろ朝になって出発した船が沢山いたので、港内は空いていました。

ポンツーンではここでも係留補助の係の方がいて、すでに前に一隻係留していたのですが、場所をマックスに利用するため前の船のスターンギリギリまで前進してくるように指示されました。前の船の人は私達のアンカーを触れるぐらい近い!個人的にはこんなに近いのは嫌ですけどレストランの指示なので、前の方も納得されていました。

落ち着いてから外を眺めていると、フローティングポンツーンを運んでくるテンダーをみました。

コンクリートの土台の部分だけみたいです。いずれちゃんとした場所に移動させるそうですが、取り合えずここに置いておくみたい。追加されたポンツーンにもこの後船が入ってきました。

ピンクのシャツの方がレストランの方。

上に乗っかっているのはポンツーンと岸をつなぐブリッジです。

ちょっと離れた場所から見たSATOMI号。

あっち側が湾の入り口方面。おちついてからこっち側の端っこまで散策してみました。

小さなビーチがあって日光浴している人や泳いでる人が何人かいました。


時間は4時半ごろ。そろそろラッシュアワーです。前日と同じぐらいの数のヨットがどんどん入ってきました。

ざっと数えただけでも15隻ぐらい続いていました。

これはニアミス!両方ともレンタルヨットみたいですが、左のヨットの人は初心者でどうしていいのかわからなかったのか、手前にいるヨットが方向転換をしている所に、コース転換することなくどんどん進んできたのです。あ、ぶつかる!と思った直前で手前のヨットが方向転換したのでので衝突は避けられました。直進していた左側のヨットは全くコースを変えることなくスピードは落としていたみたいですが、進み続けていたし、進んでくるヨットがいるとわかっていて、方向転換を始めた手前のヨットも、どちらもどっちという感じでした。接触しなかったとしても、わかっていたらできるだけ危うい状況を事前に避けるべきだと思うんですよね。でもそういう事ができないヨットが湾内をウロウロしているっていることです。ちなみに手前のヨットはこの辺りでアンカリングしたかったみたいで場所を探していました。

まだまだどんどん入港してきます。

素敵なスクーナも入ってきた!

湾のこちら側にはレストランは3軒ですが、私達が係留したVibeというレストランはちょっと特別。他のレストランは一般的なギリシャ料理なんですが、Vibeにはカルパッチョとかビーフタギリアータとかイタリアンなメニューがそろっています。

Vibeの隣というか、つづきでランドリーがあります。


夕方7時ちょっと前に食事に行きました。まだ時間が早い方で私たちが一番のりでした。

まずはビール・・・じゃなくて私の場合はプロセッコ!

前菜はシーバスのタタール。う~ん期待を裏切らない美味しさ。

ビーフタギリアータ。レアでとお願いしたらちゃんとレアだった!中まで味がしっかりしみていて本当に美味しかったです。さらに付け合せがポテトなんですが、これがポテトグラタン風になっていて、もうそっちがメインで食べたいぐらいだった!

普段はデザートまではいかないのですが、プロフィッタロール(日本風にいうと皮が硬めのシュークリーム)スープっていうのがあって、どうしても食べて見たかったのです。チョコレートソースも甘すぎなくって、丁度良かったです。今回も主人がカクテルをオーダーし、その後グラスワインに移動しました。全部で90ユーロ。12Godsよりはちょっと高めですが、メニューの質が違います。12Godsの方は新鮮な素材を活かした伝統的ギリシャ料理、こちらはちょっとおしゃれなイタリアン。なのでポンツーン代、電気、水混みだったら十分納得できました。このレベルのレストランに単独でいったら最低二人で70ユーロは下らないと思うから。さらにそこに普通は係留代が上乗せされるわけです。ポンツーンはミソロンギのマリーナよりもいいぐらいです。メニューにはまだ食べてみたいものがあったので、二泊するのがとても楽しみ。

9月26日(火):早朝6時ぐらいから激しい雨と雷の音で目が覚めましたが、風はそれほど感じなく、雨音がうるさいなと思っただけでした。予報では午前中ちょっと雨があがり、午後からまた一日中雷雨です。その雨の切れ間に、SATOMI号前に係留していたイギリス人ご夫妻のヨットが出ていく、とのことでSATOMI号は一旦移動となりました。お見送りしてから、同じポンツーンの一番奥まで今度は移動。バウから直接レストランに降りれる距離です!ワーフ沿いの席だとSATOMI号の汚いアンカーを眺めながらお食事となってしまいます!すみません。

すぐに私たちがさっきまでいた位置にも一隻はいってきました。さらにその後スターボード側にもスターン・トゥーで入ってきましたが、バウはモーリンラインで結ばれていますが、さらにSATOMI号のスターンにもラインが結ばれていて、半分ラフティングしている状態。この方達はポンツーンに接してないのでスターンから直接レストランに降りる形となります。

午後3時前、予報どおりに雨が激しく降りだして、雷もなり始めました。この後雨の中また数隻入ってきて、最終的にはそれほど長くないポンツーンにはSATOMI号を含めて3隻が並び、私達の後ろのヨットにも1隻ラフティングしたので合計5隻が詰められています。夕方に向けてどんどん天気が悪化するので、避難目的でSivotaにやってきた船も多いと思いますが、新たに入港してきたヨットより、前日の私達みたいに、湾内の別のレストランポンツーンから移動してきた船がほとんどだと思います。今日はおそらく移動しているヨットはあまりいないと思う。

雨足は強くなったり弱くなったりを繰り返し、時々稲妻もあり雷も一日中ずっとなっていました。陸電につなげて、さらにディナーはグルメディナーを楽しめるなんて、最高のおこもり!一応天気予報を予測して、火曜日26日も移動しなくていいレストランを選んだし、そもそもここに日曜日の午後から移動してきたのも全て作戦通りです!

一番どん詰まりの場所なので、ブリッジのすぐ隣。


夕方6時半にレストランに行きました。まだ時折ざーっと強く雨が降り、雷も時々鳴っています。椅子が濡れている場所が多かったのと、雨が降り続けると思ったので外ではなくお店の中の席を選びました。SATOMI号前のテーブルではフローティラグループらしき人達が食事をしながらオリエンテーションを受けているようでした。初日がこんな日で、逆にラッキーですよね。27日も雨降りですが、雷雨よりましですから。こんな日は港でおこもりしているのが一番。

二日目の夜は、前菜はビーフカルパッチョ。これも絶品でした。私はプロセッコの代わりにグラスで赤ワイン。ハウスワインでもすごく美味しいんですよ。全てが高品質。これまで行ったことがあるギリシャのレストランのハウスワインの中で一番といっていいほど美味しいワインを出してくれました。

メインはこの日はポークフィレ。かたまり肉なのに柔らかく、ローズマリー風味のソースが何とも言えない美味しさなんです。

私がどうしても食べたかったマッシュルームリゾット。メニューにあったら絶対頼むぐらい大好きなんですが、最近ご無沙汰でした。というのは、マッシュルームリゾットがメニューにあるようなレストランに出会ってなかったから。だいたいどこでもこれはあまり失敗がなく定番的に美味しいのですが、Vibeのは一段階上でした!お馴染みのマッシュルームリゾットの味もありつつ、ちょっぴり違う味が混ざっているんですよ。お米の具合もアルデンテで腰がありつつ硬くない。もう100点満点!

デザートがサービスで出てきました!一口サイズですが、しっとりしたマッドケーキ。もうどの料理も大満足でした。ワイングラス2杯、カクテル一杯を含めて全部で96ユーロ。この料理のクォリティーだったら、レストランで食事をするだけでもこれぐらいはかかると思うので係留代が余分にかからないなんて、最高です。

雷雨は26日の夜中過ぎには収まっていましたが、その後も27日の朝までずっと雨は降り続いています。そのため気温も急に下がっていて、日中最高気温は17度程度。これってシドニーの冬の昼間ぐらいの気温です。でも陸電も使いたい放題、ウネリもなく快適に過ごしておりまする。27日も一日中雨降りなんですよねぇ~。出発するつもりですが、どうしようかな~。これを書いているのは27日午前9時半なんですが、今日の予定はまだ決めていません。お料理の質的には、3日通うことになっても気にならないけどね。

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