2023年9月29日金曜日

数日ぶりにお天気回復に向かう!Kalamos島に2年ぶりに立ち寄りました

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






Sivotaのレストランポンツーンエリアには3泊滞在したのち、9月27日に移動しました。ポンツーンの一番奥で、後ろに4隻もつならなっていたので出発時には皆さんに移動していただかないと出れなかったのですが、幸い、私達よりも先に出た船もいたので、最低限の移動ですみました。

9月27日(水):10時半にポンツーンを出発。一番先端の船とすぐ後ろの船にラフティングしていた船がすでに出発していたので、移動してもらったのは1隻で済みました。右隣りの船のバウが私達のスターンにラインをつないでいたぐらい隙間はなかったのですが、さすがキャプテン・ロブ!全くレストランの係留係の方の助けをかりないで、どこにもぶつかることなく滑らかに後進して少しづつポンツーンから離れていきました!同じポンツーンに係留していた船の中では一番サイズが大きかったのですが、アシストは全く必要ありませんでした。

出発時はまだ曇り空。天気予報でも午後2時ぐらいにまた雷雨がある感じだったんで、先を急ぎます。外に出ると沢山のヨットが!風はほとんどないのですが、どうしてもセーリングしたければノロノロ、タックしながら進むこともできたんですが、目的地はたったの12マイル先だったし、雨に降られる前にアンカリングしたいと思ったのでエンジン走行でひたすら進みました。

レフカーダ島の前にはメガニシ島という人気の島があります。そこには洞窟がある場所があって、私達も何回か前を通過。

この細長い尻尾みたいなのがメガニシ島の洞窟が並んでいるエリア。

本日の目的地は、さらにその先のKalamos島です。カラモス島には2021年、ギリシャクルージングスタートした年、最初にアンカリングした島らしい島でした。(レフカーダは島っていっても回転橋でつながっているので島っていう感じでない。)前にいった泊地とは違う場所に今回はいきます。


メガニシ島の端っことその前にあるKithros島の間を通過します。

あっち側はレフカーダ島の中でも人気の港、二ジュリの港がある方角。二ジュリは2021年にウィンチのモーター修理とドッジャーを新調するために2週間も滞在しちゃったなぁ。初めてタウンバースにスターン・トゥーで係留した場所でもあります。

地図で見るとこの場所。11時30分でした。


あれ?雨雲かな?と思ったら、パラパラっと2,3粒落ちてきました。本格的には降りませんでしたけど。
あの先をぐるっと左に曲がった方に目的地があります。

途中、スターンを岩に結んでアンカリングしているヨットがいました。メガニシ島やこの辺りはこれがとっても人気。

丁度この左手のくぼみの場所にアンカリングしていました。



12時の時点ではここにいました。カラモス島は前方です。

ここで左に曲がり、その先にあるくぼみの部分が本日のお宿。Port Leoneという場所なのですが今は港はありません。1950年代に発生した大地震で村は倒壊し、当時の住人はこの場所を見捨ててしまったのです。

あそこを曲がったとこみたいですね。

湾内は思ったよりも狭かったです。狭いというか、広いんですが全体的に深いので、アンカリングできるエリアが狭いのです。それと予報にはなかった向きの風が吹き入れていて海面がちょっと乱れていました。外からのウネリも結構はいってきてました。

緩やかなW字になっている湾の向かって右側に最初行くつもりだったのですが、幅的には狭かったので、深さに対して十分チェーンを出してスイングするとウネリ直撃の場所になってしまいます。それで左方に移動。ここも深いんですけどね。

浅い場所でも10メートルぐらいの所にアンカーを下ろさないといけません。で、すでに一隻アンカリングしていたので、近寄って行ってチェーンを何メートル出しているか聞いてみると50メートル、とのこと。私達もそのつもりでした。それでこの辺りなら大丈夫かなっていう場所に下ろしたら、チェーンが延びていくうちにこの後ろのヨットにすごく近づいちゃったんですね。様子を見ていたのですがスイングした時に一瞬すごく近くになったので、やっぱりこれはまずいな、ということでやり直しました。

10メートルから12メートルぐらいの水深の場所で50メートルのチェーンを出すためにはなかなか場所のチョイスが少なく、2回目はスターンが右側の岸の方にスイングしていくと、岸に近づきすぎになってしまいました。そのままスターンをラインで結んでしまえばよかったのですが、テンダーを下ろしていなかったし、長いラインを出してくるのも面倒だったし、もしかしたら一日しか滞在しないかもしれないので、スターンは結びたくない。で、3回目は水深17メートルの場所にアンカリングしました。チェーンは60メートル出しましたが、後ろのヨットとは十分距離があったのでこれで満足。アンカーの効きはいいし、強い風が吹く予報にもなっていないので大丈夫。何より、湾の中に回り込んでくるウネリの影響がほとんどない位置なのです!ちょっと左に移動すると海面も乱れているんですが、この位置はとってもフラット。

何回かチャレンジしたけど最終的に納得いく場所にアンカリングできました。午後1時半ちょっと過ぎでした。

心配していた午後の雷雨はなく、午後3時ぐらいには太陽も輝いてきたんです。で、その頃、なんと後ろにいたヨット、出て行ったんですよ!!オーバーナイトするつもりがなかったんだったら、私達が来た時すぐ近くになってしまったとしても「後少しで出発するからそれまでチェーン短くしておいて。出て行ったら伸ばせばいいよ。」と一言言ってくれれ場良かったのに。3回もやり直したのにね!ま、そこまで気が回るほど経験があるヨッティ―は、このエリアには少ないのかもしれません。ギリシャ海域をほぼ全地域回ってみて、地域によってそこに集まっているヨッティ―の経験に差があるのがわかりました。全般的にエーゲ海の外れやドデカニーズ、スポラデス地域(トルコに近い方のギリシャ)にいる人たちの方が、自邸出来ている人が多いし、船に住んでいるタイプの人たちが多いので、あまり「ぎょ!」ッとすることがなかったなぁ。

ランチがまだだったので、主人の大好きなリソル(日本でいうハンバーグ)とマッシュポテトにグリーンピースを作りました。お家ごはんの時は、午後3時ぐらいがメインの食事で夕方はチーズとかおつまみ系で済ますことが多いです。


さっき出て行った船の位置に、早速別の船が入ってきました。この後キャタマランが1隻来て、スターン・トゥーで後ろを結んでました。もう1隻、私達が最初にアンカリングしようと思った方の小さい湾に来てましたが、ここで一晩過ごすのはこれで全部のようでした。

3日もポンツーンに係留しててい体なまってしまったみたいで、たった数時間移動しただけでもなんかすごく疲労を感じました。海風に吹かれると心地よい疲れを感じるのかも。テンダーは下ろしませんでした。

パンくずをスターンから投げたら、来る来る!バシャバシャ音を立て魚たちが集まってきて興奮してパンくずを奪い合っていました。

その後、日が暮れるにつれて時々突風が吹きましたが気になるほどの強さではなく、風力発電できたのでいいね~という感じ。波もウネリも全く感じず、アンカリングしているのを忘れるほど平和な夜を過ごせました。天気予報を確認したら、木曜日28日は一日中お天気もよく風もないので、もう一日ここで過ごすことにしました。テンダーを下ろして上陸し、シュノーケリングに行ってみよう!

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