2023年9月30日土曜日

魚もわんさかヨットもわんさか!あっという間に21隻

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





28日は朝から晴天で、そのせいかお昼過ぎからわんさかヨットがやってきて、あっという間に20隻を超える数の船が係留。その中で数隻は夕方前に出ていきましたが、スターン・トゥーで後ろを岩に結び付けていた船は一晩中滞在。数えたら全部で21隻のヨットがスターン・トゥーしてました!

9月28日(木):朝からとってもいいお天気でした。朝食後早速テンダーを下ろして上陸しました。作業しているうちに暑くなってきてラッシュシャツを着こんで日焼け防止。実をいうと、ケファロニア島にいた間は、お天気がよくても丸一日ということはなく、日差しも弱めだったのでソーラーパネルあまり活躍していなかったのですが、しっかりまた発電してくれています。

12時半、上陸しました。ちゃんとしたワーフがあったので、テンダーを付けるのは簡単。


Port Leoneは小さな村があったのですが、1950年代に発生した大地震で村が倒壊して、住民は戻ってこなかったので廃墟になっているんですね。でも教会はきちんと手入れされているので、定期的に使用されていると思われます。門にはかぎはかかってませんでしたが、教会のドアは施錠されていました。





教会のすぐ隣の家は、手入れされていたので、現在はどなたかの所有のよう。ワーフも多分この家のモノだと思いますが、お留守のようです。バンが一台駐車されていたので、誰かいるのかな、と思ったのですが随分前から放置されている感じでした。誰かが常に住んでいるように見せるために古い車を駐車しているのかもしれません。

SATOMI号が見えます!


その周りの家は、崩れかかっているものばかり。


坂の上の方にいくと、湾が見渡せて良い眺め。

あっちは別の島。

手入れされた家の向かい側に外壁が崩れた家があり、その中にオリーブのプレス機がありました。きっと村があった当時は、これを村の人たちが共有で使用していたんでしょうね。

崩れた石のレンガがあちこちに散乱しています。



あっちが湾の入り口で、先端に円形の塔の跡みたいな建物があります。この後あそこにも行ってみよう。

いつの間にか船の数が増えていた。

テンダーに乗ったまま、円形の建物がたっていた方の岸に移動して、そこから海に入りシュノーケリングを開始しました。テンダーのラインを持ったまま一緒に流されていく感じ。海に入ると、すぐに小さな魚の群れが飛び込んできました。
もっとサイズが大きい魚もいましたが、そういうのは単独で泳いでいたりするので、写真に収めるのは難しく、またうつっていてもバックグランドの海底とブレンドしちゃって見にくかったのでボツにしました。小さくても群れているほうが、わかりやすいですよね。


大きいものは15㎝ぐらいののいましたよ。とにかく魚が沢山いて、夢中になって追いかけました。エーゲ海諸島ではシュノーケリングしてもこんなに魚を見たことがありませんでした。海はきれいで透き通っていて、まるで天然のプールみたいでも海の生物がいないというのはつまらないものです。なんていっても私がセーリングにはまったのは、グレートバリアリーフエリアで、自分の船でしか行かれないような手付かずのリーフの上をシュノーケリングしたことから。竜宮城ってこういう感じ?って思ったものです。そういう意味で、私はイオニア海の方が「推し」。海の透明度だって負けてません。


水中セルフィ―!

やはり岩場付近の方が魚が沢山いましたが、全体的に小さめだったのでこの辺りは稚魚の育成場所のようでした。泳いでから円形タワー跡がある岸に上陸。


これはきっとかなり古いものだと思います。だいたいギリシャってどこでも港の入り口に、見張り用の城塞みたいな建物があるんですよ。だからこれもきっとそうだと思います。中世ぐらいの時代かな?


特に建物みたいなのはなかったですが、石垣の跡みたいなのはありました。

おお~いい眺め。SATOMI号は真ん中のブルーの船です。まわりに新しく入ってきた船がアンカリングしていました。

さっき見に行った廃墟の村の方にも何隻か来ましたね。


次に湾の奥にあるビーチに上陸してみました。スターン・トゥーで係留する船があれよあれという間に増えていきました。風が全然ない日だったので、後ろをつなぐまで船体が回転することもなく、ラインを岸に結ぶのがやりやすかったと思います。

ビーチから奥に入ったところにキャンプファイヤーの跡。



特に面白そうな感じではなかったので、すぐに飽きて戻りました。


砂利ビーチですが、海水はとても澄んでいてきれいです。ただ、浅い場所にはあまり魚がいないんですよね。特にこっち側は係留している船が多いから魚も警戒しているのかな。

SATOMI号の周りにアンカリングしていた船は全部夕方前に出発していきました。後に残ったのはスターン・トゥーをしているものだけ。しかもこれでもかこれでもかっていうぐらいその後も何隻も入ってきたんですよね。前日とは大違い。

前日、後ろにもう1隻いたので、落ち着くまで3回もアンカリングし直したのに、結局後ろにいたヨットは日帰りだったので「教えてくれてもいいのに!」と毒づいていたのですが、結果的には良かったのです。というのは、もし1回目にアンカリングした場所にいたら、こんなにも沢山の船がスターン・トゥーをするようになってきたら、おそらく私達、ちょっと邪魔になっていたと思うんですね。深い湾なので、おそらくここではスターンラインを岩に結び付けて係留するのが普通の形なんでしょう。SATOMI号は約100メートルのチェーンを積んでいるので、水深17メートルの場所でも十分チェーンを出して問題なくアンカリングできますが、チャーターヨットだったらおそらくそんなに長いチェーンは積んでいないはず。それに船のサイズも35~40フィートぐらいがほとんどだと思うし。そんな中、微妙な位置で一隻だけ自由にスイングしていたら、結構迷惑だっただろうな。最終的にオーバーナイトで滞在した中で、自由スイングはこちら側の湾では私達だけでした。でも皆さんから十分離れた場所にいたので、どなたのお邪魔にもなっていません。もし最初の位置のままだったら、いたたまれなくなって、アンカリングし直したり、私達もスターン・トゥーしないといけなかっただろうな。それはそれでいいんですが、移動するのは面倒くさかったし、いい場所を確保できなかったかもしれないし。ということで「3回も場所を移動して、しかも結構深い場所にアンカリングする羽目になった!」と一瞬毒づいてましたが、結果オーライ、ということでした。

この日は久々にチリ・コン・カーンを作りましたよ。とっても美味しくできました!午後3時半ぐらいだったので、遅い昼食兼早めのディナー。

でも7時過ぎぐらいから小腹が空いてきて、晩酌ターイム!

このまま日が暮れるまでデッキで涼んでいました。ライトも付けたりしていい雰囲気だったのに、飲むのに忙しかった私は写真を撮るのをすっかり忘れました。

なんと来週木曜日10月5日はハードスタンドに戻る日!こうやって綺麗な海で泳ぐのも、あと数回しかチャンスがありません。プレヴェザに戻る前に、レフカスに立ちより、新エンジン搭載の時にお世話になったパノスさんに、エンジン以外で気になっている部分があるので身てえもらうことになっています。なので月曜日2日にはレフカスのパブリックポンツーンに入っちゃうので、綺麗な場所でアンカリングできるの日数しかありません。なので、これから月曜日の朝まで「泳げる場所」を中心に移動いたします!

本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿