皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
9月15日、ミソロンギのマリーナを出発しました。午後にならないと風が出てこない予報だったので出発はお昼まで待ちました。目的地はほんの17マイルほど先のOxia島の向かい側のラグーンの外側にあるアンカレッジ。海水がとてもきれいな場所なので久しぶりに泳げる!
午前11時半すぎ、マリーナを出発し航路を進んでいきます。
元来た軌跡をたどっているので、水深の事は気にせずぐんぐん進みました。それと満潮に近い時間だったみたいで、干潟の部分が沈んでいました。
ありゃりゃマリーナにいた時は、ちょっと風を感じていたのですが外に出たら全然なかった。ま、午後1時ぐらいにならないと風が出ないはずだし。まだ12時半。
お、海面にさざ波があるよ。風が通過しているのかも。
まだまだ浮いているだけですけど、一応メインセールもジェノアも目一杯出しております。
オートパイロットにしていると、うるさいのと風が弱すぎてうまく進路を保てないのでマニュアル走行に変更。
午後1時、ちょっとでも風を受けるべく、2回目のタックをしております。スピードは2.5ノット。
海面はこんな状態。まっ平に近い。
それでもなんとかセールは膨らんでいるので、このまま辛抱強く風が吹いてくるのを待ちます。
そんな中、かなり後方から走ってきたあのヨット、ヘッドセールが異様にでかい!こんな状態なのにスピードは4.3ノット~4.5ノットとかになっていますが、エンジン走行しているのかな。それにしてもでっかいヘッドセールだねぇ。
SATOMI号は3ノットも行かずにウロウロしているのに。
あれよあれという間に追いつかれ、追い越されました。よく見たらもうビミニ―のすぐ横まで来ている超でっかいヘッドセール!スピニカなのかな?だからこんな微風でも4ノットを超えるスピードなのかしら?私たちがギリギリ前方30度に角度で走っているのに、さらに彼らは鋭い角度で進んでいます。
3回目のタックの後、ちょっと風もましになってきたのでやっとSATOMI号も4ノットのスピードになりました。でも彼らはミソロンギよりも向こうからやってきているからなのか、ほぼ同じ方向に進んでいるのに一度もタックをしていません。
午後1時30分、4回目のタック。
それでもスピードはあんまり。私達を追い越したあと、例のでっかいヘッドセールのモノハルはセールを巻き入れて走り続けていました。スピードがほとんど前と変わってなかったのでおそらくずっとエンジン走行していたんでしょう。
出発してから2時間ぐらいかかって直線距離にしたらやっとこんだけ・・・ほとんど進んでないみたい。
超のろのろだったので、3.8ノットでも感激していました。
その後、改善するどころか、風はどんどんなくなり、最終的に1ノットとかまでになったので(風全く無状態ですね。)午後2時15分、とうとうエンジン走行に変えました。いくら17マイルぐらいしかないと言っても、この調子だと着くのは夜になってしまいます。
午後3時、目的地まで8マイルぐらいの場所に来た時に、ちょっと風が強くなっていたのですが最短距離でいこうとすると真正面からとなっていました。1時間ちょっとで着くからからもうこのままエンジン走行だ。
ほぼ平行して走っていた小さい漁船、途中で方向を変えて岸の方に向かってきました。バウを通過するのか様子を見ていたら、角度を変えてスターンから横切ってくれました。なので私達は進路変更しないで済んだ。通過する時に手を振ってお礼を気持ちを表しました。手を振り返してくれたのでわかったくれたかな?
午後3時40分、Oxia島が見えてきました。ここは例のレストランモーリンがある湾です。
今まで数回行ったことがあるのですが、今年コリントスへの途中に来た時、レストランの印象が昨年ほどは感激しなかったのです。サービスも味も悪くないんですが、昨年の方がもう少しメニューに工夫があったんですよね。今年はかなりシンプルなギリシャ料理専門になっていた。昨年10月はオープンしたてで、レストランで食事をしたらモーリン使用代は無料だったんですが、今年からは食事の有無にかかわらずモーリン代20ユーロがかかるようになりました。アンカリングも簡単な湾なので私たちはアンカリングにしましたけど。
で、その湾の外側、Oxia島の向かい側にアンカレッジがあるんですが、そこが実はとってもいいことを発見。南側は結構オープンになっているんですが、北西とかの風なら湾内のレストランモーリのアンカレッジとほとんど変わらないんですよね。ですが、とにかく海の透明度がいいんです。湾内はちょっと濁っている感じ。でも外側は水深10メートルぐらいでもちゃんと海底が見えます。
コリントスに向かう途中、あまりに海がきれいで、湾を出てからUターンして一泊したのです。
でも今日は、湾内の本土側、Oxia島の反対側にあるアンカレッジを試してみることにしました。前回陸地から眺めたら、すごくきれいな感じの小さなビーチとかがあったし。
ですが、様子を見に行ったらチャートに示されているよりも実際は物凄く浅くて、かなり陸から離れた場所、もうOxia島と奥の湾への通路の真ん中近くにアンカリングしないといけない感じでした。
2か所あるんですけど、2か所とも海上からみたらそれほど綺麗に思えなかったし、浅いからかなり離れた場所にアンカリングとなると、Oxia島と本土の間を通過するウネリの影響を受けそうでした。
そこは、丘の上から下を眺めたら、すっごくきれいな感じだった。
で、結局内側はあきらめて、外のお気に入りのアンカレッジに落ち着きました。
あこの小屋、もうシーズンオフだからお客さんがいなさそうだったのですが、人はいるみたいで、ジェネレーターの音と音楽が聴こえていました。ごめんなさいね、私達お客にはなれません。テンダーを下ろしていないし、翌日も移動なので。
前回はもう少し左側、丁度角尾の当たりにアンカリングしたのですが、それだと船体がOxia島側に近いほうに流れてしまったので、ウネリに影響されるかもと思い、もっと右に入った位置にアンカリングし直しました。ぐるりと円を描いて水深を確認して、どっちにスイングしても大丈夫な位置にアンカーを下ろしました。午後4時50分。
キール下は1.7メートル。つまり水深は4メートル弱なので、チェーンは20メートルしか出していません。ここは本当にアンカーの効きがよくて、下ろした途端に突き刺さります。なのでアンカーを上げる時、最後の10メートルはアンカーが上がってこないので、アンカーよりも前進して引き上げないといけないぐらい。
ミソロンギで買い出しをした時、タクシーでLidlというお気に入りのスーパーに行きました。ドイツ系のディスカウントスーパーなんですが、輸入品が多いのでギリシャでは売っていないものがそろっていたりします。中でも真空パックになったビーフ!いつもあるとは限らないのですが、今回はあったので、3パック買い溜め。早速この日の夜いただきました。一パックに1つのステーキなんですが、サイズが大きいので主人と二人ではんぶっこで十分なのです。
食後はクランベリーの入ったらチーズとプロセッコ!これをいただきながら、ネットフリックスを観まくり。
実はこのアンカレッジ、本土沿いだっていうのにVodaphonのネット接続が壊滅的なのです。前に来た時もダメだったので、その後ミソロンギでコスモーテ(ギリシャでのドコモみたいな存在)でデータのみのプリペイドSIMを買っておいたんですね。それを使ってみたら、コスモーテはバッチリ、ネット接続できました。
昨年まではコスモーテで年間契約をしていたんですが、毎月の支払いが高かったので(携帯機種の契約もあったからですけど。)今年からVodaphoneに変えたんですよ。だってもう今年はギリシャから離れてイタリアとかスペインに向かうと思っていたので。一番最初にギリシャに来た時に滞在したB&Bの大家さんに、離島にいってもコスモーテなら大丈夫って来たのでコスモーテにしたんですけど、やっぱり、それは正解でした。Vodaphoneは人が沢山住んでいる場所やメインの都市なら全く問題ないのですが、コーフ島のように比較的大きい島でも接続がかなりダメでした。昨年まではどんな離島にいっても、よほどの無人島出ない限りコスモーテでネット接続がない!という経験をしたことがなかったのです。しかも離島に行けば行くほど人工が少ないからから、ネットのスピードが都会より速かった!
ということで、本土の一部なのにSkrofa Southのアンカレッジで、やっぱり大家さんが言っていたことは本当だった、と実感しました。SIMカード買っておいて良かった。
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