2023年10月20日金曜日

これがコッパーコーティングの過程ですーメンテナンス日記第13日目

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






メンテンナンス日記第13日目の19日(木)は一日中晴天だったので、コッパーコーテイングをするにはもってこいでした。今回はラダー部分でタッチアップ必要だった場所だけなのでほんの一部ですが、それでも何回も塗り重ねる必要があるコッパーコーティングは結構面倒なのです。これが塗っている途中の過程でございます。

1回目の状態ではまだまだ下地の白い部分が透けて見えます

これが一番最初の様子。ハードスタンドに上がった直後のラダー。角度的に見にくいですがラダーポストの内側の塗料がはげかけてました。それは一番下地のエポキシ―部分がちゃんと付着しきっていない状態で上からコッパーコーテイングをしたことが原因です。ラダーの下のとがった部分も剥げていました。

まだコッパーコーテイング残りがあり、これぐらいの範囲な数時間で簡単にタッチアップできますが、コーパーコーティングする前の下準備が非常に大事。前回は時間が足りなくなっていて、十分乾か居ていない状態で上から塗ってしまった。今回は気温がまだまだ高い時期に3,4日放置しておいたのでしっかり乾いております。これが1回目にコッパーを塗布した状態。とっても粘着質の塗料で、とても塗りにくく薄く延ばそうとすると剥げ剥げになるんです。白い部分がまだ塗っていない部分で、ちょっとピンク色がかかっているのが1回塗った場所です。

こんな細い筆を使って細かい部分やラダーとポスとの間の狭い部分にもしっかり塗布します。

1回目の塗布がしっかり乾いてから2回目を塗ります。でもあまり間を開けてしまうのはダメで、同じ日に次々塗り重ねる必要があります。2回目を塗布し終わった状態。
ピンクの色がちょっと濃くなってきましたね。



3回目の塗り重ねです。最低4回塗る重ねる必要があります。重ねれば重ねるほど長持ちするので、塗料が余っているので5回ぐらい塗れると思います。3回目あたりから下地の白色はほとんど目立たなくなっていきます。

3回目が乾いた状態。コッパーコーティングらしい色になってきました。ほとんど下地は目立ちません。

さらに4回目。

塗ったばかりの時はつやのある濃い茶色です。乾くについれこのつやはなくなりマットな感じになります。乾いていくのがよくわかります。

これが5回塗り重ねた状態。もう下地は全くわかりません。最終的に6回目まで塗り重ねたそうです。これでよほどラダーに傷をつけない限り、もう当分塗り直す必要はなくなりました。

最終的に海上に戻す直前にコッパーコーテイングした部分をサンディングして全課程終了となります。

次に取り掛かったのは、ガスボトルエリアの修理。排水口のつまりは直したので中に水が入っても排水はできるようになりました。ですが、そもそも水が浸入してはいけなかったのですが、カバー内側のスポンジ状のシール部分がが劣化していたのです。まずは古のをはがします。

きれいに剥がれました。それから表面をアセトンで綺麗にして不要物を取りのぞきます。

新しいスポンジ状シールをはってペンキも塗り直しました。これで密封性は改善。まだ完成ではありません。ここには予備と合わせて2本のボトルが入るのですが、中で動かないように木枠があるんですね。でもその木枠自体も劣化していたので、今回新しく作り直すことにしました。

ただのウッド素材ではだめで、マリンウッドプライを調達しないといけません。そこでプレヴェザに行き売っているお店を探しました。作業が終わったのが夕方4時半過ぎで、シャワーを浴びて出発し、プレヴェザに着いたのは5時半ちょっと前。シエスタで2時~6時ぐらいまでお店が閉まっているので、丁度いい時間でした。ハードウェアショップなどを数軒回ったのですが、マリン仕様のウッドプライを売っているのは1軒しかないみたいで、そのお店は翌日の朝まで閉店でした。そうだった!ギリシャって月木は午前中しか営業しないお店が沢山あったんだった!その分土曜日も営業しているのです。郵便局なんか、毎日午前中しか営業していない場所も沢山あります。

売っているお店の場所は確かめられたので、翌日買いに来ることにして、この日はこのまま夕食に行きました。プレヴェザには数軒お気に入りのお店があるのですが、そのうちの一軒がプレヴェザマリーナ内のレストラン。普通マリーナ内だと他より高いイメージがありますが、ここは違います。港沿いのレストランと全然変わらないのですが、メニューが普通のギリシャ料理じゃないんですよ。

店内もおしゃれ。2階席もありますが、ここに私達が来るときはシーズンオフの時ばかり。だって冬ごもりの間しかプレヴェザにいないからね。

目の前はプレヴェザマリーナ。夜はライトアップされてとても綺麗です。

まずはプロセッコ。

外食の予定が昼間はなかったので、私はお昼にガッツリ前日の残りのチリ・コン・カーンを食べていたのでお腹がすいてませんでした。なので、前菜のシーバスのタタールを私のメインとしてオーダー。これでたったの13ユーロですよぉ~!!小さく見えますが、タワーを崩すとお皿一杯に広がりました。小腹が空いていた程度だったので、もうこれで十分だった。

主人のフィレステーキは300グラムでたったの23ユーロ!安いでしょ。付け合せのポテトのコロッケみたいなのもすごく美味しかった。

ミディアムレアでお願いした焼き加減もまあまあ大丈夫でした。次はレアでもいいかな。すごく柔らかくて美味しかった!私もひときれいただきました。

デザートはサービス。ヨーグルトにチェリーのジャムが乗っていて、下になんか細かいクラッカーみたいな、というかお茶漬けに入っているあの小さいおかきみたいなのがありました。カリカリとクリーミーの触感がすごく良かった。

主人が中ジョッキのビールと赤ワインを一杯、私がプロセッコ1杯をお料理以外に頼んでいて全部で58ユーロなり。他にも朝食やデザートメニューも豊富で、10ユーロ以下なのですごくお値打ちなのです。そんな部分もお気に入りの一つ。



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