2023年10月22日日曜日

船体塗装修理完了とウッドデッキ修理開始ーメンテナンス日記第13日&14日目

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





お天気続きを利用して船体の塗装タッチアップが全て終了しました。今週中にやっておかないと来週は週の半分が雨降りの予報なのです。そして次なる課題、デッキのウッドのシーリング修理をスタート。

10月20日(金):朝からスターンの塗装を初めて、一日で2回目の塗装まで終了できました。最近日差しが弱くなっているので、朝は10時半をすぎないと「晴天」という感じにならないのですが、それでも午後3時ぐらいまではおひさまがガンガン出ているのでペンキの渇きはまだまだとてもいいのです。

細かい部分をタッチアップ。最初にオーダーしていおいたペイントが品番では昨年発見したオリジナルカラーと同じものだったのに、中身はもっと明るいブルーで全然だめだったんですよ。直ぐにその後またオーダーし直したのですが、2回目のは大丈夫でした。濃いブルーはなかなかトーンが同じものが見つからないので、今回余った分は大事に保管しておこう。(ってまた次もペンキ塗りなおし部分がが発生する前提?!濃いブルーは見た目はかっこいいですが、ちょっとした傷でも目立ちやすいのが玉に瑕です。

すっかりきれいになったスターンです。塗ったところはきれいにつやつや。その下部分は洗ってないの白っぽい汚れつていますけど。最終的に出発前に全体をまた洗うのでそれまでは気にしな~い。

スターンは削れてしまった部分もあったので、そこをパテで埋めて補強しました。そんなことがあったなんて全く分からないほどきれいに形も整っています。

さて一番大仕事だったスターンの塗装が終わったら、次は船体横部分の所々についてるかすり傷部分を塗っていきます。アンカリングしている時、たまに後ろに係留しているテンダーが潮の流れで横に移動してきてしまい、船体にこすれて細かい傷を作ってしまうんですよね。
で、まずはアセトンでその部分をきれいにします。その上から小さい筆でちょこちょこっと塗っていきます。



最近私は自分担当の仕事がありません。ステンレスの磨き液を使い切ってしまったのです。サビ落とし液を使うと最後に水で洗い流さないといけないので、塗装作業をやっている間は使えません。その間は洗浄の必要がない磨き液で、サビ落としをした部分を磨いていたのですが、その液を使い切ってしまったのです。使い切る前にオーダーしたのですが、ちょっと特殊なものだったらしく、先週金曜日にオーダーしたのにいまだに届かず。来週まで来ないとのこと。つまりそれまで私は失業中。仕方がないので、主人のアシスタント業に徹しました。

船体のあっちこっちに小さい傷があるので、それを塗るためには少し塗っては梯子を移動させます。で、その都度アセトンやペンキの位置を移動させないと、いちいち梯子を上り下りして取りに行かないといけなくなります。そこで、私はアセトンとペンキの移動係。

主人が場所を移動するたび、アセトンをもって私も移動。ボトルのキャップをあけて、その都度手渡ししてました。まるで手術中にドクターが「メス」っていってそれを渡す看護師さんみたい!?


やっとバウまできたよ。でもまだ反対側がありますが、反対側はそれほど傷がついていないので、すぐに終わります。

光にあたると塗り直した部分が点々とわかりますよね。

でもちょっとは離れると全然わからなくなります。最初に塗ったブルーはこの状態でも色の違いがわかったので、それに比べたらもう全然オッケー。


その後、ガスボトルの辺りでまた何やらガリガリ音がしたので見てみたら、前日完成させていたガスボトルの蓋のシーリングをはがしてました。厚みがありすぎてうまく閉まらなかったのでやり直しになったよう。残念!

でもはがして取り付けるだけだったので、すぐに終了。今度のは高さが低いので無事蓋がちゃんと閉まりました。このスペースの内側の仕切りフレーム部分は、大工さんにやってもらうことにしました。21日に早速見に来てくれて、手配完了。

次は、プロップスピードを塗布して乾かしていたスラスターのプロペラを設置。


一日中、特に担当の仕事がなく主人に呼ばれる都度、外に出ていきちょこちょこっとアシスタント業務をしてたんですが、それは結構退屈。で、いつもは主人が具を追加してくれてグルメなピザに仕上げてくれるのですが、この日は私が冷凍ピザをグレードアップしてディナーにしてみました。まずは前菜のサラダ。

主人はあまりサラダを食べないのですが、生ハムとかチーズとかが乗っていたり、こってり系のドレッシングがかかっていると食べるのです。ドレッシングは最近マイブームのトリフ風味のオリーブオイルにバルサミコ酢やイチジクジャムを混ぜたものを作ってみました。トリフ風味のオリーブオイルはそれを加えるだけで、手軽にパスタとかサラダにお高級感が加わるすぐれもの!もう手放せません。プロセッコとともに。

これがトッピング増し増し冷凍ピザ。冷凍ピザにも最初からサラミとか乗っているんですが、そのままだと貧相なので、さらにハムやマッシュルーム、オリーブに黄色ピーマンを加えてスライスチーズでカバーして、オーブンで20分ほど焼いただけ。このトッピングの組み合わせが主人は上手で、私がやったら正直今一味にパンチがなかったのですが、主人は美味しいよ、と言ってくれました。ケッパやアンチョビがあったらさらに良かったかも。次への課題だ。

10月21日(土):朝からずっと曇りがちで風も結構出てました。空は今にも雨が降りそうでしたが、取り合えず曇りのままで一日終わりそう、ということでウッド部分のシーリングはがし。ウッド部分が古くなってきて、ちょっと腐食気味になっていると水分が侵入して水漏れがが発生するのです。ポタポタ落ちてくるほどの水漏れではないのですが、棚の内部に湿気や結露が発生してカビの原因になるので放置しておけません。

まず主人がこのカーブしたもので古いシーリングをはがします。でも現状の溝部分を必要以上に削ってしまわないように気を付けないといけません。


なので、主人が大まかに引っ張りはがした部分を、私がカッターで溝の両端に付着したシーリング部分を少しづつ削り落として仕上げます。さらにその都度掃除機で削りくずを吸い取っていくのも私の担当でした。まるで歯医者さんでがーッと歯を削っている間、歯科助手さんが唾を吸引する機会を口の中で動かすみたいな感じ・・・てまたもや医療関係比喩ですが、私は医療関係とは全く無関係です。

ウッドが腐っている部分はカッターで簡単にはがれてきます。白く見えるのはウッドの下の船体部分ですが、取り除いて上からシーリングを注入し水漏れを防ぎます。

3年前SATOMI号を買った時、あちこちこのシーリングが古くなっていて、雨が降ると棚の中に水滴が沢山発生していました。大々的に主人がシーリングをやり直したのですが、その時は大丈夫だったのでやらなかった部分が、ここにきてダメになってきていたみたい。なので丁度いい機会なので今年はしっかり直すことにしました。

午後4時近くになってきたら、風が強くなってきて雨も今にも降りそうな空模様になりました。(実際は降らなかったけど。)そこで、作業はその時点でやめて削った部分の保護としてペンキを塗る時のカバーシートのビニールを上から被せる対策をしておきました。

この日のディナーは、クリームシチュー。夜はちょっと肌寒くなってきたので、シチューが美味しいです。それともうすぐ帰国で、日本からもってきた顆粒のシチューを使い切りたかったのが本音。シチューにはポテトが沢山入っているのでこれだけでもいいんですけど、主人はライスも一緒に食べたがります。

さらに、パンも一緒に!主人流のシチューの食べ方は、ライスをシチューに入れてそれをパンの上に乗っけて食べる、という不思議な食べ方。ま、でもこれって日本人がうどんや焼きそばをおかずにしてご飯を食べる感覚なのかもしれませんね。


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