2023年10月23日月曜日

デッキコーキングの過程ー片側終了しましたーメンテンナンス日記第15日目

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






メンテナンス日記第15日目は、デッキコーキングのポート側が終了しました。3年前にもほとんどのデッキ部分でこれをやったのですが、その時は大丈夫だった部分が寿命になってきたみたい。コーキングは工程は簡単ですが、神経を集中させていないと船体に黒い染みが着いちゃうのでですごく気を使う作業です。

10月22日(日):前日、古いコーキングをはがした後、ウッドが腐食して浮きあがっていた部分にエポクシーを塗布して接着&隙間を埋める作業をしておきました。その部分が塗れたように見えるのですが、実際は乾いております。まずは、溝の外にはみ出たエポキシ―をサンディングして表面を平らにします。コーキングの作業は一人でやることもできますが、二人で同時に作業すると手早くきれいにできるので、この日のアシスタント業務はかなりレベルアップしたものでした。サンディングの後、掃除機で埃を吸い取り、さらにアセトンで表面の付着物を取り除きます。

その後、溝の両側のウッド部分をマスキングテープで保護します。こういう細かい仕事は主に私担当。特に幅が細い部分はマスキングテープをカットしたり、細い幅のテープを組み合わせたりしないといけないので、主人は細かい部分まで神経を使うのが苦手。さらにカーブしていたりするともうやる気なしになるので、私が担当しました。こんな時、ペーパークラフトでつちかったテープ貼りやハサミカットのスキルが役立つのだ!(それに細かい作業は嫌いじゃない。)

見てこのカーブ部分のマスキング。完璧!

新しくコーキングする部分を全てマスキングしました。

その後、新しいコーキングを溝に注入していきます。

ずっとかがんで作業なので、かなり腰にくる!さらに注入した部分を踏まないように注意しないといけません。足の裏にこの黒いのがついたら、ボート中に黒い染みがついちゃう!



なんか空模様が怪しくなってきましたが、結局雨が降ることはなかったです。最近ずっと雨模様の天気予報があっても結局降らない事が多く、「降る降る詐欺」みたい。



穴を埋めたら、今度はヘラでそれを伸ばしていき、しっかり溝を埋めるようにします。


全て溝を埋めたら、乾かないうちにマスキングテープをはがしていきます。この工程が一番神経をつかうのです。というのはマスキングテープにはどっぷりコーキングの黒いのがついていて、まだ乾いてないのでテープを一気にはがすとテープについていた黒いのが飛び散るのです。白い船体に黒いものが着いちゃうのは絶対NG。すぐにアセトンで拭けばとれますが、それでも完璧には取れなくなる場合もあるので絶対につけたくない。さらにマスキングテープが長いので、風がある日だとそれがあちこにはためき、服についたりしてとんでもないことになります。なので、主人がゆっくりはがしていき、はがした部分が長くなっていくにつれて私がゴミ箱をもって端っこを受け取り、その都度テープをゴミ箱に入れていきます。これを一人でやるのは絶対無理。

マスキングテープをはがし終わった後。上を歩かないよう気をつかないと、あちこちに黒い染みがついちゃいます。

忘れていた部分があったので、慌ててマスキングからスタート。ほんの少しの部分だったのですぐに終わりました。


これでポート側は全て終了。ここでランチ休憩をしました。変な姿勢で作業をするので体力をとても消耗します。お昼寝をしてゆっくりしてから、午後3時ぐらいからスターボード側の作業を開始。スターボード側はまだ何もしていないので、古いコーキングをはがすところからスタートです。

こんな姿勢で作業をするので、本当に疲れます。

主人がスターボード側の下準備をしている間、私はサビ落ちし液でコックピットエリアのステンレス磨きをスタートしました。サビ落とし液がとても強力なので、あっという間にサビが落ちて気持ちがいいんです。

キャノピーを支えているこの部分、サビ落としをしていない方はこんな感じ。

サビ落とし液を一回さっと塗ってしばらくおいておくと、こんなにきれいになります。サビが激しい部分は、液を塗ってから硬いブラシでこすっておくとすぐに取れます。

その間主人は、浮き上がっていたウッド部分にエポキシ―を流し込み接着工程まで終了。ガスボトルとテンダー用のガソリンタンクは「重石」として使っています。マスキングは夜に雨が降った場合の溝カバーのために貼ってあります。

古いコーキングを削りだした溝カバーのためにマスキングテープをはっています。


作業が終わった時はすでに5時ちょっと前だったし、二人とも朝からすごく頑張って働いたので、自分達へのご褒美ということでプレヴェザにディナーにでかけました。

ディナーの前にお散歩。プレヴェザマリーがある場所から反対側の奥の方にあるチャーターヨット係留ワーフまで歩いてみました。

プレヴェザは私達が最初にやってきた2020年と比べると見違えるように、垢抜けてきました。当時はロックダウン中だったのもあり、人の出も少なく、ゴーストタウンのようでしたが、2021年から、少しづつ港エリアのグレードアップ工事がスタートしていました。

タウンバースも今年4月の時点では、このプロムナードエリアの工事があったので、半分ぐらい閉鎖になっていて係留できないエリアが沢山ありました。今はもう全部完成していました。10月後半ですが、ずらっとタウンバースに係留している船が並んでいました。でもオフシーズンなのでこれでも空いている方でしょう。ここには昨年の今頃、私達も係留していました。でもここ、正面がかなりオープンになっているので、風があまりなくてもウネリが結構合って揺れるんですよね。この日も皆さんマストがゆらゆらしていました。風ないのに。こういう日はクレオパトマリーナの横辺りにアンカリングしている方が断然快適です。

プロムナード沿いには移動販売のスィーツトラックが。これも以前はなかったな。

アクセサリー屋さんの屋台まで出ています。賑やかなになったものだ。

さて、ディナーはつい数日前にも来たんですけど、またプレヴェザマリーナの隣のレストラン。ここ本当に質を考えるとお値打ちなのですよ。港沿いの別のレストランでビーフタギリアータの値段を見たら、なんと30ユーロ。ここのフィレステーキはたったの23ユーロです。


しかも時々スペシャルメニューがあって、この日は「アジア料理」でした。

前菜として春巻き。揚げたてで、サクサクしてて美味しかった。

主人はアジアンメニューから豚肉の照り焼きをチョイス。お箸も出できましたよ。

私は前回主人が食べたフィレステーキ。しっかり働いたので牛肉がどうしても食べたかったのです。

レアでオーダーしましたが、しっかりちゃんとレアで、それでも中は温かくなっていてました。完璧。あまり噛まなくていいぐらい柔らかいお肉なのです。手前は主人にわけてもらった豚肉。でもやっぱこのビーフの方がこの日の私には美味しく感じました。


そしてお決まりの無料サービスデザート。前と同じですが、クリーミーヨーグルトがとても美味しい。

そういえば、最近、食後のデザートを無料で出すレストランが減ってきました。地域的なことかもしれませんが、昨年までは出してくれていたレストランでも今年は出てこなかったなぁ。コーフ島のレストランなんか出てくる場所は全然なかったし、さらにチップまで要求してきたし。プレヴェザのお店でもほかのレストランでは今年は出てこなくて、唯一、マリーナレストランだけが以前同様、無料デザートを出してくれています。何かギリシャも変わって来たのかなぁ。昨年はどこにいっても、当たり前のように、食後にフルーツとかミニケーキが「オン・ハウス」で出てきたのにね。

今週は天気予報によると半ばから雨が続く予報。なので火曜日までにしっかりと外の作業に専念したいと思います。メンテナンス日記も佳境にはいってきました。

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