2023年10月28日土曜日

パイプ交換してシーコック修理完了&アルバニア出会ったイギリス人カップルと再会!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





メンテナンス日記第18日目と19日目は雨がちの天気で半日しか作業が進みませんでした。でも懸念していた残りのシーコックには異常がなかったのでほっとしました。プレヴェザを離れるまであとたったの2週間。大仕事が終了したのでスケジュール的には順調です。

10月26日(木):朝から雨、雨、雨。9時ぐらいになっても薄暗いままでした。

25日に新しく交換したシーコックに新しいパイプを接続します。レバーが固着してダメになったのでフィッティング部分から全部新しく変えたのはブルーのレバーの部分ですが、その隣のパイプも含めて2本、変えました。白い太目のパイプがそれです。外は雨降りでしたが、これは室内でできたので問題なし。

ブルーのパイプが古いもの。11時近くになって少し雨が止んだのですが、またすぐに再び降り始めました。


あと4個シーコックがあるので、全部交換なのかなと思ってましたが、幸い、後のはちゃんとレバーが動いたので問題なし。これはキッチン下のシーコック。ただ、ハルの外側の穴部分がちょっとつまり気味だったので、オーストラリアで買って持ってきた「カルシウム溶解液」を外側からシュッシュと吹きかけておきました。トイレ詰まり予防にずっと使っていますが、ギリシャでは入手できないので、ずっとちびちび使っていました。でももうあと少しでオーストリアに戻るので気にせず大盤振る舞いできます。

午後になってもまた雨が降り始めたので、この日はこれで作業終了。デッキコーキングやラダー部分のコッパーコーティング補足など、今回のメインイベントが全て終了しているし、シーコック交換も1か所で済んだのでメンテナンス作業はのスケジュールに余裕が出てきました。後はテンダーを船体の上に移動させるような出発前の準備とか、修理ではないけれど「磨き」的な化粧的な作業が残っているだけで、今のうちにやっておかないと、という作業はもうありません。

本日のディナーはタコスパーティー。レタスカット以外は主人が用意してくれました。先日Lidlに行った時タコスキットを見つけたのだ。


10月27日(金):朝のうちは曇り空ながら、雨は上がっていました。でも地上は前日の激しい雨降りであちこち水たまり。この日はアウトボードモーターやプロペラ部分にグリースを塗布しました。

でもこれが思ったより困難だった。というのは、グリースの入った筒状の細長い缶を注入ガンにセットしてぐっと押し出したら、なんと缶の蓋がちゃんと閉まっていなかったみたいで、口の周りからぐにぉ~とあふれ出し、あっちこっちにグリースの塊がついちゃったのです。床に落ちたグリースの塊を掃除して回ったのは私の役目。しっかり蓋を閉めて再度挑戦したら、またしても同じ現象が!今度はさらにひどくて、缶の中味半分ぐらいが飛び出してきた感じ。

なのでそれを掃除して、また再会。(もちろん掃除係は私です。)アウトボードモーターが終了して、次はプロペラ部分。そこでも何かあったらしく下から主人が「xxxxx」とテレビとかだったら「ピー」と修正音が入るような言葉を叫んでいました。なんか頭にもグリースがついちゃったみたいで、作業を終えてからすぐにシャワーを浴びにいってました。

その間、私はステンレス磨きを再開しておりました。サビ落としは全部終わったので、残っているのはポリッシュ液でコーティングで光沢を出しコーティングをするのみ。これはすいすいはかどるので、ほんの2時間弱でポート側はドッジャーのフレームも含めてすべて終了。


クリーム状のポリッシュ液を布につけてスーッと広げるだけで、すぐにぴかぴかになるのがとても気持ちがいいです。

そうこうしているうちにまた雨がポツポツ降り始めたのでキャノピーで雨避けになっている、ヘルム部分も磨きました。

でもまた午後3時ぐらいには雨模様になったので、この日もこれで作業終了。夜はお出かけの用事があるのでそれまでゆっくりしていました。


今年6月にアルバニアを航海中に、キャタマランに乗ったイギリス人カップルに出会いました。トリスタンさんとケイさん。彼らはモンテネグロをすっとばしてアルバニアまで行くといっていたので、彼らの方が先にアルバニアを出発していたのです。その時今年の越冬はプレヴェザでする、と言っていたのでもしかしたらまた会えるか、と思っていたら、なんと今週火曜日に偶然クレオパトラマリーナのシップシャンドラーでばったり会ったのです。彼らはクレオパトラではなく、隣の隣、アクティオマリーナのハードスタンドに上げていました。

ヴォニッツアに車で行ってディナー。ヴォニッツアは通過したことがあるだけで立ち寄ったことはなかったそうで、来年はプレヴェザエリアを離れる前にここに来てみたいと言っていました。

そうなんです。ヴォニッツア、意外に知られていなくて、プレヴェザで越冬してもシーズンが来たらすぐに移動しちゃう人が多いんで、プレヴェザの港奥に続くアンブロシア湾にわざわざ行くヨッティ―は結構少ないんですね。チャーターヨットは沢山行くみたいですけど。今年の春以降、ヴォニッツアのタウンバース周辺がアップグレードされていたのでますます立ち寄りやすくなっていました。港からすぐアクセスできる丘の上には古城もあるから、見る場所もあるし。まだそれほど大々的な観光地になっていないヴォニッツアは、ひっそりとした昔ながらのギリシャの街のムードが残っているのが私は好きです。

私はポークステーキをオーダーしました。とっても柔らかくてジューシーで美味しかった。3分の1は主人が食べましたけど。主人はチキンでした。


トリスタンさんと主人はとっても気が合って、夢中でおしゃべりをしています。船の修理のことやなんでもないおやじギャグまで、波長がよく合うみたい。

明るくて社交的ですが、それでいてさりげない気遣いがあるケイさん。一緒にいて本当に心地いい方達です。

ディナーの後、SATOMI号にあったお酒をもって、キャタマランで飲み直し。実は26日がケイさんのお誕生日だったので、プチお祝いも兼ねています。お酒はお二人とも好きで、以前も飲んだことがあるそうですが、その時のと比べると、私達が持参したものの方が断然美味しくて飲みやすい、と好評でした。だってこれ純米大吟醸だもん。 ツンとした嫌な香りがなく、のど越し柔らかで本当に飲みやすかったです。

来年は彼らもアフリカ側の地中海に行く予定とのこと。私達がの方が先にプレヴェザを出てしまうと思いますが、行先が同じなのでまたきっとどこかで再会できると思います。連絡先も交換したし。

今年今頃は、大西洋横断に向けてモロッコ当たりにいるはずでしたが、時間つぶしにアルバニアに行かなかったらトリスタンさんとケイさんにも出会わなかったはず。計画が大幅に狂った一年でしたが、結果的にはいいことが多かった一年でした。


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