2023年11月1日水曜日

レジデントビザ延長諦めてたけどミラクルが発生するかも?!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







今年2月から申請開始していた、ギリシャレジデントカードの延長。遅れに遅れてやっと9月に「ギリシャでの居住」が認められました。で、残るは最終段階のカード発行手続きのための移民局でのアポイントメント。10月後半になっても連絡が来ないので、正直諦めていたのですが急展開がありました!

プレヴェザの広場は先週末のお祭り気分から普通に戻ってました。

10月30日(月):この日もメンテナンスとお掃除にいそしむ一日となる予定でした。朝ごはんを食べていると数カ月ぶりにレジデントカード延長手続きをやってくれている移民法の弁護士さんから電話がかかってきたのです。

今年2月に、2年前に発行されたギリシャでの居住者カードが期限切れになりました。このカードがあるとギリシャ及びEU内ならどの国にも自由に出入りできるカード。だから地中海クルージングを制限なく楽しむためには必須です。すでに一旦カード発行をされている=居住者だと認められているので、延長手続きにはそれほど時間がかからない、というのが当初の説明でした。延長手続き申請は問題なく受理されたので、次はレジデントカードの発行をまつばかり・・・・のはずだだったのが、4月になってもカード発行のためのアポイントメント連絡が来なかったのです。弁護士さんの説明によると、制度が変わったため以前は1カ月ぐらいでアポイントメントが取れたのに、半年ぐらいかかる可能性が大きい、とのこと。さらにギリシャに住所がある事を証明する書類も、以前は大家さんからの「〇〇さんは確かにこの住所に住んでいる事を私が証明します」という書類だけで良かったのが、審査内容が非常に厳しくなっており、それだけでは不十分でその住所宛の、私達名義の水道料金とかの請求書などを提出しろ、ということになりました。これはエアB&Bを借りていてる場合は賃貸料に電気代や水道代が含まれているので個別に契約しているわけではないから、無理です。しかもギリシャであるあるの賃貸していても現金やり取りだから大家さんが、その分の賃貸料を収入として税金報告していなければ、どこにも公に「〇〇さんがその住所に住んでいる」という証拠が取れないのです。3年前最初にレジデントカードを申請した時は、友人宅にいそうろう、という形でもその家の住人が「はい、確かにここにおります。」という宣誓書を出せば、そこが住所だと認められたのですが、今回は非常に審査が厳しくなっていたのです。

で、結局、どうしたかというと、携帯電話を契約にしていておりその際に申請住所を居住住所として登録してたので、その契約書を提出することになりました。それが今年4月半ば。

そこから待つこと実に5カ月。やっと9月になって「居住住所が認められました」の連絡が来たのです。制度が変わり審査が厳しくなった背景には不法移民の増加や今年3月にあったギリシャの総理大臣の選挙関係していたようです。ギリシャでは総理大臣の選挙などで一時的に大臣が不在になるとお役所関係の仕事がストップするそうなんです。選挙は一回では決定できず、その数カ月後に再選挙となったんですよ。なんとタイミングが悪い。私達の申請手続きはおそらく数カ月間放置されたままだったと思います。

前のレジデントカードは2月末で切れいていたので、私達は現在正式なビザを持っていない状態。でも延長申請が受理されているので「審査中です」という正式書類は発行されており、ギリシャ国内ではその書類があれば問題なく滞在できます。またジェンゲン条約に入っていない国だったらギリシャから出入り自由なのでオーストラリアや日本に行き来するにも支障はありません。ですが、他のシェンゲン条約の国には入国できないという大きな制限が。今年はギリシャを離れてイタリヤ、フランス、スペインに向かってクルージングするはずだったのですが、それは叶わず・・・その代わりアルバニアやモンテネグロに行って時間をつぶしていました。でついに9月になって第一段階の「ギリシャの居住者だと認めます」の連絡が来たのです。

次の段階は、レジデントカードを発行してもらうための移民局とのアポイントメント。これの連絡が10月になっても連絡が来ず。まさかこの段階でも数カ月待つことになっていたとしたら、オーストラリアや日本に里帰りしている間になってしまう。そうなると、来年ギリシャに戻って来てから、レジデントカードが発行されるまでイタリアとかに行かれないわけで、最悪また1年余分にギリシャに居ることになるかも・・・これは絶対避けたかったのです。ギリシャにはもう3年はいるし、私達の最終目的はSATOMI号でオーストラリアまで帰ること。その前にカリブ海でも南太平洋の島々でも遊びたいし!なんとしても2024年の今頃には大西洋を横断したいのです。

そこで、万が一、アポイントメントがオーストリアへ出発する前に取れなかったら、もうレジデントカードの発行はあきらめて、ビザなしのジェンゲン条約のやり方でギリシャに入国しようか、と考えていたのです。なので、今回ハードスタンドに上げるのを1カ月前倒しして3月に戻ってきたらすぐに出発できるように計画変更したのです。

そうなるとジェンゲン条約国内には連続では90日しか滞在できず、その後90日間どっかジェンゲン以外の場所に出国していないといけません。泊地アプリをあちこち確認して、アフリカのチュニジアが、イタリアのシシリー島のすぐお迎えなので、同じ様な状況の人が良く出入りしていることがわかりました。アフリカも悪くないな、と思い始めたわけです。チュニジアの地中海側は大丈夫みたいですが、隣のアルジェリアは治安に問題があるので、チュニジアに3カ月弱いるのが飽きたら、アルジェリアを飛ばして一気にモロッコとアルジェリアのボーダー近い場所まで行こうか、なんてことも考えていました。先週まではかなり確実にその方向で来年は行くことで納得していました。

が、ここに来て急展開。弁護さんからの電話で「今日中に今から指定する書類をそろえられたら、すぐに移民局に提出します。そしたらオーストラリアへの出発前にカード発行のアポイントをくれるように移民局と交渉しました。」というではありませんか!
その書類というのは、今年になってのお金の動き。私達のビザは退職者ビザなのでギリシャで働くことが禁止されています。そのため滞在中の生活費があることの財産証明書を提出しているのですが、それだけでは足りず、実際に外国にある資産をギリシャ国内に移し、ギリシャ国内で生活費に充当していることを証明しろ、と言ってるそうなのです。実際にそれはやっているのですが、オーストラリアの銀行から外貨両替専門の銀行に送金し、そこからギリシャの銀行に現金を移動することもありますが、大半は、オーストラリアのクレジットカードで直接ギリシャでも買い物をしているので、ギリシャの銀行から現金を引き出すのはほとんどないのです。おおきな支払いで直接振込みの場合はギリシャの銀行から送金しますけど。クレジットカードの明細をみればお金の移動はわかるはずなのですが、それに対しては「ギリシャに居る本人が使っている証明にならない。」と言っているそうなんですね。なんかいちゃもんに近いけど。どうも移民局の担当者が今年初めに変わっていて、以前の人だったらOKだったことが新しい担当になってからはことごとくダメになり、審査ぶりが厳しくなったというのも、こんなに時間がかかっている要因です。

で、弁護士さんから「こういう書類は出せますか?こういう場合はどうやって説明できますか?」といろいろ電話で質問され、それに対して主人が「大丈夫、こういう流れでやっています。銀行のステートメントも出せます。」と答え、そのうちの一つにギリシャの銀行からオーストラリアのクレジットカードを使ってキャッシングをして、そのレシートを提出することで、「今私達がギリシャいて、現金が必要になった時には海外からの資産にいつでもアクセスできる状態」であることが証明できる、とのこと。急遽プレヴェザに行く用事ができました。

電話を切ってから、銀行口座のステートメントをネットで出すだけではなく、その流れが理解しやすいように主人が説明をまとめました。それだけになんと2時間ぐらいかかり、気が付いたらお昼を過ぎていました。プレヴェザのATMに向かったのは午後2時ちょっと前でした。

無事クレジットカードからのキャッシングを終えて、そのレシートの写真を撮って早速弁護士さんに送信。その後ランチ。久しぶりにプレヴェザの港沿いにある魚屋さんに行きました。

ここは魚を買うだけではなく、それをその場で料理もしてくれて食べられるんですね。しかもプレヴェザのどこのシーフードレストランよりも安くて新鮮。


グリークサラダ。
グリルフィッシュにポテトをつけて飲物は水とコーラでしたが、全部でたったの20ユーロ!!魚は二人でシェアするに十分な大きさです。

その後、新しいエンジンブローワーを求めて、その近くのシップシャンドラーに行きました。求めていたものはありましたが、お値段が40ユーロを超えていたので、保留。

クロパトラマリーナに戻ってから、敷地内にあるシップやシャンドラーに行きました。マリーナ内とは言え、この辺りでは一番でかくて品ぞろえも豊富なのです。しかもハードスタンドに滞在していると、支払いはチェックアウトの時に全て一括でいいので、いちいちお財布をもっていかなくてもいいので、作業中に「あ、これが足りない」という時に急に買い物にいっても便利。

ここにもプレヴェザの街で見たのと同じブローワーがありました。しかもお値段は30ユーロを切っていました。10ユーロちょっともこっちの方が安い!でここでゲットしておきました。もしサイズとかなんらかの理由で買ったものが使えなかった場合は、状態が再販できるようなら、返品できるのも便利です。マリーナ内のシップシャンドラーだと割高な気がしますが、必ずしもそうでないものもあるんですよね。

SATOMI号に戻ったのは午後3時過ぎでした。プレヴェザに行く前に必要書類をメールで送信していたのですが、容量が大きすぎて送信不可になっていました!で全てをグーグルドライブにアップロードしてそのリンクを弁護士さんに送り直しました。弁護士さんによると、30日中の夜中までに送ってくれれば大丈夫とのことだったので、まだ十分間に合います。リンクを受理してダウンロードもできた、という返信も来ました。

指定された書類が提出できれば、この先8日稼働日以内にアポイントメントをくれるという話をつけていているそう。もう絶対間に合わないな、と飽きらめていたのですが、これでまた希望の光が輝き始めました。アポイントメントの日が決定するまでは100%ではありませんが、弁護士さんが私達が11月第2週目にギリシャを離れることを移民局にも伝えており、それで順番を繰り上げてもらえることになったので、やるべきことは全てやりました。また残りの仕事にしっかり集中できます。

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1 件のコメント:

  1. この様な書込大変失礼ながら、日本も当事国となる台湾有事を前に 日本の国防を妨げる国内の反日の危険性が共有される事願います

    今や報道は無法国の代弁者となり、日本の国益は悪に印象操作し妨害、反日帰化の多い野党や中韓の悪事は報じない自由で日本人の知る権利を阻む異常な状態です。

    世論誘導が生んだ民主党政権、中韓を利す為の超円高誘導で日本企業や経済は衰退する中、技術を韓国に渡さぬJAXAを恫喝し予算削減、3万もの機密漏洩など韓国への利益誘導の為に働きました。

    メディアに踊らされあの反日政権を生み、当時の売国法や“身を切る改革”に未だ後遺症を残している事、今も隣国上げや文化破壊等、

    日本弱体と侵略に励む勢力に二度と国を売らぬ様、各党の方向性を見極め、改憲始め国の成長と強化が重要で、しかし必要なのは、
    日本人として誇りを取り戻し、世界一長く続く自国を守る意識だと多くの方に伝わる事を願います。

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