2023年11月11日土曜日

SATOMI号としばしの別れーオーストラリア里帰り向けて出発!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







いよいよ全てのメンテナンス作業と冬ごもり支度を終了して、10日金曜日にクレオパトラマリーナを出発しました。オーストラリアへの帰国便は12日なのですが、一気にアテネに行ってしまうのではなく途中下車していくことにしたのです。なので9日に全ての掃除を終了させました。

11月9日(木):思いがけず朝からいいお天気でした。前夜寝る前に冷蔵庫と冷凍庫のスイッチを切っておきました。SATOMI号での今年最後のお料理は、朝食に残っていたソーセージとキュウリを浅漬けにしたものでした。
主人の風邪はあまりよくなっていなくて、それどころか咳がひどくなってしまい、あまり眠れる夜を過ごしました。でも冷蔵庫の掃除が一番やっかいなので、気持ちを奮い立たせてスタートです。中身を全て取り出し、油汚れなどにも効くスプレー洗剤をかけてしばらく放置すると軽くふくだけで簡単に汚れが落とせます。でも底が深いので、上から覗いたり、下の段から体半分を狭い扉から押し込んで中をふいたり、と不自然な姿勢でする掃除は疲労します。中に敷いてあるすのこみたいな棚も全部外して、きれいに洗い外に干しておきました。お天気がいいので、30分もしないうちにすっかり乾きました。

主人もテンダーカーバの仕上げをしました。こんな風にグルグル巻きになっているので、どんだけ雨風があっても問題なし!これで完璧だ。
ランチ後に主人はお昼寝をして体を休めました。その後やっとスーツケースを引っ張り出してきて荷造り開始です。スーツケースは30キロ以内を一人1個なのですが、荷造りの時点で誤解していて、20キロまでだと思っていました。私のスーツケースはお土産で一杯で20キロ。なので主人の方の大きいスーツケースに二人分の洋服などを詰め込みした。2016年に日本からオーストラリアに再度引っ越してから、毎年、半年に一回ぐらいの割合で日本に帰っていた私は、人間計計測器となっており、持ち上げただけで何キロぐらいかわかるのです。(ちゃんと計測器も持ってますけどね。)なので大きいスーツケースは20キロいってないのがすぐわかりました。17キロぐらいだなって思って図ったらなんと、16.9なんとか!もうほぼピッタリじゃないか!で、荷造りを終えてからEチケットを印刷したら、30キロまで良かったのに気が付き・・・でも特に荷物を増やすのは嫌だったので手荷物でいくつもりだったパソコンをスーツケースに入れる程度にしておきました。オーストラリアの次に日本に行くので、最終的にアテネに戻ってくるまでにかなり中身の変化があるので、なるべく持ち帰ってくるものを少なくしたいのです。

お昼寝をした主人はちょっと気分がよくなったみたいでディナーはビーフが食べたいとのこと。プレヴェザで美味しいビーフステーキを食べられるレストランといったら1軒しかありません。そうプレヴェザマリーナ内のレストラン、クレッセント!ここんところ連続で通っているので、お店の人にもすっかり覚えられております。

何回食べても美味しい上質ビーフのステーキ。焼き加減も完璧なのです。

このお店、定番メニュー以外に週替わりで違うメニューが加わるんですね。前にディナーをした時は「アジアンウィーク」でしたが、今週は「イタリアンウィーク」!大好きなアランチー二を前菜に見つけて迷わずチョイス。

もう一皿前菜からビーフカルパッチョを選んだので、メインはなし。でも十分満足。そしてお値段も、このボリュームでたったの11ユーロです。アランチー二は10ユーロ。コスパでいったらプレヴェザNo.1です。
お店の雰囲気も冬仕様で、テーブルとかイスが模様替えしてました。

荷造りも終わり、金曜日、土曜日の宿も予約できました。あ~怒涛の一週間がやっと終わる。


11月10日(金):いよいよSATOMI号を離れます。でも行先は2時間ほどのドライブなので朝はゆっくりです。まずは水タンク内に残っている水を全て排出します。半分弱残ってたので結構時間がかかりました。その後、バッテリーチャージに室内ライトなどのスイッチ以外を全部落としました。

この日は雨の予報で、朝から曇りがち。ドッジャーを洗ってもらうために外したので、入り口付近をビニールでカバーして防水にしておきます。これが出発前最後のしたく。

アンカーチェーンへの「ネズミ返し」も設置。


室内に入る用事がないことを確認して施錠し丈夫なビニール袋でカバーします。

ウィンチもカバー。


その上からタルポランシートをさらに被せます。両サイドはロープで船体にくくりつけてあります。

強風の時にパタパタする部分がないよう、最後の仕上げで、バージボードで抑え込み。これで完璧です。例年はドッジャーやキャノピー(防水加工してあります。)をそのままにしておくので、コックピット内は何もしないのですが、今年は両方外しているので完璧に防水対策をしておく必要がありました。

さあ、これでやっと出発できます。

SATOMI号とは来年の3月までしばしの別れ。毎年の事ですが、別れ際はちょっぴりさみしくなります。ちょっと前からパラパラ雨が降り始めていました。絶妙のタイミングで全てのカバー作業を終了。

主人は最後にSATOMI号に「グッバイ・キス」をしていた!時間は午前11時。

通いなれたアテネまでのドライブ。いつもは4時間のドライブを一気に進むのですが、主人も体調もあり、また途中の街も見てみたいね、ということでパトラス湾のリオン・アンティリオンの橋を過ぎてすぐの街、Aigioという街に向かいます。そこまで2時間弱のドライブ。

12時半ちょっと前にはリオン・アンティリオンの橋に差し掛かっていました。この下はを今年8月の終わりにタックを繰り返してセール走行で通過したねぇ。今日は物凄い雨降りです。しかも気温もぐっと下がって最高気温がたったの17度。シドニーの冬じゃないか!

午後1時にはAigioの街に着いたのでまずは軽くランチに。ギリシャのカフェテリアです。予め料理されているものをショーケースから選んでオーダーします。安くて美味しい場所が多いのです。ここではミートボールとライスをオーダーしたけど写真撮るのを忘れました。

雨に加えて雷までなっていた最悪のお天気だったので、そのままホテルに直行。2時でした。主人はそれからすぐにお昼寝。前日からちょっと強めでも眠くならない風邪薬を飲み始めたので徐々に効いてきたみたいで、体調は回復に向かっているようです。

最後の最後まで、本当に心労が大きかったもんねぇ。特に観光する街ではないので、お天気も悪いことだし夕食までゆっくり休むことにしました。11日はアテネ郊外のアリモスに泊ります。アリモスは2020年、最初にギリシャに引っ越してきた時に1カ月滞在した思い入れのある町です。

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