2024年3月21日木曜日

これが素顔?観光客のいないコーフタウン

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!






2日間滞在したTwo Rocks Bayを20日朝出発。その日の午後にコーフタウンのアンカレッジに到着。直ぐに上陸してお気に入りのレストランに襲いランチに向かいました。微風の中、セール走行できる時はすぐにエンジンを止めて頑張りましたよ。季節外れのコーフタウンは観光客がほとんどいなくて、逆にすごくいい雰囲気だった!

地元の人が日向ぽっこしているだけの静かなコーフタウンの中心地


3月19日(火):前夜から激しく雨が降り続けて、朝になっても止まず。一日中雨降りの予報だったので、出発は延期しました。それに朝起きたら10時近くになっていて寝坊したしね。次の目的地コーフ島のアンカレッジまでは最低36マイルあるので、ちょっと出かけるのが遅くなったし天気も悪いしってことで、もう一日滞在することに。

エンジン冷却のブローワーの音が、ピーっと高音で気になるので改善できないか調整。でもあまり変化なしでした。

さらに、前日のセーリングの際、前から壊れかかっていたクラッチがついに壊れました。もう随分古いものなのでそろそろ寿命かなと思ってましたけどね。一番よく使うメインハリヤードを通していた部分が壊れたので(左から2番目)、取り合えず順番を変えて、メインハリヤードは右から2番目に通し直しました。一日雨が降ったりやんだりだったので、上陸しなかったので、船内で過ごしていました。新しいクラッチをこれから行くイタリアのマリーナに届くように手配するため、マリーナも予約して荷物が届くことも連絡しておきました。

雨が気温が下がっていたので、室内を温める意味もあってオーブンで冷凍ラザニアを焼きました。最後に買い出しに行った時にプレヴェザのLidlで買ってきたもの。それにサラダを付けて。ランチは軽くだったし翌日は朝早めに出発したかったので、早めのディナーにして8時頃には就寝。

3月20日(水):朝7時頃、主人は目が覚めると同時に出発準備をしていました。まだ私が着替えてる最中にアンカーをあげる音がしていました。すんなり上がってきたし、湾内には風もなかったので、一人でも大丈夫だったみたい。7時50分、Two Rocks Bayを離れました。

セーリング走行できるほどの風はないと思っていたので、エンジン走行で行くつもりだったのですが、湾の外に出て15分ぐらい走ったあと、何気にTrue Windをチェックしてみたらダウンウィンドで10ノット程度吹いていたので、セールを出してみることに。


スピードは5ノットいっていたので、まずまず。良かった。この日は完全にあきらめてました。

朝ご飯はヨーグルトとミューズリーで手軽に。エンジンの音を聴かないで走れるなんて本当に優雅な気持ちになります。

が、喜んでいたのもつかの間。段々風が酔わなくなってきて、1時間後ぐらいの9時半ごろにはほぼ無風状態になってしまいました。

仕方なくエンジン再びエンジン始動。

外はウネリがちょっぴり大き目でしたが、風による波はなかったのでとってもスムーズです。

ジェノアも出しままエンジン走行したので、回転数をそれほどあげなくても結構スピードが出ました。
その後30分ぐらいエンジン走行してから再びセール走行に切り替え。ちょっとでも風が出てきたらすぐにエンジンを止めます。それほどスピードは出てないけど出発が早かったので到着時間は気になりません。午後の早い時間には付くでしょう。

出もまたすぐに風向きがどんどん変化して、より真正面に近くなってきました。で完全にセール走行をあきらめ、取り合えずジェノアを巻き入れようとしたら、また前回同様、ファーリングの元の部分でラインが絡まってしまったようです。
取り合えず低回転でエンジンを付けておきました。主人がバウでラインの絡みを外している間、あまり速いスピードで進んでいるとジェノアがバタバタ動いて危ないと思ったので。
True Windは後方150度ちょっと手間で6ノット程度。これじゃ、いくらダウンウィンドでも前進しないんですよねぇ。10ノットは最低ふいてくれないとねぇ。

やっと根本的に修理ができたようでした。

1時間ほどして、コーフ島と本土の間に入っていくと、また風が出てました。ここは普段から風が結構あるエリア。またまたエンジンを止めてセール走行に変えました。今日はあわただしいなぁ。6.5ノット以上の快速です!

ジェノアのファーリング部分はすっかり直し、スムーズに巻き入れたり出したりできるようになっていました。ちょっと突風があるのでジェノアは小さめで。それでも最高速度6.9ノットとか出たので気持ちよかった。

30分後・・・・あ~今日は本当にクルクル風向きも強さも変わるなぁ。あっという間にセール走行できなくなり、またしてもエンジンを付けることに。
目的地まであと10マイルですが、エンジン走行なら7ノットぐらいのスピードが軽く出るので1時間ちょっとで到着です。

2000回転行ってないんですよね。
でも7.9ノットだって。メインセールがまだ出ているので、これぐらいのスピードが軽く出ちゃうんです。

遠めにコーフタウンの辺りが見えてきました。

ふと気が付いたのですが、メインセールの一番後ろの端っこ部分にSATOMIって書いてあった。セールやさんが他のセールと間違わないように書いたのかな。
12時35分、どんどんコーフタウンのアンカレッジが近づいてきたよ。懐かし~。ここには昨年の8月に数日アンカリングしたんですよね。夏のシーズン真っ盛りの時だったのですごく混んでましたけど、今日は多分空いているだろうなぁ。

本土とコーフ島を行き来する高速フェリー。イゴウメンチアという街から出発しています。同じ湾内で街からはちょっと離れた場所に、強風待避でアンカリングしたことがあるんですが、当時はレジデントカードの写真撮影がイゴウメンチアで行われると思っていたので、どうせ街に行くことになるから、と上陸しなかったんですよね。カードは結局プレヴェザに移民局があったので、イゴウメンチアにはその後行くことがありませんでした。プレヴェザから車で1時間ぐらいかかる場所なので、特に用事がなければ行く必要がなかったのです。


おお~!懐かしの古城。あの反対側に古城のふもとにあるマリーナがあるんですが、そこにも昨年の夏5日ぐらい船を置いて、レンタカーでコーフ島観光に出かけてました。古城の中を通って街にでるので、すごく雰囲気抜群なのですが、その分遠いんですよねぇ。今日のアンカレッジは古城の裏手ですが、そこから上陸する方が街の中心地に近いのだ。

あちら側はギリシャ本土とそれに続くアルバニア共和国。

午後1時36分。到着!湾内には他に一隻もいなかったので、以前アンカリングしたエリアに碇をを下ろしました。テンダーを付けられる小さなワーフがあって、そこにもまあまあ近い場所なのです。海底は草がびっしりなのですが、所々砂地があります。誰もいないから砂地は選びたい放題!

いい感じの砂地を、アンカリングしたいエリアに見つけ、その中心めがけてアンカーを下ろしました。大成功。海の透明度が高いし浅いので砂地にどかっとアンカーが突き刺さり埋まったのがはっきり見えました。なので念のため後進でエンジンを吹かしてアンカーの効きを主人が試す前に、私には大丈夫だという自信がありました。

ランチのために街に上陸したかったので、早速テンダーを下ろします。

あれがSATOMI号。他には誰もアンカリングしていません。湾の画面上右の奥の方に2つほどモノハルが係留されていましたが、ビジターというよりはずっといるローカルの船のようでした。多分モーリンに繋いでいると思われます。テンダーで上陸するのにとても便利な小さなワーフ。夏場はここもテンダーがびっしり係留されているんですよねぇ。

午後3時、午後のちょっぴり傾いた日差しを受けたコーフタウン。観光シーズンではないので、お店もカフェ以外はほとんど営業していません。

レストランもいつもの半分ぐらいの数しか開いていませんが、私達のお気に入りの場所は観光客目当てというよりは、地元の人が愛用するちょっとおしゃれ系のイタリアンなので、この日もちゃんと営業しています。

お天気が良くてポカポカしてたし、ストーブがすぐ横にあったので、主人は半袖のままで平気でした。Rexというイタリアンレストランなのですが、ちょっとお高めですが、本当に美味しく質が高いので、もう何回もリピートしています。コーフタウンに来るのもこれで最後かもしれないから、是非もう一度来たかったのです。

真鯛のカルパッチョ。

ホタテのアーティチョークムースソース。もうこれが絶品なのだ!ガーリックバターでソテーされたホタテの香ばしさと、トリフオイルの風味のアーティチョークのムースソースがもう何とも言えない組みあわせで、ソースはパンに付けてお皿を洗うぐらいの勢いで残さず食べます。

私のメインはお決まりのマッシュルームリゾット。これにもトリフオイルがかかっているので風味が抜群。そういえば、今年はギリシャ料理を中心に食べていたので、リゾットは半年ぶりぐらいだなぁ。
主人はアンガスビーフのチーズハンバーグ。量が物凄いです。これも肉汁たっぷりで美味しかった!

ちょっと食べすぎなお腹をかかえ、町にお買い物。アンカーのリモコンスイッチのバッテリーが一個切れていたのでパブリックというギリシャの電化製品チェーン店に行きました。当分買わなくていいように6個買っておいた。

観光客のいないコーフタウンは閑散としていますが、その分街を行きかう人々が地元に住んでいる人っていう感じで、落ち着いていていい感じでした。

普段だと、路地という路地が全て人人人で埋まっているのですが、どの通りも路地も誰も歩いていないっていう場所が多くあって・・・・うん、私はこっちのコーフタウンの方が好きだな。これがコーフの素顔?夏の間はとっても人工的な観光地の香りがして、まるでディズニーランドみたいに作られた街の中にいるようだったのです。

イタリアのどっかの街よりイタリアらしさが漂うコーフタウン。

このサンドイッチ屋さんはグルメサンドなので、お値段が結構高いのです。とっても有名なお店なので、夏だとお店の前に長蛇の列。今日は空いてたけどそれでも結構お客さんはいたな。

広場に面したアパートは、夏場だと外観を気にしてか、こんな風に洗濯ものを窓から干したりしていませんでしたね。これも観光客を気にしていない「素顔」のコーフタウン?!

公園も地元の人達がくつろぐ姿で一杯。

エンジンを付けたり止めたりして忙しい一日でした。遅めのランチが物凄い量だったのでディナーはきっと船内でおつまみ程度になるでしょう。実をいうとTwo Rocks Bayは二日目に横揺れが結構酷くて、あまり眠れなかったので私は早々と床に就きました。

さて、明日はどうしようかな?引き続き移動するか、もう1泊コーフタウンにいるか・・・ま、起きてから決めよ。


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