2024年3月31日日曜日

バロック建築で有名なレッチェの街で新婚さん向け?のお部屋に泊まる

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





昨日30日に二日間のドライブ旅行から戻ってきました!サレント半島の内陸にあるレッチェという主要都市は古代ギリシャ時代から続くバロック様式建築で有名で「南イタリアのフィレンツェ」とも呼ばれているそうです。イタリア人にはハネムーン先としても人気の街だそうで、宿泊したブティックホテルのお部屋の雰囲気からも納得でした!

3月28日(木):月曜日夕方からの強風がやっと収まり、安心してSATOMI号を離れらる天気になったので、ドライブ旅行に出発です。お宿は出発日当日の朝に手配しました。

目的地のレッチェ(Lecce)までは車で2時間弱なので、それほど急いで出発する必要もなく、11時頃やっとお出かけ。その前にレウッカの灯台のふもとにある大昔の噴水跡を観ていくことに。水は流れていませんでしたが、両側に階段がずっと上まで続いてて、きっとその昔は美しい建築だったでしょうね。

おお~SATOMI号が見えるますね。(濃紺の船)2日間いいこにしていてねぇ~。

こうしてみるとレウッカも悪くないね。いい眺め。

道路は一本道に近くて、迷う事もなくスムーズにドライブできました。12時半にはレッチェの街に到着。適当にドライブしていたら、古城らしき場所に来ました。マーケットをやっているみたい。で、丁度よく路駐パーキングが見つかったので駐車して、ランチがてらトイレを探すことにしましたが、カフェが一軒あるだけみたい。開店準備中のレストランでトイレだけ借りて、移動することにしました。

本日の宿泊先が古い街並みのど真ん中という、好立地にあることから、取り合えずホテル近くに行ってみることに。まずは車を止める場所を見つけなるのが先決です。


あとでわかったのですがこれは、レッチェの町にバロック建築をもたらした神聖ローマ皇帝カール5世が、オスマントルコ軍の侵略から町を守るため、作った城塞と城壁跡の門の一つでした。その中で一番壮大なのがこの「ナポリ門」、1548年に建てられた門で、旧市街の北西に位置しています。運よくそのすぐ隣にあるメーターパーキングに空きがあったので、駐車。1.3ユーロ/時間なので、それほど駐車料金は高くないです。

これは裏側。表はすごい装飾されているけど。

そこからすでに美しい街並みがスタートしています。まずはランチの店を探そう!

うわ~いい感じ。どの建物も素敵で、きょろきょろしちゃいます。

道沿いにはどの建物にもでっかいドアがあるのですが、毎回出入りのためにでっかいドアを開けるのではなく、日本の武家の御屋敷の外門みたいに、常の出入り用に小さいドアが付いているんですよね。このドアも室内に続くドアではなく、門で、開けるとだいたい中庭に続いてます。これも街が侵略された時のために、自分の家を守るための作りなのかも。


シーズンオフだからなのか、街全体の景観を保つためなのか、お店とかレストランがあっても大々的に看板とかがないので、店の正面に行かないと「店舗」」だということが分かりにくいです。このお店は布のバッグが壁に並んでいたので、ブティックだということがわかりました。

午後1時、一番最初に見つけたレストランに入りました。ランチにしてはお高級感が漂うお店だったせいか、他には一組お客さんがいただけでした。

まず出てきたお店自家製のパン。これがねぇ~もう美味しくて美味しくて、ランチだから、このパンだけ食べ続けたくなるぐらい美味しかったのです。昼間から赤ワインも飲んじゃったよ!パンとの相性抜群。



凄いお腹が空いていたわけではなかったので、軽く済まそうと思っていました。夕食に響かないようにね。主人はどこに行ってもトマトソースのミートボールパスタをオーダーしております。

私は真鯛のカルパッチョをオーダーしたのですが、なにやらワゴンがやってきましたよ。目の前でウェイターさんが器用にお刺身を細く切り分け始めました。

お皿に盛りつけてからカバーをかぶせ、なんとスモークし始めた!

1分弱スモークしていたのち、完成。いぶした香ばしい匂いが食欲をさそいます。

はい、これが真鯛のカルパッチョ。味は・・・・勿論絶品。ちょっと塩味が薄目だったのでテーブルにあったオリーブオイルと塩、コショウをかけてみたら、さらに私好みでワインにもピッタリな味になりました。ちょっとおつまみ系料理?

外観からとってもおしゃれなレストランでした。

さて、腹ごなしに街の中をお散歩します。チェックインは3時からだし地図からして、この付近のよう。

一番先にトイレを探して駐車した古城が、例のカール5世のお城だったので、その城壁の中の街を歩いているわけです。レッチェ観光の中心地で、この付近に有名な観光スポットが集まっていて全部徒歩で行けます。でも有名スポット以外にも、とにかくどの建物も荘厳で、ただ歩いてるだけで大満足。


これはオリエント急行の名前をもじったカフェレストランみたい。多分観光客用だと思います。でかでかと「ラザニアあります。」的な看板が出ていた。普通地元のお店にはあまりラザニアはメニューにないのです。

あてもなく歩いていると観光スポットを逃すといけないんので、古代ローマ時代の野外劇場を目指してみました。


これは銀行の建物なんですが、銀行さえも荘厳。新しい建物ですが、周りの風景に溶け込む作りにしているんでしょうね。


ちょっと広場になっている所に、野外劇場がありました。
「レッチェ旧市街のサントロンツォ広場の一画に残っているのが、古代ローマ時代の「円形闘技場」の遺跡です。20世紀に入ってから発見されたこの遺跡は、現在でも地上に現れているのは全体の25%に過ぎません。西暦1~2世紀頃に造られたものと考えられており、当時は2万5千人の観衆を収容することができたと言われています。」ートラベルJPというサイトから引用。





劇場の周りにも素晴らしい建物が。

広場を抜けて、どんどん先へ進みます。

と、最初に車を止めた古城に出ました!



で、壁をぐるりと回って中にはいってみることに。


古城の中庭。



お城の中に入るには入場料12ユーロが必要で、ガイドさん付で回るようですが、古城自体はギリシャで同じような時代の建物を沢山みたので、ま、いいか、となりました。ちょっと一人12ユーロは高い気がしたし。

そこからまた広場に向かって歩きます。だいたい方角感覚がつかめてきました。

さっきの広場の端に戻ると、露店が数軒ありました。


その中でチョコレートのお店発見。食後のデザートにちょっと甘いものが食べたくなっていたのだ。
いろいろ目移りしたけど、オーソドックスなビターな板チョコ一枚(6ユーロ)を買ってみた。ほろ苦さが丁度よかったです。すごい甘いわけではないから、紅茶とか飲物なしで結構食べれちゃいました。



でもジェラートも外せなぞ!コーヒー味のジェラートゲット。珍しく主人は食べず、私が買ったのをつまみ食いした程度だった。







みてこの細部にわたる美しさ!
適当に歩いてたので、「見どころ」と言われる教会を見たのか見なかったのかわかりませんが、とにかくどの建物も素晴らしかったので気にならなかった。そうこうするうちに午後3時になっていたので、お宿に向かうことに。最初、お宿に近い場所に車を移動させようと思ったのですが、地図でしっかり確認したら、駐車した場所は宿泊先から一番近い場所だったみたいです。

ここが本日のお宿。例のナポリ門から徒歩2分ぐらいかな。古い街並みの中にあるブティックホテルです。

あまり英語がわからないオーナーさんと、イタリア語がさっぱりな私たちでしたが、グーグル翻訳が大活躍で全く問題なく意思疎通できました。私たちと同年ぐらいのご夫妻がオーナーさん。エアB&Bなんですが、とってもおしゃれ。リビングエリアが共同で、もう1つ部屋があり、2組が宿泊できる形式でしたが、この日は私たちだけでした。

左手のドアがもう一つのお部屋。なので、家族でここを貸切ることもできますね。ちなみに一部屋一泊80ユーロなのでこれまで私たちが利用してきたエアB&Bの中ではお高めですが、質が全然違います。立地条件を考えると付近のホテルに泊まる場合と比べて半分以下のお値段です。

みてこのドーム型の高い天井!この部屋は建物の屋上階(3階建て)です。

そしてベッドルームに入って驚いたのが、部屋の真ん中にあるバスタブ!ヨットに住んでいると湯舟につかれる機会がないので、こうやってホテルに泊まる時は、なるべくバスタブがある部屋を選んでいるんですね。でもこんな風にお部屋の中心にどかっとバスタブがある部屋は初めてだ!レッチェってロマンチックな雰囲気だからハネムーンカップルも多いらしいんですよ。こういう部屋に泊まるのかしら?????!


一流ホテル並みに、タオルもこんなに素敵にセッティングされていました。しかもタオルにも枕にもブランケットにもすべてお宿のマークが刺繍されているのです。ちなみにタオルに加え日本のホテルみたいに使い捨てスリッパも着いてたのが嬉しかった。


バスタブ以外に、ちゃんとトイレシャワーもあります。大理石でゴージャス。

で、早速主人がお湯をはり、お風呂に入りました。二人で入っても余裕のサイズだった!ゆっくりとぬるめのお湯につかりリラックスしましたよ。気持ちよさすぎて眠くなったぐらい。

多分お風呂には2時間ぐらいは言ってたと思います。その後ちょっとお昼寝してから、夜7時夕食にでかけました。とにかく徒歩圏内に沢山レストランがあるので、便利。駐車場も、お宿のオーナーさんに聞いたら一晩中置いてい置いても大丈夫だ、とのことだったので、翌朝9時ぐらいまでの料金を入れておきました。
お宿を出てすぐ曲がると、例のナポレオン門が見えるのです。

正面からみたナポリ門。ライトアップされていて、さらに素晴らしいい雰囲気に。

この周りはランドアバウトになっています。

最近ずっとイタリア料理だけだったし、これからもずっとイタリア料理なので、都会に来た時ぐらい違うものを食べよう、ということで、いきなりチャイニーズ!

店内の作りはかなり本格的な中国風で、しかもゴージャス。こういうチャイニーズレストラン、シドニーだったらかなりお高級クラスの雰囲気だけどね。お値段的には地元レストランと変わりはありませんでした。

チャーハンもちゃんとチャイニーズのチャーハンの定番の味で美味しかった。

ビーフとシナチク、きくらげ炒め。ちょっと醤油味が強くて塩辛かったけどね。
主人はどこにいっても酢豚です。

そして興味本位でオーダーしたのがビーフラーメン。他のアジアンレストランでもメニューにラーメンがあって、イタリアでもラーメンが人気なのかなと思い、挑戦。結果は・・・麺は確かに腰があって悪くなかったのですが、スープがねぇ。味噌味的で、まずいわけではないのですが、ラーメンのスープと思うとねぇ・・・という感じ。主人は美味しいって言ってましたけどね。30年ぐらい前のシドニーのラーメン屋さん、という感じだな。最近ではラーメンはシドニーではもう市民権を得ていて、日本のそんんじょそこらのラーメン屋さんよりよっほど美味しいですよ。

デザートはやはりアイスクリームデザート。これはまっているのだ。チャイニーズレストランと言えど、さすがイタリア、アイスくクリームデザートやティラミスを普通に置いてました。

久しぶりに味わったチャイニーズも大満足で、美しいバロック形式建築の古代都市も大満足。目からもお腹からもイタリアの良さを満喫中です。翌日は南下して、マリーナのスタッフに進められた海辺の古い街並みが残る「オトラント」Otrantoに移動します。

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