皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ！
3月17日は11時ちょっと前にプレヴェザタウンハーバーを出発して、ほんの10マイル弱先のMytikasという新しいハーバーに入りました。建設途中の新しいマリーナと泊地プリに書いてありましたが、地元の漁船専用なのかモーリンで埋め尽くされていて、SATOMI号はギリギリ最後の隙間に横付けしました！そしてまたしても故障したバウトイレの修理・・・・夜の9時過ぎまでかかった！
3月17日（日）：朝はゆっくり起きて、朝ごはんを食べてから出発。気が付いたら11時になっていました。今日はセール走行できるほど風ないのはわかっていたのでレイジーバッグを開けることもしませんでした。
プレヴェザマリーナが後方に。さよ～なら～プレヴェザの街。
行先は、私は最初Two Rocks Bayという泊地に行くんだと思っていたのですが、キャプテンロブはそのもっと手前、プレヴェザからは1時間ぐらいで行けちゃう場所に行ってみたいとのこと。Mytikesという新しいマリーナで、本当だったら今年1月には建設終了のはずだそうです。でもおそらくまだ完成していないと思われます。なので、無料で係留できると泊地アプリに書いてありました。
横づけする予定なので、フェンダーは出したままにしておきました。海上は物凄く穏やかだから出しっぱなしでも問題なし。
外に出る航路に入りました。もう何回ここを出入りしたかなぁ。
後方にクレオパトラマリーナとボートヤードが。これで本当にお別れですねぇ。
船体の上には昨晩かぶった紙のコンフェッティの染みが。白いマットに色がくっきり写ってしまっていますが、主人曰く、日に焼けてそのうち消えるから気にするな、とのこと。むしろ昨夜のパーティーの名残があっていいんだそうです。
11時40分ごろ、すでに遠方にMytikesが見えてきました。
11時40分はこの辺りでした。
スピードは7ノットを超えています。体感風速は先方から5ノットとなっていますが・・・
実際は後方からたったの4ノット。ほとんど風なし。風のスピードより速く進んでいるのだ。
エンジン回転数は２０００RPM以下なのに7ノットを超えるスピードが出るなんて、やっぱ新しいエンジンにして本当に良かった。（といっても一年たちましたけどね。）
11時53分、Mytikesハーバーのブレークウォーターが見えてきました。
あれ、あっちの方角になんか変な形の雲がいますね。後でストームになるかな？
港内はまあまあの広さなのですが、ワーフ沿い全部にモーリンブイが浮いているんですよ。しかもどれも10メートルちょっとの船用サイズ。さらにその間をぬってスターン・トゥーでつなげようにも、ブイとブイの間隔が狭くプロペラがからまっちゃいそうで恐ろしい！
で、唯一見つけた場所が、入り口のすぐ手前で漁船の後ろ。ここだけは ちょっとモーリンの間隔が広かったのです。でも船体中心当たりにはワーフから1メートルぐらいの所に一つ浮きブイがあるんですよねぇ。ポート側の船体にあたっております。小さいものなので特に支障はないみたいです。その下につないでるラインも底に沈んでいるので。
もうあちこちモーリンだらけ。しかもワーフから５～6メートルぐらいの距離なのでスータン・トゥーも無理です。泊地アプリによるとこの部分には昨年末にはブイがなくて、ここに横付けしていたそうです。漁師さんもいなかったので、私は自分でバウラインをもって岸に飛び移り、難なく着岸。
落ち着いてからお散歩に行くことに。12時半近くになっていたので、お腹もすいてきてた。
港から続く坂道を登っていくと、タバーンがありました。まだ他にも数軒あるみたいのなので、ここは素通りして進みます。
さらに坂道を上がった頂上にあったのがこのお店。メニューをみたらいい感じ！サーロインステーキというのが目に入って主人はロック・オン。ここに決まり。
店内はすでにテーブルセッティングがしてあって、一見予約でいっぱいかな？と思ったのですが、そうではなく「お客さんを迎えるのに準備万端」という事でした。開店は1時からだったのでまだ10分ほど早かったのですが、問題なし。ギリシャにしては珍しく営業意識が高い。普通のタバーンだと開店時間が過ぎていても、テーブルセッティングなんかはやっていなくて、お客さんが座った後で、テーブルクロスを被せるのが当たり前です。
しかも各テーブルにワインボトルが置いてあって・・・これは置いておくと「じゃ、飲んじゃおうか」となるのを狙ってのマーケティング方法。
眼下にはこの景色が広がっています。
ＳＡＴＯＭＩ号をバックに。
まずはグリークサラダ。
ムール貝のワイン蒸し。これがもう絶品で、いつもはムール貝をあまり食べない主人ですが、これは「美味しいねぇ。」と言ってパクパク。これ前菜ですが、一応私のメインとしてオーダーしたんだけどねぇ。「食べてもいいけどビーフもちょっと頂戴ね。」と言っておきました。
そしてサーロインステーキ。思ったよりサイズが大きかったので、二人でシェアしても充分でした。これで19ユーロは安いな。他にも大きいサイズのステーキがあったんですが、そちらはほぼ1キロに近いサイズで28ユーロだったので、もしかしたらお肉屋さんで買うより安いかも！しかも柔らかくて美味しい。こういうビーフはギリシャではよほど大きなお肉屋さんにいかないとおいてないのですよね。
ムール貝のソースが美味しすぎて、パンに浸したり、スープみたいにそのまま食べちゃいました。
すりよってくる猫ちゃん。ごめんねぇ～どれも美味しいから何も残ってないのだ。
支払いをすませてちょっといしてから、なんか異様に安かったことに気が付きました。レシートをみたら、多分グリークサラダがチャージされていないみたい。お店の対応がとても良かったし料理も美味しかったので、正直に不足分を払いに行きました。お店の人は自分達の間違いに気が付いても、最初はお金を受け取ろうとはしなかったのですが、私達が支払いますよ、というと嬉しそうに受け取ってくれました。
これは桜かな。半分ぐらい開花？
この辺りにある1つ目のミニマーケット。特にパットした感じはないね。
もう一つのマーケットはすぐ30メートルほど先でした。こちらは「プロント」といって
「プロトン」は一応チェーン点のスーパーなので、品ぞろえは悪くないはず。店内をのぞいたら、カップ麺焼きそばとかがあったので、特に必要じゃなかったけど、買っちゃいました。
これはカフェ。きっと夏のシーズンになったら営業開始するんでしょうね。冬ごもり宙みたいに、窓に新聞紙とかが貼ってありました
港へ戻る道はループみたいになっているので、来た道を戻るのではなくそのまま進んでいきました。これもタバーン。日曜日ということもあり、地元の人で結構にぎわっていました。
ここからは港のすぐ外にあるMytikesビーチが見えます。
でビーチに続く坂を下りていくと港の外に出ました。
まだまだ建設途中ですが、いったいいつになったら完成するのかな？でも完成してもここはビジターヨット向けにはならないので、泊地アプリにそう書いておくことにしました。私達が接岸した場所も、そのうち隙間がなくなるだろうしね。
しかも、すぐ後ろはこんな風に岩があるので、ギリギリまでは下がれないのです。接岸しようと寄って行った時、すぐ隣にこの岩があって、ハラハラドキドキでしたがキャプテンロブ、見事な操船テクニックでギリギリまで近づき安全に岸に乗り移れる距離まで近づけてくれました。
この後、ポカポカ陽気で眠くなり、主人はお昼寝していました。4時ちょっと前になって、突然起きだしてきてバウトイレの修理に取り掛かったのです。もう以前から何回も故障しているバウトイレ、またしても。海上に戻さないと使えないので、プレヴェザにいる時からすでに故障はわかっていました。海水を汲み上げなくなっていたんですよね。なので台所の海水組み上げ蛇口からバケツに水をためて、流し入れていました。排水はしてくれるので、その方法でなんとかしのいでしました。
いろいろ原因を確かめています。
この部分が海水を汲み上げる部分。そこに水をためて接続したところ、組み上げるようになりました。やったこれで原因がわかったので修理は簡単？と思ったら、今度は海水組み上げ量に対して排水量が少ないので、便器にどんどんたまって行ってしまうのです。
ということは、排水パイプが詰まっている？！これは以前から繰り返し発生するもの。半年に一回ぐらい掃除しないとカルシウムがたまっていくんですよね。昨年のクルージングが終わる1カ月ぐらい前に掃除したばかりなんだけどな。
実はハードスタンドに上げる前に、清水で流して海水をパイプの中から除去しておくのを忘れていたので、ハードスタンドにいる間、中の海水がカルシウムとなり詰まってしまっていたのでした。パイプを交換して、最終的に終わったのは夜の9時を過ぎていました。
お疲れさま！昼間に沢山食べたので、夜ご飯はお腹があまり空いてなく、作業の合間に紅茶とビスケットで終了でした。なので主人は作業後すぐにシャワーを浴びて、ちょっとテレビを観ていましたが、10時には寝ました。
電気も水もない港ですが、少なくとも岸に繋がっているので作業はしやすかったと思います。Ｍｙｔｉｋｅｓに来て良かった。さ、18日はまた移動で、16マイル先ほどのTwo Rocks Bayに向かいます。プレヴェザより北の本土側の泊地にはほとんど行ったことがないので楽しみ。しかもTwo RocksBayはきれいで有名な場所なのです。
本日もご訪問ありがとうございました！ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか？
0 件のコメント:
コメントを投稿