皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
マリーナの人が手配してくれたオートパイロット故障を見てくれるメカニックの方、昨日22日の夕方にちゃんと来てくれました!日曜日に連絡してすぐ翌日来てくれて、しかも「来る」って言ったらちゃんと来る・・・日本では当たり前かもしれませんが、4年間のギリシャ滞在中では大手の業者さんをのぞいて、ほとんどあり得なかったことです。シシリー島の人が、なのかMarzamemiのマリン関係の人が、なのかわかりませんが、今の所本当にありがたいサービスを受けています。
4月22日(月):前日の夜から風が強くなっていましたが、22日は時間がたつにつれてますます強風になりました。外から港内に入り込む波は、サーフィンができるんない?っていうぐらい大きかった。
でもね、スターンに打ち付ける波のためにフェンダーが常に上下に動き、そのため通常ライフラインに結わえている時の結び方では緩んでしまい、1個流されちゃっていたんですよ!幸い主人がマリーナオフィスに行く途中に、反対側のポンツーンにひっかかっていたうちのフェンダーを見つけたので、無事レスキューできました。その後は厳重に結ぶ直し。
メカニックの方がラダー周辺にアクセスしやすいように、スターンロッカーに入れているものを全て出しました。
主人が自分でテストした結果、オートパイロット本体の電気系統には問題がないので、接続とかではなく、おそらくポンプモーターの部分だと思うと説明しました。後ろに潜り込んだメカニックの方が、どんなトリックを使ったのか、一瞬ですがオートパイロットのモーターのスイッチが入ったんです!主人が「あ?直った?」というと「仮にはスタートできるけど、、内部で何か詰まっていると思います。」とのこと。
でその後、メカニックの方はスターンバースから内側に入り込みました。
夜になっても強風はおさまらず、でしたが風向きが変わったのでポンツーンに接触する心配はなくなりました。さらに気になっていたオートパイロットの故障も、ポンプをまるっと新しく買い替えるという事態にはならなかったので、ほっとしました。
マルタに移動するための通過点として立ち寄ることにしたMarzamemiですが、マリーナオフィスの人の素晴らしい対応に驚いています。お願いしなくても割引きしてくれただけじゃなくて、日曜日だっていうのにメカニックにわざわざコンタクトを取ってくれて(連絡先だけ聞いて自分で手配するつもりだったので。)それをわざわざ電話で教えてくれたことからも、ヨッティ―の心情をしっかり理解した対応ぶり。私たちに対してだけじゃないのです。前夜にはいなかった船が朝起きたらいた・・・つまり夜中に到着したのに、ちゃんとマリネロは待機していて係留を手伝ったということ。横風が強かったので、ポンツーンで誰かラインを受け取ってくれないと夜半の接岸は不可能だったと思います。しかも私たちが再入港した時も風が強かったからなのか、テンダーで出てきていつでもアシストできるようにスタンバってくれていました。これまで入ったことがあるマリーナの中で、一番と言っていいほどの心配り具合。泊地アプリでもこの港内のマリーナは、どこも非常にいい評判です。さらに「来る」と言ったら悪天候でもちゃんと来てくれたメカニックの方。23日の朝8時ごろに取りに来て、その日の4時ぐらいには完成するよって言ってくれて、ちゃんと23日の今朝8時半ごろ取りに来ました!ギリシャではさんざん「来る来る詐欺」にあっていたので、期待しないのが当たり前になっていました。私たちがいるマリーナの人たちだけじゃなく、Marzamemiのマリン関係の方は、みんなちゃんとしていてプロ意識が高いようです。これがMarzamemiだけの事なのか、シシリー島の島民気質なのかを判断するほど長くはシシリーに滞在していないので、何とも言えませんが、少なくともイタリア本土で最初に入ったレウッカのマリーナの人たちよりもレベルが高いです。さらにローマ郊外オスティアに2ヶ月滞在した間に出会ったセールメーカーやメカニックと比べてもプロ意識もレベルも高いと思います。
イタリア人って私たちの中では「ちゃんとしていない。時間にルーズ」っていう印象がありましたがMarzamemiのマリーナに来てからはそれが全くあてはまらなかった、という嬉しい誤算を体験しています。
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