2024年5月5日日曜日

引き続きシシリー島北上ですーシラク―サに戻りました

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





昨日4日はMarzamemiからほんの20マイルちょっと先にあるシラク―サまで北上しました。最初にシラク―サに来たのは4月の半ばだったと思います。その時と比べて湾内にアンカリングしている船の数が3倍ぐらいになってました!

5月3日のディナーはチキン。骨付きもも肉を炒めて表面に焼目をつけてからオーブンに入れました。

ローストチキンみたいな仕上がりで主人も大満足。思わず手づかみでかぶりついてました!

Torrefanoのアンカレッジでは2泊したんですが、昼間は陸側から20ノット前後の風が吹き続けていたのですが、夕方過ぎると風が止まり、そのため北東のウネリが押し寄せてくるんですよね。そうすると横揺れがすごくって。特に3日の夜は夜9時頃から明け方まで横揺れ押し寄せる波で前後左右に大揺れでした。早朝にまた風が出てきたので揺れが収まっていて、いつの間にか寝てました。

5月4日(土):目が覚めたら8時過ぎでした。まずは朝食を済ませ、それからカーテシーフラッグ用のひもを付け直すため主人がマストに登ります。今まで風が強くて登る気になれなかった主人。シラク―サ目指して出発前にフラッグを付けないとね。

私はコックピットでメインハリヤードをウィンチするべくスタンバイ。合図とともにウィンチして主人を引っ張り上げます。電動ウィンチだからボタン押すだけですけどね。

一番目のスプレッダーまでしか上がらないので、あっという間に終了。

ようやく再びイタリアのフラッグをあげられました。作業は15分程度で終了。

9時半、アンカーをあげてTorrefanoアンカレッジを出発です。目的地のシラク―サまでは20マイルちょっとなので、ゆっくりの出発でOK。

メインセールをあげたら、すぐにエンジンを切りました。これからジェノアを出しますがメインセールだけで走れているので、ジェノアを出したらもっとスピードが出るでしょう。居もいい感じでセール走行できそうです。ここの所ほぼ毎回セール走行できているので、すっごく気分がいいです。大幅に燃料節約になっております。


まだ風があまり強くないのとちゃんとセールをセッティングしていないので、5ノットいってません。


角度に合わせてジェノアを調整。電動ウィンチなんですが、最後の微妙な所まできたら手動でウィンチして微調整します。


徐々にスピードがあがってきました。


最高は7.1ノット。これぐらいの風の強さが安定して吹き続けると、すごく快速で走れるんですけどね。この日はここ数日と比べるとあまり風が強くないのと、この辺りは、やはりシシリーの南東ほどいつも風が強いわけではないのです。この日の予報は途中で風が弱くなるのですが、目的地のシラク―サ手前で風向きが反対側になり、港に入るために方向転換した時は追い風になるはずなので、強ささえある程度保ってくれれば、ずっとセール走行でいけるはず。

波はほとんどありません。ここ数日で一番穏やかな海でした。

突風になると7・9ノットまで出てました。

でも平均するとこれぐらい。6ノット後半から7ノットの間をいったりきたりでした。10時12分ごろ。



10時40分あたりから、ちょっと風が弱まってきたのでスピードが落ちてきました。

11時ちょっと前、とうとうエンジンを付けるはめに。エンジン走行に切り替えて6ノットで走っても体感風速がたったの4ノット。


がっかりしてたのはつかの間で、11時半になると再び船体が傾きてきたので、風が強くなってきたのがわかりました。方角も変わっていた!エンジンを止めて、再びジェノアを出してセール走行です。やった~!

シラク―サまでの最初のWayPointまであと8マイルちょっと。6ノットスピードなので1時間半ぐらいでたどり着けそうですね。


前方寄りに変わって行ったのでヒールも少しきつくなりましたが、波の影響が全くなくとても安定して傾いてたので(という表現もおかしなものですけど。)、小腹が空いたので主人は前夜の残りのチキンを丸かじり、私は付け合せとして作ったリゾットの残りを温めて食べました。斜めになっていも揺れなかったので、キッチンに立っていても平気でした。


12時ちょっと過ぎ、風は10ノットちょっとになりましたが、角度がいいのでスピードはまずまず。もう5マイルぐらいなので6ノット前後のスピードなら十分。

ゆったりすぎて、キャプテンロブはここんな場所でくつろいでした。

お~久しぶりに再会のエトナ山。今日も神々しい。


12時20分ごろ、風はさらに弱まり、また角度がどんどん30度に近くなってきたので、セール調整が必要になりました。

ジェノアのトラベラーを後ろに下げます。

するとスピードは・・・・


どんどん上がっていき・・・・

6ノット台まで回復。風も突風時で14ノットとちょっぴり強くなったしね。


午後1時、シラク―サの街並みが見えてきました。

この頃にはまた風が弱くなってきてましたが、もう少しなので気にならない。


うわ~、湾内のアンカリングスポットには、すでに沢山の船がいる。1時23分、VHFでシラク―サのハーバーマスタ―に行進して入港許可を仰ぎます。この港ではアンカリングする場合でも入港の知らせをして、許可を得ないといけないんですよね。前回は聞かれなかったこの先の寄港地の事を質問されました。次の大きな港はローマのFumichinoです、と回答。それから数分してまた呼び出しがあり、入港許可、Cゾーンで他の船との距離を適正に保ってアンカリングするように、という指示でした。前に来た時はアンカリングポイントの位置まで指示されましたけどね。前にアンカリングしたポイントは一杯みたいだから、ちょっと違う所を目指さないとね。

入港許可をもらったし、風も弱まっていたのでここでセールを下ろすことにしました。

午後1時35分、シラク―サに入ります。



うわ~チャートプロッター上に表示されているよりもさらに多くの船がいるみたい。


観光船も数隻行き来していて、4月の最初と比べたらもう観光シーズンがスタートしかかっているのがわかります。

でっかいパワーボートがいました。クルーやシェフとかが乗ってるチャーター船かな。

ざっと数えても20隻はいるよねぇ。もっとか?!

2時ちょっと過ぎ、沢山係留されている間の丁度いい隙間を見つけてアンカリング終了です。水深10メートルぐらいの場所にアンカーを落としたので、チェーンは50メートル出しておきました。

チャート上で見るとわんさか混雑していそうですが、とっても大きなアンカレッジなので、まだまだ隙間は結構あります。皆さん丁度いい感じの隙間を保って、きれいに並んでいました。



すでに観光しているのでシラク―サにも一泊だけで、上陸もせずに続きに進みます。湾内は本当に穏やか。風も弱いので、平和そのもの。ここには変なウネリは入ってこのないので、今晩こそはゆっくりぐっすり眠れるなあ。ここ数日間毎日揺れ揺れだったからね。

火曜日にマリーナを出たのが最後、今日で5日間上陸せずにずっと船上にいますが、それはぜんぜん苦にならないんですよね。ただゴミがちょっと溜まってきたので、次のアンカレッジでは久々に上陸する予定です。次に向かう場所は、行道には飛ばしてきた場所なので、楽しみです!

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