皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
ピサに来たのはフィレンツェ観光をしたかったから!11日から出かけた2泊3日のドライブ旅行の記録です。まず一日目はちょっと遠方のシエナを目指し半日観光の後フィレンツェに向かい一泊目の夜を迎えました。シエナの歴史地区は世界文化遺産に指定されていますが、比較的知られていない中世都市かもしれません。
6月11日(火):10時半、SATOMI号をピサ・マリーナに残し2泊3日のドライブ旅行にでかけました。
今回のドライブ旅行はトスカーナ地方の主要都市ピサ,フィレンツェ、シエナの3つの街を観光する旅でした。マリーナ入港初日にすでにピサ観光を終了したので、ドライブ旅行1日目は一番遠いシエナの街にまず行き2日目にフィレンツェに向かうことにしました。
シエナはピサから車で2時間ちょっとかかり、そこからフィレンツェも1時間ちょっと。なので初日の元気があるうちに行った方がいいなぁと思ったのです。でないと最終日にフィレンツェから大回りして合計5時間近くも運転して帰ってくるとなると、力尽きて「シエナ」は遠いからま、いいか。」となりかねません。そうならなくて本当に良かった。シエナの街は予想以上に素晴らしかったのです。
シエナのサインが見えてきたのはすでに午後1時だった!ピサの街を通過した後シップシャンドラーを探して寄り道したのと例によって道に迷ったので(イタリアのハイウェイは枝分かれが複雑で、間違って反対方向に行ってしまうことが頻繁に起こります。)
午後2時、シエナの歴史地区に到着。世界文化遺産に指定されています。
城壁の中は一般車は乗り入れできないので、すぐ近くの駐車場に止めます。半日いて駐車料金は6ユーロだったのでそれほど高くないと思いました。
丘の上に見えるのはシエナ大聖堂のタワー。あのあたりが見どころなのですが、あそこまで徒歩で上っていくのはかなり大変だぞ~!!
と思ったら、エスカレーターマークが見えました。
さらに上ににもその上にもエスカレーターありました!地元の人も普段利用しているようで、スーパーの袋を持ったおじいさんとすれ違いました。
エスカレーターの一番上まで行くと、すぐに観光スポットがある場所となります。住んでいる人しか車を乗り入れられないし、道が狭い場所が多いので、すごくいい感じです。観光客も物凄い多いわけではなく、落ち着いた感じが中世の時代を思い起こさせてよかったです。
シエナってイタリアの中では誰でも知っている都市というわけではないですよね。でも行ってみようと思ったのは、姪っ子の一人の名前が「シエナ」なのです。弟夫婦がハネムーンでイタリアに行き、すごくイタリアファンになったんでしょうね。子供たちにイタリアの都市の名前をつけたのです。ちゃんとシエナには漢字もあります。それで行ってみたいなぁと思ってたんですよね。行く途中に家族ラインで「シエナ」に行くよって書いたら、義妹から「カンポ広場が良かったです。」と教えてもらいました。どこが見どころなのかも調べずと取り合えず行ってから考える行き当たりばったりの私たちです。
早速カンポ広場に行ってみました。
正面にそびえたつのはPalazzo Pubblico、市庁舎だそうです。中には入らなかったのですが、中は美術館になっていてシエナ派と呼ばれるフレスコ画が展示されているそうです。
すでに午後2時半になってたので、かなりお腹が空いてたので、広場にあるレストランでランチをすることにしました。
その名も「カフェテリア・イル・カンポ」。何軒かあるお店を全部チェックした上でここに決めました。高すぎることもなく、カジュアル過ぎることもなく丁度いい感じでした。
13世紀にはトスカーナ地方の覇権を手に入れ隣国フィレンツェを超す勢いで栄えていたシエナそうです。ゴシックの街並みは、車乗り入れを制限している効果で、中世の街並みの雰囲気がよく保存されていて、来て良かったなあと思いました。翌日フィレンツェ観光に行くのですが、私はウン十年前にフィレンツェに行ったことがあるんですよね。歴史地区エリアの規模はフィレンツェより小さいですが、その分、昔の雰囲気がよく保存されていると思います。観光客の数も物凄い多いわけではないのも、かえって雰囲気がいい理由かもしれません。隠された宝石っていう感じ。
途中で目についた中庭に入ってみると、そこは音楽学校として使われている建物だったのですが、中庭にレストランがありました。
でもね、それより天井、天井がすごかった!これ外のテラスというか踊り場みたいな場所の天井なんですよ。
すっごい綺麗!
中庭に続く場所にはこんな像もたっていたので、教会とかだったのかな?
そして、いよいよシエナ大聖堂。
うわ~思っていたより何倍も美しかった。ピサの大聖堂(ドゥオモ)とちょっと似ているな。白とピンクがかった大理石を組み合わせているあたり。
凄く細かい細工です。こういうデザインを作らせるだけの財力ってどんなぐらいだったんだろう。ちなみに完成まで200年かかったそうです!主人と「現代だったらもうこんな建築物を立てられる財力がある人っていないよね。」と話していました。「イーロン・マスクならできるかな?でもそのお金でスペース・シャトル作ってるね。」という結論に。
でも中はさらに想像以上に美しかったのです。確か一人12ユーロぐらいだったと思いますが、ネットでみるとその倍ぐらいでしたが、そこまで高くなかったはず。
ドーム部分のデコレーションも黒というかネイビーに見えたので、夜空の模様みたいでした。
ブラックの縞模様が本当にシックです。
パイプオルガン。反対側にもありました。きっとステレオ効果で音が聴こえてくるんだと思います。
さらに、教会の中に図書館があるんですね。
沢山の大聖堂をこれまで見てきましたが、前にもどっかの大聖堂を見た時に同じことを言ったと思いますが、シエナが記録を塗り替えました。私の中では最新の「今まで見た中で一番きれいな大聖堂」は「シエナ大聖堂」に決まりました!
思ったよりも楽しめたシエナ観光を終えて、本日のお宿のフィレンツェ郊外に向かったのは夕方4時。下りのエスカレーターの入り口です。
トスカーナの田舎の丘の上のお家。すごくいい眺めです。フィレンツェ付近はなんとエアB&Bでも一泊300ユーロを下らないぐらい物凄く宿泊が高いんです。フィレンツェ観光はバスや電車の駅まで来るまで行ってそこから中心部に行く予定です。
お昼ご飯がちょっと遅かったので、ディナーはなくてもいいなっと思いましたが、この付近のレストランにも興味があったので、出かけることに。驚いたのはパンクしてたのだ!レンタカー屋にすぐに連絡したのですが、結構時間がかかりました。スペアタイヤはなかったのですが、セルフリペアキットがあったのでそれで応急処置。その後わかったのですが、この車最初から空気漏れがどっかにあるんですよ。それが分かっていながらずっと使われているみたいで、セルフリペアキットを使ったら、取り合えず大丈夫みたいで・・・・最初代車か近くのガレージで修理する手配をエージェントにかけあっていましたが、最終的にどうも時々空気を入れ直して対処する方法で、最終日まで持つようだ、という判断となりました。4日でたったの60ユーロだもんねぇ。
出かける前にタイムロスが発生したので、最終的に地元のデリに着いたのは夜8時過ぎ。
主人はローストビーフ。
私は生ひき肉・・・じゃないですよ。これビーフ・タタール。でも生のひき肉に見えますね。
ということで、トスカーナ地方ドライブ旅行第一日目は楽しく過ぎていきました。
本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
0 件のコメント:
コメントを投稿