2024年6月4日火曜日

もう一カ月ぶりぐらいのセール走行?!やっとオスティアを出ました

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





2週間と1日滞在したテビレ川にあるブルードルフィン・マリーナを6月3日出発しました。目指した先は30マイルほど先にあるSanta Marinellaという泊地。風予報的には期待していなかったのですが、前方からマイルドな風が吹いていて、実に一カ月ぶりぐらいにセール走行できました!

船内もすっかり片付き、出発準備万端のSATOMI号。

6月3日(月):朝9時ちょっと過ぎ、主人はレンタカーを返すために出かけていきました。途中、ウォーターポンプを買ったお店に寄り返品もします。せっかく買ったのに仕様書にあったようには稼働しない不良品で、しかも120ユーロもしたので是非とも返金してもらい所。お店が10時から開店だったのですが、11時までにレンタカーを返さないといけないので、念のため主人は早めにでかけました。お店に着いた時は9時半ぐらいだったようですが、すでにお店が開いてたらしく(お店の2階が住居なので)「返品返金できたよ。」と出先から電話がかかってきました。良かった~!!!120ユーロは結構大金ですからねぇ。お店の人はしぶしぶだったみたいですが、主人が粘り勝ちだったみたい。それからレンタカーを返却しUbarで戻って来た時はまだ11時でした。予定よりも早く出発できそう!

ラフティングしてたラインをほどき、2週間と1日滞在したブルードルフィンマリーナを出発したのは11時半。毎日のようにこの川を渡し船で渡っていたのも、今ではいい思い出です。

入ってきた時は気が付きませんでしたが、川の入り口近くには結構おしゃれなマリーナがありました。内側は小型モーターボートばかりが係留されていたの水深が浅いんでしょうね。ヨットは川沿いに係留でした。

あそこが出入り口。直前がすごく浅くて2メートルキールのSATOMI号は一瞬こすった場所があったのです。レース用ボートみたいにキースが2メートル以上ある船は入ってこれません。

あそこにもリゾートホテルみたいな感じの建物がありました。

あそこに見えるのが、フミチーノマリーナです。

川は水深が充分ある場所は結構狭く、その割に交通量がまあまあるので前方をしっかり注意していないといけません。特に小型の釣り船があっちこっちにいるので。遠目に見た時はカヤックかなって思った白い塊は、なんとアヒルの一家でした。

数日前に船に訪問してきた一家は子供もアヒルが7匹いたのですが、このグループには6匹しかいなかったので、別の親子かな。子供も、SATOMI号に遊びにきた一家の子供たちよりサイスが小さいような。親が前後に付き添ってるのがとってもほほえましかったです。

マーカーがあるんですけど、その真ん中あたりがなんと一番浅かったんですよ。入ってきた時よりも少し深かったので、海底のサンドバーがよく動くんでしょうね。

風はあまりないんですが、水深が浅いのでいつも波が立っています。

ふ~やっと外に出られた。11時52分。

川から出て直ぐの辺りは、マリーナに入る船がいたりして両側から船が来るので、しばらくはエンジン走行のまま進みました。水深もすっかり安心の深さになってから、やっとセールをあげましたよ。

12時半でした。風はそれほど強くないですが、前方からなのでちゃんとセーリングできるスピード。

5ノットだったら上出来上出来!セール走行は期待してなかったので、嬉しいサプライズだ。なんといっても最後にセール走行したのってシシリーからマルタに行った時ぐらいじゃなかったかな?ずっと予報よりも風が弱かったので、エンジン走行が続いてましたから。


波は全然といっていいほどなくて、穏やかな海。セーリング日和です。

午後1時ごろになったら、少し風が強くなってきたのでスピードは6ノット前後になりました。これなら5時前には着きそう。


方角もばっちりで、一直線に目的地まで行けそうな角度。

キャプテン・ロブ、セールをトリミングし始めました。


メインシートのトラベラーを移動させました。同時にヴァングも下げましたよ。

午後1時半、Way Pointを目指して走っていると途中で障害物があるエリアを通過しちゃうので、オートパイロットをウィンドベーン機能に変更。角度だけを保って走行していきます。なので、残り何マイルというのはわからなくなりました。

セールのテルテールサインがいい感じになびいていました。久しぶりのセール走行はやっぱりいいなぁ。特に穏やかな海でも風はまあまああるっていうのは最高です。


この日の最高スピードは6.5ノットでした。平均では6ノット前後かな。

午後2時半ごろ、途中でちょっと進路変更したにもかかわらず、風向きが少し変わり、また行きたい場所に直行できる方角になっていきました!


お腹が空いてきたので、夕食にしようと思っていたラザニアを焼きました。これでもまだ半分残っているので、残りはまたディナーに食べます。

午後3時15分ごろ、多分到着時間は夕方5時ぐらいかな。

新しいドッジャーのウィンド、本当に透明で前がよく見えます。前は常に視界が曇っていたんで、交通量が多い場所ではヘルムの位置だと身を出して前方の様子をうかがわないといけませんでした。

午後3時45分、再びWay Pointに向かって進むようにオートパイロットの機能を変更しました。残りは4マイルで5.8ノットのスピードで走ってるから、1時間以内に到着しますね。

そして夕方5時、目的地のSanta Marinellaの港の隣の泊地に着きました。ここは浅いので、例によってぐるりと円を描いてどの方角からも深さが充分な事を確認。それでもキール下は1メートルないぐらい。0.8メートル、つまり水深は2.8メートルぐらいということです。

あそこに小さなマリーナがありますが、小さいのと浅いのでSATOMI号サイズだと入港できません。

青丸の位置にアンカリングしております。

他にもう1隻モノハルがアンカリングしていましたが、テンダーが無かったのでご不在のよう。外からの波の影響が全くなく、港に出入るする小型ボートや漁船の起こす波はありますが、おそらく夜になるにつれて穏やかになるんじゃないかな。時折横揺れを感じていますが、全然許容範囲です。ここ2週間ほど、水の上に浮いているのをわすれるぐらい全く揺れない状態だったので、たまに揺れる方が海の上にいる実感があっていいぐらい。

久しぶりのセーリングで、なんかリハビリ的でしたが、それにぴったりな穏やかな半日セーリングを楽しむことができました。6月4日も引き続きイタリア本土を北上していきますよ。次の最終目的地は「ピサの斜塔」で有名なピサの街なので~す!

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