2024年6月6日木曜日

ファブリチオさん推しPort Santo Stefanoは綺麗な街だった

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!






6月4日も引き続き移動しました。次の目的地は偶然にもファブリチオさんの「推し」の一つと同じPort Santo Stefanoでした。新規追加のソーラーパネルは早速威力を発揮してくれてエンジンをかけなくても電子レンジも使えるようになりました!

Port San Stefanoの新しい方の港。この丘の上あたりに、なんとファブリチオさんのお母さんが住んでいる、と後で知りました。

6月4日(火):この日は朝6時起床ですぐに出発しました。目的地は50マイルほど先にある、ちょっと飛び出た地形になっているPort Santo Stefanoです。Pisaに段々近づいてきました。コルシカ島もすぐ近く。コルシカ島、行ってみたいんですが今回は取り合えずPisaを目指しているので、その後にまた戻る形で行くかも、です。

夕方までは港に出入るする船がたてる波で、横揺れがありましたが夜が更けるにつれて、揺れがなくなっていきました。揺れたといっても、全然許容範囲でしたけどね。アンカーをあげたのは6時半ぐらいでした。

30分ぐらいしてからメインセールだけ取り合えずあげましたが、この日は到着直前のエリアまでセール走行できそうな風がないので、しばらくはエンジン走行です。


体感風速度より船のスピードの方が速いですね。エンジン走行だと7ノットは軽く出るので、50マイルの移動といっても、午後の早い時間に着くかな。

この辺りは遠浅が続いてるんですが、あんなところでアンカリングしているのなかな、あのヨット。大型フェリーとかが行きかうエリアなので、物凄く横揺れしています。動いてないみたいだから、昨晩ついて取り合えずここにアンカリングしたのかも。


7時半ごろ、物凄い大きな港が前方にあるので、そこに入港する貨物船があちこちに見られるようになりました。そこには大型クルーズ船が何隻も入っていて、おそらくクルーズでローマに立ち寄る時は、その港に入ってそこからバスとかでローマ観光をすると思われます。大きなマリーナもあります。私たちも4年前、そのマリーナ付近にあるシップシャンドラーでライフジャケットを買ったので行ったことがあります。そのマリーナもそこそこお値打ちで、本当なら今回もそこに立ち寄ってもよもかったのですが、多少不便でもオスティアのテビレ川にまた戻ってみたかったのだ。それにナポリに行くのに、そこからだとさらに1時間ぐらい余分に時間がかかってしまうしね。

8時ちょっと過ぎ、本日も穏やかな海なり。

相変わらずエンジン走行ですが、その分スピードが安定しております。

まだ全然風無状態。この角度なら体感が10ノットぐらいになってれば十分セール走行できるんだけどねぇ。

私の朝ごはんはカップヌールドルです。オスティアのパノラマスーパーで買ったもので、日本のカップヌードルにかなり近いです。でも面白いことにチキン味なのに、スープの味はシーフードヌードルのそれと似ていました。

9時49分、実際の風が真後ろなって7ノットを示してました。船のスピードが7ノットだから、全く風なしってこと?

で、暇すぎてキャプテンは完全くつろぎモード。私はこの後、しばらく船内に入ってソファでゴロゴロしていたぐらい。

メインセールの位置を大きく右に出しました。10時ちょっと前。

その20分ぐらい後、ジェノアも出しました。

12時40分ごろ、本土とその沖合にあるGiglio島の間辺りにきたら、潮の流れからか、海面が荒れ始めました。風もちょっと強くなっていたのですが私たちにとっては真後ろだったので相変わらずエンジン走行続行でした。島から本土に向かって何隻がヨットが気持ちよくセーリングしているのを見て、ちょっとうらやましかったです。


少し前にジェノアを巻き入れていましたが、メインセールが、波にもまれるたびバタバタするようになっていたので、下ろすことに。どうせ泊地まであと数マイルしか残ってないしね。

丁度こんな位置でした。青丸の場所。半島をぐるりと回るごとに海面が穏やかになっていきました。



なんかお城みたいな形の建物がある。

新しそうだけどね。グーグルで調べたら、ここには一般公開されていない場所らしい。


午後1時15分すぎ、青丸の位置にいました。

実際の眺めはこんな感じで、だんだん住居が増えてきました。


午後1時半ちょっと前、Port Santo Stefanoの新しい方の港の前を通過し、小さい方の港の外のブレークウォーターに差し掛かりました。ここの泊地なのですが、私たちは、ブレークウォーターの反対側の泊地に行きます。

あのブレークウォーター内がPort Santo Stefanoで、マリーナもありますが漁船とかコーストガードのオフィスもある場所です。あ~本当にきれいな街並み。

午後1時40分、アンカリング終了。水深10メートルちょっとの場所にアンカーを落としたのでチェーンは50メートル出しました。風がほとんどない夜なのでこんなに長くなくてもいいんですが、その分アンカーはびくともしないという安心感があります。

アンカリングした場所からの街の眺めも最高!

小さな砂利ビーチには日光浴の人たちがちらほらいました。まだすっごい暑いというわけではなく、過ごしやすい気温です。

予想より早い時間に到着したので、テンダーを下ろして上陸してみることにしました。

遠方に見えるブルーの船がSATOMI号です。

港沿いにはレストランが連なっていましたが、午後2時半近くで空いているのは数軒。ほとんどはディナー時間からやっと開店です。

そのうちに一軒に入りました。まずはシーフードの前菜三種盛り。左がイカとマッシュルーム煮込み、右はツナの煮込み、一番手前が海老のトマトソース煮込みです。驚いたのはイカがとっても柔らかくて、すごく美味しかったこと。こんなに柔らかいイカ、初めて食べた!どれも本当に美味しかったです。私たちが全部平らげたのを見て、いかにの「イタリアン・ママン」という風貌のおばさんが「パーフェクト!」と喜んでいました。
メインは、スカンピのトマトクリームスパゲッティ。2人前からオーダーできるので、主人も同じものにしました。一見地味な見た目ですが、このソース、ロブスタービスクの味なのですよぇ。もう美味しくって美味しくって・・・いつもならこの量は主人とシェアですが、主人は一人で完食。私も2/3ほど食べました。残りは勿論お持ち帰りで翌朝朝食に食べましたけどね。お値段的にも、オスティアのレストランより安かった!家庭の味って感じですごく満足できました。

はらごなしに街をちょっとお散歩です。

マリンエレクトロニクスのお店がありました。ガスボトルもここで充填できるみたい。3月からまだ同じガスボトルを使い続けていて、昨シーズンよりも頻繁に料理をしているにもかかわらず、まだ最初のボトルが空になっていないんですよね。以前も一本で半年ぐらい持っていたので、倍ぐらい使用頻度が増えても、多分3カ月ぐらいは持つと思われるので、あと1カ月ぐらいは大丈夫かな。ちなみに、ボトルは2本あるので、1本目が空になっても問題なしです。
裏道を通って、新しいポートの方に向かいます。


新しい方にもレストランが沢山ありました。こちらの方がおしゃれな感じ。


港内なのに、結構綺麗な水です。ここにはモーリングブイにつなぐ場所があるんですが、モーリンブイなのに一日50ユーロだそうです。しかもこの場所ブレークウォーターがないから北風になるとプロテクションなしなのにねぇ。外を通過する船の波の影響も丸受けなので、アンカリングする方がよっぽで快適なのです。

海沿いのアパートは宿初施設と思われますが、窓辺がきれいにデコレーションされていて、とても綺麗。

この丘の上のどこかに、この場所をお勧めしてくれたファブリチオさんのお母さんが住んでいるそうです。丁度先週末にファブリチオさんはここに来ていたそうです。


眺めとしては、こちらの方が全体的におしゃれで洗練されてる感じ。丘の上には古城みたいな建物と教会?のタワーが見えました。ローマからは車で2時間弱ぐらいで来れると思うので、週末のお出かけ地としては人気な場所じゃないかな。国際的に知られた街ではありませんが、おそらく地元のイタリア人には知られた場所だと思います。まだ6月初めだし、週日なので、すごく静かで落ち着いていました。私的には、世界的に有名な観光地よりも、こういう地方のちょっとしたリゾート地の方に魅力を感じます。

あ、あれ来るときに見たかっこいいレーシングヨット。この後Port Santo Stefanoに入ってきていました。

その後海沿いの道を通ってPort Santo Stefanoの大きな港に戻ります。あっち側から歩いてきたのだ。


テンダーは目の前に見えるポンツーンのすぐ隣に係留しておきました。

海上から降りかえって写真を撮りました。

とってもきれいな街内を眺めてお泊り。港に出入りする船の波の影響もほとんど感じず、前日にいた場所よりもすごく快適でした。で、もう1泊したくなっていたのですが、5日の夜から北風に変わるので、この場所はちょっとまずいことがわかり・・・・ほんの7マイルほど先にある別のアンカレッジに午後から移動することにしました。


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