もしかして水漏れ？使ってないのにフロント水タンクが半分になってた！

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ！

Isola Rosssa滞在最終日の18日は、もう一度コインランドリーに行ったり食料買い出しに行ったりと出発準備に明け暮れました。でもここで気がかりなことが！いない間にフロント水タンクの水量が半分に減っていたのです。使っていないのに！もしかしてタンクに水漏れが発生している？！

8月18日（日）：マリーナから一番近いコインランドリーは車で20分ぐらいの場所。

日曜日ということもあり、以前行った場所は地元の人で混雑していました。そこでさらに20分ぐらいドライブした場所にある別のランドリーに行くことに。ちょっと田舎の場所だったからか、誰も使っておらず2台あった洗濯機をフル活用しました。最初に行った場所よりも乾燥機の値段が安かったので得した気分。

洗濯を終えたラ、次は買い出し。日曜日はスーパーがお休みの場合が多いんですがサルディニア島では日曜日でも通常営業していたり、午前中半日営業しているお店が沢山あります。ただ洗濯が終わった時はすでに午後2時半ぐらいだったので、一日中開いていて大型スーパーは、車で40分弱のLidlだけでした。ドライブが嫌いじゃない主人で本当に良かった。こんな山道をぐるぐる曲がりながら、別の小さな街にあるLidelに向かいました。

天気が朝から曇りがちで、とうとう雨が降ってきた。

19日にマリーナを出た後は、アンカリングを続けて移動なので、大きな食料買い出しはしません。車がある時ならでは、でスパークリングウォーターやお酒類を大量購入。Lidelはディスカウントスーパーなので、大量買いにはもってこいです。

マリーナに戻って来た時は夕方5時ちょっと過ぎになっていました。あの岩みたいに見えるのがIsola Rossa、つまり赤い島なのです。

天気は相変わらず曇りがちでしたが、幸い雨は止んでいました。

荷物を運び入れて船内を掃除している時に、ふと水タンクの計器を見てみたら、なぜかフロントタンクの水量が半分に減っているではないか！14日に見た時はたしか満タンで、ずっとバックタンクを使い続けていたし、ドライブ旅行で船にいなかったから減るはずはありません。え？？？ということはタンクに漏れが発生しているってこと？

水漏れがあれば、どこかに水が溜まっているはずということで、ビルジや思いつく場所を確認しましたが、特に水が溜まっている様子はありませんでした。ビルジポンプはオートで作動するようになっているのですが、滅多に作動しません。ですが、マリーナに入ってきた日、いつもより頻繁にビルジポンプが作動したのを見て変だなと思ったんですよね。

でも、もしかしたら水タンクのゲージ計器が異常なのかもしれないと思い、実験のためフロントタンクに水を入れ満タンにしておきました。（ここ2ヶ月ぐらい、水道水はタンクに入れず海水を真水に変えたものだけがタンクに入っていたので、水道水をいれるのはちょっと残念でしたけどね。）

大量の洗濯ものを片付けたり、床掃除をしてモップをかけたりしているうちに夜7時頃になりました。お家ディナーにしようかな、と思ったのですが疲れてきたし、魚が食べたい気分だったのでおでかけすることに。

日曜の夜ということでIsola Rossaはにぎわっていました。いろいろメニューをチェックしたのですが、グリルフィッシュがメニューにあるお店でお値段が納得できる場所がなく、結局グリル魚の盛り合わせがあるお店にしました。このお店、Isola Rossaに来た当日にも利用したお店で、お値段は安めなのですが味はとってもよくて気に入ってます。

そして今回も嬉しい驚きでした。ミックスグリル23ユーロでなんと、一匹まるまる魚が付いてきただけではなくでっかい海老2匹にイカリングに焼き野菜までついていたのです！

ミックスグリルがこんなに豪華だとは思ってなかったので、主人はチキンシュニッチェㇽと焼き野菜もオーダーしました。お魚は香ばしくてとっても美味しく、思いがけなく1匹まるまる食べることができて、本当に満足でした。

やっぱこのお店、コスパ最高だ！お値段は主人のビール大瓶を含めても52ユーロ！フランスだったら一人分の値段だよぉ～。

デザートのアイスクリームはキャラメルプリン味。これ1スクープ2.5ユーロなので地元価格です。サルディニアの東側だと4ユーロぐらいします。

天気予報を確認したら、19日はまだ午前中が西風でマリーナ外のアンカレッジには波が押し寄せてくる形でした。外海はさらに大きい波予報で1.5～1.8メートルの予報。なので予定通りマリーナをチェックアウトしても、マリーナ外のアンカレッジで一泊することにしていました。夜に向かって風向きが変わっていくので、午後になればアンカレッジに入ってくる波はおさまるはずなんですよね。

夜になっても強い西風はおさまらず、バース内に押し寄せる波で前後左右に揺られながら夜が過ぎていきました。

8月19日（月）：朝8時の時点でこんな空。あそこがマリーナ外のアンカレッジですが、結構大きな波がまだ押し寄せてきます。

一晩中予報よりも強めの風が西から吹き続けていたので、かなり波が育ってしまっています。

う～ん、空模様も怪しげ。お昼ごろには回復するのかな。でも念のためもう1泊延長することにしました。

さて、気になっていたフロントタンクですが、前日に満タンにしておきました。

一晩たったら・・・全く使っていないのにやはり少し減っている！タンクにクラックが発生しているのは確実なようです。あ～タンクを出してクラックを溶接してもらうってかなりな修理じゃないか～。

が幸い、9月の半ばからスペインのマリーナで一旦ハードスタンドに上げて整備をすることにしていたんですよね。大西洋を横断した後は来年6月まではカリブ海を楽しみ、その後トリニダードあたりで越冬ならぬ越ハリケーンシーズンをしようと思っていました。なのでその前にどこかで一度ハードスタンドにあげて整備したいと思っていたのです。アンカーローラーカバーの補強や新しくアンカーチェーンを買い替えるぐらいだと思ってましたが、ここに来て水タンク漏れ修理という大仕事が加わってしまいました。

今シーズンは、オートパイロットの軸部分が割れたりモーターが壊れたり、アンカーローラーが壊れたり、給水ポンプが怪しくなってきたり・・・と経年劣化による故障が続いていますが、大西洋横断前のタイミングで返ってよかったと思っています。今のうちに壊れるべき箇所は全部壊れておいてね、という気持ち。

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