皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
10月23日水曜日、6週間もの長い間を過ごしたアルメルマルマリーナを出発しました。24時間のオーバーナイトセーリングは大事もなく無事終了。期待していた風が途中で弱まってしまい明け方からはエンジン走行となったのがちょっと残念でした。航海の模様を動画にしましたよ。
出発前日ハーバーマスターのフミさんをSATOMI号にお招きしました。
10月22日(火):6週間もの間お世話になったアルメリマルマリーナ。ハーバーマスターのフミさんには、大きい配達物を車で運んでいただいたり、仕事の合間の息抜きに美味しいタパスのお店に連れて行っていただいたり、本当にお世話になりっぱなしでした。フミさんとの交流がなかったら大変な作業の毎日はもっと辛いものになっていたでしょう。
アペリティーボは外でチーズとイベリコ豚の生ハムで一杯やった後、ローストポークのディナーでフミさんをお迎えしました。とにかく豚自体の味がいいので、ローストするとすごく美味しいんですよね。味付けは地元スーパーでみつけたお肉用のスパイスをお肉にまぶし、オリーブオイルで表面を覆ってからオーブンに入れただけ。一応グレービーソースは私手作りですが、これも日本のクリームシチューの素と焼肉のたれを合わせただけ。簡単に作れるのですがオーストラリアで売っている市販のグレービーソースよりも美味しいいのだ!(オージーの主人の太鼓判をもらっています。)
サルディニアビールからイタリアの赤ワイン、そしてギリシャのウゾ、最後はアルメリマルの日曜クラフトマーケットで買ったポートワインと、宴は終わることなく続き・・・ではなく、フミさんも翌日お仕事があるし私たちも長時間走行が待っているので、夜9時過ぎにおひらきとなりました。
10月23日(水):朝から晴天。そして10時を過ぎる頃にはいい東風を感じ始め、久しぶりのセーリングに胸が躍ります。テンダーも走行仕様で低い地位に吊るしているので、マリーナを出たらすぐにセールを出せます。いつもは外に出てから、この位置まで下ろし、さらに動かないようにベルトで固定する作業を揺られながらやるので、出発しても最初の30分ぐらいはロスタイムなのです。
11時ちょっと前、マリーナオフィスに鍵を返しに行きました!あ~名残惜しい。フミさんと最後の記念撮影。次に会えるのはいつかしら?オーストラリアにも遊びに来てくださいね、ということで後ろ髪を引かれる思いでオフィスを後にしました。
でもねぇ~予報は最終的には外れたのだ。
午後1時ちょっと過ぎに見た素敵な帆船。ちゃんとセールで走ってました。4.8ノットということだったので、かなりゆったり。
24時間航海のハイライトを動画でまとめてみましたよ!最初のうちは予報どおりの強さと方角の風で快調だったのですが、夜がふけるにつけて風が弱まってしまいました。それと共に私の声に元気がなくなっていく様子がよくわかりますよ。
10月24日(木):10時50分、ジブラルタルロックに近づいてきました。なんか曇り空で肌寒かった。上の方が雲で覆われています。雨に降られるかと思ったのですが、大丈夫でした。
午前11時、スペインLa Lineaのアンカレッジにアンカリングで航海終了。ジブラルタルロックの反対側です。
アルメリマルを出たのが23日の朝11時半ぐらいだったから、約24時間で到着しました。最初は平均7ノットぐらいのハイスピードだったので、暗いうちに着いちゃうとやだなって思っていましたが、風が弱まるにつれて4ノット程度のスピードしかない状態になった時間も長く、最終的にエンジン走行に切り替える羽目になりました。おかげで全体的な平均速度は6ノットぐらいで、予定どおり24時間の航海になりました。
スペインではあまり遊べなかったので、やっとホリデーがスタートっていう感じ。
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