皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
この週末は日曜日27日になって初めてテンダーを下ろして5日ぶりに陸に上がりました。Algecirasの街はモロッコへのフェリーが行きかう大きな港の街で、普段は賑やかだと思うんですが日曜だったのでお店はほとんど閉まっていました。アルメリマルでメインセールを戻してもらった時にセール屋さんがアウトフォールカーが劣化している事に気づき教えてくれました。特に急ぎの修理ではなかったのですが、直してくれる人が見つかったので取り外そうとしたら・・・あ~またしても部品を海にぼちゃん!
ビームの間の間にあるこのレール。メインセールの後ろを引っ張っているものです。アウトフォールカーっていうらしい。日本語では何というのかわかりませんが。
大きな港で、貨物船も係留されていますが、モロッコとこちら側を行き来するフェリーの発着港でもあります。
橋の奥に長いワーフが広がっていて、大型船が係留される場所みたいでしたが、一番奥の階段にテンダーを付けました。念のためロックしておきます。ジブラルタル湾内はテンダーの盗難が頻繁あるらしく、主には夏の間みたいですが、用心に越したことはありません。
港沿いの道から一本奥にはいると街の中心広場にあたりました。
クリスマスツリーの代わりかな?
そしてお決まりの教会。
広場の中心には陶器でできるらしい美しい噴水がありました。水は出てなかったけどね。
噴水の周りにあるベンチもこんな風に綺麗な陶器のベンチでした。
お昼ご飯をどっかでつまもうと思ったのですが、営業しているお店はカフェだけ。しかもサンドウィッチとかペイストリーしかありませんでした。それと、SATOMI号の事が気になってきたのです。出かける時に入り口はロックしてきましたが、天井ハッチはロックしてなかったので、外から中に侵入できるのです。私たちが船から離れた時、カヤックに乗った二人組がSATOI号の方に近づいてきたのを主人は見ていて、それがすごく気になっていたらしいのです。で一旦戻ることに。
まだお昼前だったので、午後になったらレストランも営業し始めるのでまた街に戻るつもりだったのですが、なんかめんどくさくなってきて冷凍ピザでランチを済ませました。
あっちの橋をくぐってAlgecirasの街に行きました。
出かけないことにしたので、アウトフォールカーを外すことに。アルメリマルでメインセールをセール屋さんが取りつけた時に、メインセールの後ろ側を固定しているワイヤーをひっかけているわっかの部分がちょっとすり減って変形しているのを発見してくれました。もっと早く見つけてくれればアルメルマル滞在中に修理できたのにぃ~。出発の前々日に教えてくれたんですよねぇ。
ジブラルタルはまだARCで11月後半に大西洋横断する船が沢山いるみたいで、スペインの方もジブラルタルの方のマリーナも満杯ということで入れないのです。スペイン側の方はARCの船が去っても越冬する船でバースが満席のよう。ジブラルタル(イギリス領)は11月1日からなら空きができるそうで、それまで待つことにしたんですね。で、待っている間にアウトフォールカーを修理できないかと、ステンレス職にを探したら見つかりました!なので今のうちに外しておかないとってことで作業開始。まずはブームを下げます。
これこれ、ブームのレールの中を動くセールを後ろを支えるワイヤーのアイが引っかかっている部分が劣化しています。当面は問題ない状態ですが、せっかく直せる人がみつかったししばらく滞在するから丁度いいタイミングかな、と思って。
まずは今ワイヤーの先につながっているフィーダーのヒモをはずすため仮のヒモとつなぎ合わせました。両方の端っこにセール修理用の頑丈な糸をで作ったループを縫い付けてそれでつなぎ合わせました。
なかなかアウトフォールカーが溝から外れなくて、ブームの後ろにある部品をいろいろ緩めて外そうとしておりました。部品を海に落っことさないように最初はブームの下にビニール袋をかけていたのですよ。でも最初の部品を外した後は「もういらない」ってことで袋を外した途端・・・・なんか小さい丸い部品がころころと出てきて、あ~ッという間に6個のうち3個が海の中にぼちゃん!!!!その後の主人の悔しがりようったら・・・・。私は関わらないようにそっとしておきました。
10月26日土曜日は、何もせず船内でごろごろしてました。私は皿洗いをする気にもなれず・・・で久しぶりに主人がお皿を洗ってディナーも作ってくれました。サーモングリルと自家製フレンチフライ。美味しかった!
10月27日(日):さすがに今日あたりは動き始めないと根が生えちゃうねってことで、テンダーを下ろし上陸してみました。あの橋の奥に広がるのがAlgecirasの街です。
大きな港で、貨物船も係留されていますが、モロッコとこちら側を行き来するフェリーの発着港でもあります。
橋の奥に長いワーフが広がっていて、大型船が係留される場所みたいでしたが、一番奥の階段にテンダーを付けました。念のためロックしておきます。ジブラルタル湾内はテンダーの盗難が頻繁あるらしく、主には夏の間みたいですが、用心に越したことはありません。
ワーフ沿いは大きな駐車場になっていました。ワーフの一番奥はフェンスで囲まれていたので、そこまでテンダーで乗り入れると出られなくなりそうでした。フェリーに乗る人だけの規制されたエリアだと思います。
教会の中では20人ぐらいの女性が集まって現代的な讃美歌を歌っていました。普通の街の普通の教会みたいで、内装は特に豪華な派手さはありませんでしたが、地元の人に慕われているのでしょう。お店はこの広場の周りしか開いてないからなのか、ミサの後の人がたむろッているのか、広場の周りには賑やかでした。
ジブラルタルはまだARCで11月後半に大西洋横断する船が沢山いるみたいで、スペインの方もジブラルタルの方のマリーナも満杯ということで入れないのです。スペイン側の方はARCの船が去っても越冬する船でバースが満席のよう。ジブラルタル(イギリス領)は11月1日からなら空きができるそうで、それまで待つことにしたんですね。で、待っている間にアウトフォールカーを修理できないかと、ステンレス職にを探したら見つかりました!なので今のうちに外しておかないとってことで作業開始。まずはブームを下げます。
レイジージャックのひもを緩めてブームにアクセスしやすいようにします。
まずは今ワイヤーの先につながっているフィーダーのヒモをはずすため仮のヒモとつなぎ合わせました。両方の端っこにセール修理用の頑丈な糸をで作ったループを縫い付けてそれでつなぎ合わせました。
黒白の細いヒモが仮のヒモです。
その後は落っことした部品をネットで探す作業。古い船なので部品を見つけるのはいつも一苦労なんですよね。でもとくに特殊なものじゃないみたいだし、実物は3個残っているので特注できないこともありません。ナイロン樹脂で作れます。最初は目の前が真っ暗になったそうですが、落ち着いたらなんとかなりそうで主人も来を取り直しました。
そんなころ、外で何やらにゃーにゃ―騒がしかったので見ていみたら、なんとこんな光景がSATOMI号のすぐ後ろで広がっていた。
その後開けたイタリアトスカーナ地方で買った赤ワインが思った以上に美味しくて、アルメリアで買ったお煎餅などを肴にワインでプチパーティーでした。最近はあまりワインを飲んでいなかった主人も、この日は部品落っことしのショックを慰めるかのように、ぐいぐい飲んでいました。(あ、でも美味しかったので飲み干しちゃうのが嫌だったので、ちびちびっていうのが正しいかな。まだ1/4ほど残っています。)
イタリアに移動してからつい最近まで、ネットフリックスにアクセスできなくなっていたのですが、急に直っていたのですよ。なので、ネットフリックを観まくっております。
穏やかに日曜日の夜は更けていきました。
10月28日(月):朝6時ちょっと前、船体に打ち付ける波と揺れで目が覚めました。月曜から風向きが変わるので、反対側のLa Linea de la Concepcionの方に戻る予定でしたが、予報では11時ぐらいから強くなってくるはずだった。なのにこんな早朝からすでに風は20ノットになってました!50㎝ぐらいの波がザブンザブンと押し寄せていたので、そりゃ揺れるわけだ。
まだ半分寝ぼけていたので1時間ぐらいそのまま我慢してたのですが、7時ちょっと前、移動することに。風が最低でも16ノットとかだったので、アンカーを引き上げるのも結構大変でした。
ジブラルタルロックがある方から風が吹いてくるので、初日にいたアンカレッジが丁度いいのです。
すでに10隻ほどアンカリングしていましたが、場所は余裕だし遠浅なのですぐにアンカーを下ろして落ち着きました。その後このブログを書き始めましたよ。
ということで、今週金曜日11月1日までは風向きからしてLa Linea de la Concepcionのアンカレッジが最適なので、ここにいます。テンダーも下ろしているので、ジブラルタルのマリーナに入る前に上陸して散策開始すると思いますが、本日は雨模様で寒いので明日以降かな。
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