2024年11月5日火曜日

アウトフォールカーもジェノアファラーカバーも修理完了出発準備完了

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!




ジブラルタルマリーナにいる間に修理事項は全て解決しました。このブログを更新する時にはモロッコに向かって出発しています。ジブラルタルはイギリス領なので出国スタンプをパスポートに押してもらおうとイミグレーションにいったんですが「スタンプ押すのはやってません。」と断られました。丁度居合わせたモロッコから頻繁に出入りしている人が「Tangierのマリーナとかに行くならモロッコ側は全然気にしないですよ。」とは言ってくれたのですが念のためコーストガードにも確認してみました。

11月2日、雨が降り止んだ合間に修理されたアウトフォールカーを設置。

消耗していた部分が補強されて元の形となりました。これが前後に動くための小さなローラーを海に落っことしてたんですが、それも無事特注できたのでちゃんと元通り。

ジェノアファラーラインも新調したので、新しいものに交換しました。


そしてこの部分、ファラーの外のカバー4本足に見える部分、ボルトが外れていたのですが、丁度いいのがなかったので、サイズが同じものを外れないように加工して設置。

これを引っ張ってジェノアを出すのが楽しみだ。これでシート、ライン関係の主なものはSATOMI号を2020年に購入してから全て交換したことになります。まだ交換していないのはヴァングやリーフィングラインにトッピングぐらいかな。

このマリーナ、定住者が多いみたいで、地中海式係留なんですがパサレルを使ってなくて階段を使っている船が結構います。浮きポンツーンなので干満差には影響されなくて、低い位置にあるので階段の方が便利なんでしょうけどね。しかももっと驚いたのは、別の船ですが、家庭用の冷蔵半分ぐらいいるんですよ。ポンツーンが低いのです庫を運び入れていたこと。ヨーロッパの家庭用冷蔵庫って日本みたいに小さいものも珍しくないんのですが、それでもヨット用のサイズよりはうんとデカくて・・・陸電に繋がっていないと使えないサイズだと思うんですけどねぇ~。やっぱマリーナ常駐なのかも。ちなみに修理をお願いしたステンレス職人さんも、工房は陸にありますが、住まいは船で同じマリーナに係留していました。

お隣さんなんかこんな立派な階段。これって持ち運びできないから、ここ以外の場所に行ったら使えませんよね。ここがホームポートということで毎回戻ってくるからいいのかな。ちなみにこの船には2匹の結構デカいサイズのワンちゃんがいるんですが、ワンちゃんが陸に下りてくるのを見たことがありません。なんとワンちゃん、トイレを船のデッキ上でやっているようで、朝早く起きたら隣でホースでデッキを洗っているのを目撃。なんかそれってねぇ~ま、セーリングにでかけてアンカリングしている時に陸に上がらなくてもいいのは便利なのかもしれませんが、ワンちゃん運動不足になっちゃうと思うけどな。サイズ的にはとても室内犬のサイズじゃないです。かなりでっかいです。

うちのは板です。パサレルはもう不要だと思ってアルメリマルにいた時に売ってしまいました。でもそれ以前から今年に入ってからは、ほとんどマリーナに入らなかったのもあって、パサレルは一度も使っておらず、ずっとこれで済ませてました。スイミングプラットフォームの高さとほぼ平行なのでとても便利です。

さて修理関係は全て終わっているのでSATOMI号はいつでもモロッコに向けて出発できる状態なのですが、私たち自身の出国手続をしに、4日空港近くのパスポートコントロールの場所に向かいました。

パスポートを見せる場所の人にきいたらジブラルタルでは出入国のスタンプを押さないよ、とのこと。モロッコ側がそれでどうなのかはわかりません、というのです。え~大丈夫なのかな?と思っていたら、丁度通りかかった人が「自分の船でモロッコに行きますか?TangierマリーナとかPort Of Entryの港に行くならモロッコ側は出国スタンプがなくても全然気にしないですよ。」と声をかけてきたんです。モロッコの方で頻繁に出入りしているとのこと。でも気になるならコーストガードに聞きに行ったらいいんじゃないかって、イミグレのおばさんよりも詳しくアドバイスしてくれました。それは名案、と思い、さっそくゲート近くのコーストガードに行ってみました。

そこでも「スタンプ押さないよ。」と同じ返事。でマリーナが作ってくれた出入国の書類を見せたら「あ、これで大丈夫ですよ。これで出国したことがわかりますから。」とのこと。確かに、空港でも出国スタンプを押さなくなっている国は増えていているし、アルバニアを出国した時は、エージェントが出国手続きを代理していてパスポートにスタンプは押せない代わりに書類を発行してくれました。それをモンテネグロに入国する時に見せるように言われてたっけ。モンテネグロでその書類を見せて問題なく入国手続きができました。それと同じことですね。家に帰ってからマリーナが発行してくれた書類をあらためて見たら、船のレジストレーションナンバーなど以外にもカスタムクリアランスの日付とかクルー名簿も記載されていました。出国の時にまた書類にサインをもらうらしいので、それで正式に人も船も出国手続き完了ということなんですね。

帰りはバスではなく徒歩でジブラルタルの街に戻ることにしました。空港の中を通過するのもジブラルタル名物の一つです。

丁度飛行機が飛び立つ時だったので、ゲートが閉じていました。まずは自転車が先に通過できるようになり、歩行者はその後。車両は通行できません。


滑走路にはみ出るとメガホンで注意されます。

さっきここを飛行機が通過していったと思うと不思議な感じ。


その後もバスに乗らずに街の中を歩いてマリーナまで戻ることにしました。

主人がお腹が空いたというので、私も付き合っちゃった。広場にあるレストランに入りました。私はなんちゃってパスタ。小皿料理を2品。一つ4ポンドぐらい。

主人はがっつりビーフストロガノフにライス。

前日のジブラルタルロック観光で、歩きすぎてふくらはぎが筋肉痛なんですが、それを押して今日も頑張って歩きました。これでヨーロッパも最後だしね。

ジブラルタルは免税だからお買い物天国ってきいてましたが、それはイギリスから来た人にとっての話だとおもいます。お酒なんかはユーロに直すと免税でも全然安い感じはしませんでした。

ここはジブラルタル地方政府の建物。


そのお迎えはロイヤル・アーミーのジブラルタル支部の建物で、入り口に門番さんがいました。週末にはみなかったのでドアが開いている時間帯だけかな。


戻って来た時にはすでに午後3時ぐらい。またアッという間に一日が過ぎました。でもこれがヨーロッパ大陸で過ごす最後の日。5日の午後にはアフリカ大陸のモロッコ、Tangierのマリーナにおります。そこはジブラルタル海峡外の大西洋側なのだ!

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