2024年11月4日月曜日

鍾乳洞あり戦時中巨大トンネルありジブラルタルロックはただの岩じゃなかった

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!







ジブラルタルロック観光に行ってきました。サイズがでかいだけではなく、岩の中に戦時中に掘られた沢山のトンネルがあり古いものは1700年代にスタート。鍾乳洞はライトアップされていて本当にきれいでした。徒歩で上がることもできますが、行はロープウェイで頂上まで行き下りながらいろんなアトラクションを見て回るのがベストなやり方でした。

ジブラルタル湾を一望できる素晴らしい眺め。SATOMI号がいるマリーナも見えますね。

11月3日(日):お天気は相変わらず曇りですが雨の予報はなし。朝一でロープウェイに乗るべく9時ちょっと過ぎに観光出発です。ロープウェイ乗り場までマリーナから徒歩10分ぐらい。

グラナダに行った時にデカトロンで買った子供用サイズのブッシュウォーキングシューズを履いて!偶然にも2020年から愛用している暴風防水ジャケットもデカトロンのものでした。イタリアで買ったんですけどね、その当時はデカトロンというお店の名前すら認識してませんでした。

この反対側のエリアにロープウェイ乗り場があります。

予めチケットをオンライン購入していおいたのですが、当日チケット売り場で入場券を発行してもらう必要があり、それに並んでいたので実際に乗るまでに40分ぐらい待ちました。それでも当日にチケットを買うより待ち時間は少なかったと思います。ちなみに朝一のロープウェイは9時半から。10時15分過ぎぐらいに乗車。チケットは観光スポットのネイチャーリザーブエリアの入場券込のものを買っておきました。大人一人36ユーロだったかな。ロープウェイなしだと19ユーロぐらいでした。ロープウェイが高いんですけど、上に上がってからも数キロ歩くことになるので、体力温存にはこれが一番です。

あ、SATOMI号が見えた。お隣が54フィートなのでバウがちょっぴり覗いているだけですけどね。


あれはLa Lineaだ。今日も沢山アンカリングしているな。

ロープウェイは往復あるんですが、ロックを目一杯観光したい場合は下りながらいろんな見どころスポットを回るので、片道券の方が便利なのです。でないとまた帰りは登ってこないといけなくなります。まずはカフェに入って飲物をゲット・・・と思ったらついでに主人がサンドウィッチを買って食べ始めました。朝ごはんがクランペット数個だったからまだお腹が空いてたのかな。私もちょっといただきましたけど。

外の展望スペースに出ると、風が冷たかった。雲の中にはっているのかしら?

La Linea、先週の今頃はSATOMI号もあの中の一隻だった。

ジブラルタルに来て2日目に風向きが変わったのと、La Lineaでヨットレースがあるからといとで、コーストガードに追い出されて向かったのが、あっちのAlgecirasのアンカレッジでした。一週間ちょっと前の事ですが、もっと前の事のような気がする。

地図を見ながら散策開始。スカイウエィという場所があるのでそこを目指します。途中おさるさんの餌場を通ります。このロックには野生の猿がいることでも有名。野生といっても餌を与えられているので放し飼い動物園みたいなもんかな。

サルたちはとっても人間になれているので、すぐ近くにいても全く気にしていないよう。餌を上げたりするのは禁止で、食べ物の持込みも禁止されています。これはお父さんお母さんに子ザルの家族かな。

ちいさな子ザルちゃんが戯れていました。



自家用車が入れるのかはわかりませんが、タクシーとか小型ツアーバスで上がってきている人たちも沢山いました。

スカイウェイは床が透明になっているタイプの展望プラットフォームなのですが、曇りガラスみたいでほとんど見えず、スリルは全くなしでした。この後、後ろに見える岩の天辺に向かいます。


そこにあるのは第2次大戦中の大砲基地の後。ここまで1キロ弱歩いていおります。ロックがでかいので、見どころ間を移動するのにかなり歩きます。なのでタクシーツアーで来る人が多いのは納得ですけどね。

基地は地下になっています。



人形が展示されていて、当時の様子が想像できます。

トンネルは50メートルぐらいはあったかな。

人形があると主人は寸劇をやっていました。

外に出るとでっかい大砲がアフリカ大陸の方を向いていました。

大砲の下の弾薬保管所。ここでもキャプテン・ロブ劇場。



ここで大砲を操作していたんですね。

位置的にジブラルタルロックの端っこに近いので、来るときに横目に見てきた沿岸を上から眺めることができました。ちゃんとした競技場がありました。サッカー場かな?

次に向かったのはセント・マイケルズ鍾乳洞。大砲基地からは1キロぐらいありますが、下り坂なのでそれほど大変ではないです。

間違って出口から入場していたので、いきなり劇場みたいな座席が並んでいる場所に出ました。洞窟内は色とりどりにライトアップされていて、音楽も流れているのでイスに座ってちょっとしたショーを楽しむことができます。



これは形が羽根を広げたエンジェルみたいな場所でそこに顔みたいに見えるようにライトがあてられているもの。この鍾乳洞の中での見どころです。

とっても美しい模様ができていてい、ちょっとガウディのサグラダファミリアを思い浮かべました。(といっても行ったことがないから写真とかで見たのから想像ですけど。)


故エリザベス女王とフィリップ殿下がここに訪れた時の記念碑。

鍾乳洞入り口横にカフェがあり、ランチ時間だったのでここで休憩がてら何かつまむことに。

ショーケース内にサラダが数種とチキンのフライとかパイとか、タパスを思い起こさせるものがあったので、それをオーダーしました。サラダは小エビが入ったサルサッという感じで美味しかった。フライドチキンともに小盛りサイズ。タパスサイズって感じ。

小腹も満たせたので次に進みます。

舗装道路をそれてハイキングコースに入ります。時々こういうブッシュウォーキングコースが設けられています。


吊り橋を渡ってみたかったのです。

吊り橋苦手な人のためにちゃんと岩沿いの道も用意されております。



金曜日にいたのとは違うクルーズ船がいました。でもこの船はこの後出発していきました。だいたいクルーズ船って1日しか滞在しないんですよね。

そこからさらに2キロぐらい歩いて、ロープウェイの下をくぐりスペインに近い方の岩にやってきました。


空港とLa Lineaが見えます。

ここには1700年代のイギリス対スペインの戦争時のトンネルがあるのです。

徐々にトンネルを掘り続けていったみたいですね。


大砲はスペイン側に向いています。




ここは牢屋だったのかな?モーションセンサーで音がでるようになっているらしく、前を通過すると「おい!そこにいるのは誰だ!」と音が出てちょっとびっくりします。





ここはかなり広いホールでした。


第2次大戦時にも新たに掘り始められたエリアがありました。

でも結局使用されなかったそうですけど。



地中海側に穴が開いています。



空港には軍用機が滑走路にいました。でも飛び立つことはなく車庫から出てきて滑走路を往復したと思ったらまた車庫に戻っていきました。エンジンテスト?


次はスペインに侵略されそうになった当時のジブラルタル市民の生活などを示した遺跡を見に行きました。


人形があるので、当時の生活の様子がわかって面白いです。



すでに何個もトンネルを見ていますが、ここが一番大きなトンネル。第2次世界大戦中のトンネルです。

ヘルメット着用で入館します。




とにかくここはでっかい。でかすぎて端っこまで行く気になりませんでした。ここに来る前にトンネルはすでに2か所みていたので、満足していました。

端っこがみえないぐらい、はるかかなた。

麻10時からスタートしてすでに午後3時。目一杯観光したので、帰ることに。でも最後に中世のお城が出口近くにあったので見てみることに。







さっきまであそこにいたんですね。

古城跡は実際にはもっと下の方まで続いているんですが、市街に埋もれていて古城内だったと思われるエリアにも普通に住居がありました。

徒歩でくると、ここがネイチャーリザーブの入り口みたい。

その近くにあったキャッスルステップという階段を降りて街の中心に向かいました。おそらくさっきの古城の一部だった場所。


おそらく4キロ弱歩いたと思うんで、かなり疲れていて甘いものが食べたくなっていました。

お洒落なカフェを見つけてホットチョコレートをオーダー。普段は甘いものをあまり食べない私もホットチョコにチーズケーキまで食べちゃった。

主人はチョコレートづくし。チョコケーキ。

ブリティッシュパブ。

マリーナに戻ったのは午後4時過ぎでした。

疲れましたが、目一杯丸一日ジブラルタルロックを堪能しました。最初はただの岩だと思っていたんですが、鍾乳洞あり、戦時中のトンネルあり、でとっても面白かったです。歩くのが大変な人にはミニバンツアーがあります。入場料込で40ユーロって書いてあったので、ロープウェーに乗ることを考えたらあまり金額的には変わらないから、歩くのが嫌な場合でもお値打ちかもしれません。でもツアーだと車で行ける場所しかいかないから、吊り橋渡りとかブッシュウォーキングしたい場合は、片道ロープウェイで後は徒歩、というのがお勧めです。間違ってもロープウェイは往復買わないように!だってせっかくほぼおりてきたのにまたロープウェイ乗り場まで登っていくことになるからです。

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