2024年12月19日木曜日

ビルジアラームを自作したら100ユーロも節約できた!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




バイキング・エクスプローラーの安全セミナー受けて「なるほど」と思った点の一つに、ビルジにアラームを付けること。シップシャンドラーで売っていた「完成したアラーム」はなんと135ユーロもしたので、部品だけ購入して100ユーロぐらい安く主人が自作しました。


アラームのスイッチ部分の部品を街の電気部品のお店で買いました。

ビルジポンプは常にオートで作動するようにしているんですが、そのスイッチが一番通行量が多い場所にあるので、時々スイッチを知らずに触っているらしく、オートからマニュアル稼働に変わっているんですね。だからビルジポンプがタイムリーに作動してないことがあって、気が付いて慌ててオートにすると、その直後にビルジポンプが作動します。つまりそこそこビルジに水が溜まっていたということ。頻繁には発生しないのですが、大西洋横断中になんらかの原因で船内に水が浸入していてビルジに溜まっていた場合、タイムリーに排水しないと大変なことになりかねません。単に排水するだけでは、水位が異常に高い位置になってた場合では、わざわざ目視で確認しない限りわからないのです。おそらくビルジポンプの排出力以上に水が船内に流れ込んでいて、目視でそれが気が付いた時ってかなり手遅れな状況なんじゃないでしょうか。バイキング・エクスプローラーの安全セミナーを受けた時に、ラリー主催者のオリバーさんが自分の船にビルジに水位のアラームを付けていることをお話されていて、なるほど!と思ったわけです。オリバーさんはご自身がベテランセーラーで何度も大西洋往復をした経験があるだけじゃなく、ARCで安全対策オフィサーをしていた経験もあるのです。

で、早速アラームをシップシャンドラーで見てみたら、完成されていて取り付けるだけのものはなんと135ユーロ!安全対策なのでお金に変えられませんが、できる限りのものを自作する主人としては「こんなにお金をかけなくても自分で作れる。」と思ったそうです。

そこで、フロートスイッチの部分だけをシップシャンドラーで買いました。この費用は30ユーロでした。フロートスイッチは浮き沈みでスチッチが入る水位を感知する心臓部分。

次に水位が上がっていることを警告するブザー部分と音をオフにするスイッチを買いました。これは街の電気部品を売っているお店でなんとたったの6ユーロでゲット。お店の人が英語があまりわからなかったので、ネットで画像を見せたりグーグル翻訳で説明したり、とちょっと手間取りました。最初に聞いた時は、相手に欲しいものが伝わらなくて違うものを見せられたり、「それはないよ。」と言われたのですが主人が粘って、いろいろ違う説明をした結果「あ!あるかもしれません。」となり最終的にゲットすることができたのです。ラス・パルマスに限らず、こういう事は常に発生するので、一度断られただけで諦めてはいけない、という教訓はここでも生きました。

船に戻ってから、早速組み立て開始。まずはプラスチックの板に穴をあけアラームを取り受ける下地を作ります。

アラーム本体を設置するのでサイズに合わせて穴をあけているよう。このブルーの上にアラームをマウントして、これをビルジに取り付けました。

電気系統の配線はまだやっていないのですが、部品を自分で買ってきて組み立てたので、かかった費用はたったの36ユーロ。完成品をシップシャンドラーで買う事を考えたらなんと100ユーロぐらいの節約になりました!浮いた差額でなんか美味しものでも食べてに行こうかなぁ~。

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