2024年12月17日火曜日

トイレパイプサイズアップにラダーストックピンの修理

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




ラス・パルマスにはとってもいいステンレス職人さんがいて、SATOMI号もトイレの配管パイプを新調してもらったり、ラダーストックアームのピンの新調を依頼しています。仕事も素早いのでとっても助かっております。特にラダーのピンはトイレの配管パイプ新調を依頼した時に、ちょっとゆるみがあって「遊び」が発生していることを相談したら、どうやって補強するといいのか相談に乗ってくれてピンを新調できる別の職人さんへ橋渡しをしてくれました。

上が従来の配管パイプで、下の太くなったのが新調したもの。

トイレ関係の故障は、これまでずっとバウトイレだけでブラックタンクに直結させているスターンのトイレにはまったく問題がありませんでした。が、今年後半になってから、いきなりつまりが発生し始めて、1カ月で3回も主人がつまりを直さないといけないようになってしまったのです。何回かいろんな箇所のつまりを掃除した結果、タンクに流れる直前の配管パイプのコネクター部分が、一部ちょっとだけ細くなっていたらしく、それ以前に流れてきた分量がそこをタイムリーに通過できず、結果つまりを発生させていたようです。
コネクターを外してきれいに掃除してつまりを完璧に直したのですが、それでも将来的に繰り返す問題かもしれない、と思い、コネクター自体を作り変えてもらうことにしました。

できあがったコネクターで配管パイプとタンクを繋げます。マリーナにいる間はスターンのトイレは使用していないので、新しいコネクターで問題が完璧解決したのかは、すぐにはわかりませんが、多分大丈夫なはず。こうご期待です。

ちなみにスターンのトイレは、常にはブラックタンクに流れていく形にしていますが、直接外に排出するスイッチもついていて、これまで4年間は使用していませんでした。

SATOMI号ではこれまでアンカリング中でも垂れ流しにしたことはなく、タンクに貯めておいて沖に出た時にポンプで放出していたんですね。でも大西洋横断中はずっと外海なので、その時は都度放出していく方が便利だなと思っていました。ちゃんとスチッチも正しくインストールできていて切り替えもできたようです。(タンクはマリーナに入る前にカラにしておいたんで、清水を流しこんでおいて放出を試してみました。)

さて、次の修理課題はラダーストックピンの「遊び」というかゆるみを解決すること。口で説明したり写真を送ったりしただけでは、はっきりわからないので実際のモノを見たい、とステンレス職人のサニーさんに言われたので、主人は取り外し作業開始です。

コックピット下に収納しているものを取り出します。

ラダーに接続しているブラケットを外しました。これはオートパイロットのブラケットなのでマニュアル操船の時には関係ないのです。T字みたいになっている方は今年になってから壊れたので補強&作り直しをしました。オートパイロット命の私たちなので、それにかかわる部分で気になることがあれば、事前に解決しておきたいのです。

主人が手にしているのものについてる丸い棒、ピンの部分が、完璧には穴に接触しておらず「遊び」が発生しているのです。だからといって今現在機能に支障があるわけではないのですが、大西洋横断中にさらに「遊び」が大きくなり、最終的にオートパイロットの動きがラダーに伝わらない・・・なんてことになったら大変なので、今のうちに修理しておくことにしました。

バキング・エクスプローラー(VE)の安全セミナーを受けた時に、主催者のオリバーさんが「大西洋横断というのは船にすごく負担がかかるのです。たった2週間ちょっとで、3年分ぐらいいろんなものが消耗すると考えて点検しておいた方がいい。」というお話を聞いて、確認してみる気になりました。職人さんもVE推奨の職人さんで、私たちに締め切りがあるのもよくわかっているので、作業をなるべく優先してくれて助かっています。

先週金曜日にピンをサニーさんに預けたので、出来上がりは今週水曜日(18日)あたりかな。

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