2024年12月8日日曜日

トッピングリフトがかなりヤバイ状態だった!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!





いい機会だからとトッピングリフトのラインを新調することにしたのですが、古いのを取り外して唖然!一部が外側がはがれていて中身が出ていて、いつ突然切れてもおかしくない状態でした。夜はチャイニーズレストランに行ったのですが、今年に入って初めてちゃんとした酢豚を出すお店に出会いました。お気に入りになったので滞在中リピートしそうです。

仮のヒモを使ってトッピングリフトの長さを測っている主人

12月7日(土):シートやハリヤードは私たちがSATOMI号を購入してからこの4年間で、ほぼ全部新しいものに取り換えていたのですが、トッピングリフトとヴァングのラインだけは以前のオーナーから引き継いだものでした。どちらも消耗があまり激しくないもので、特にトッピングリフトは半分以上マストの中に隠れているし。ヴァングに関してはそろそろ寿命で、タンジェからラバットに向かうオーバーナイト中に激しくウネリに揺さぶられていたので、その時とうとう切れました。(ブームはプリヴェンターを付けていたのでジャイブしなかったんですけど。)

でヴァングはその後、予備で持っていたライン(シートやハリヤードとして前オーナーが使っていたお古)を利用していたのですが、それもやっぱり見た目よりも劣化が進んでいたようで、ラバットーラス・パルマス航海中切れちゃいました。切れた部分は位置を変えて結んでしのぎましたけど。

新しいトッピングリフトになるラインを買ってきました。

先端をスプライスしたいようで、主人は早速You Tubeでお勉強。


以前にもスプライスはやっている主人ですが、どうもこのラインは性質が違うのか、ダイニーマなんですがうまくいかないよう。動画内で使われているものと種類が違うのかな。同じダイニーマなのに。


2時間以上奮闘していましたが、どうしてもできなかったようで、最終的に諦め。途中で投げ出すことが嫌いな主人が諦めたぐらいですから、かなり無理があったよう。フラストレーション具合も最大級だったと思われます。そういう時は私は黙々と隣でペーパークラフトに集中します。

フラストレーションを解消すべく、しばらくテレビを観ていた主人はその後ちょっとお昼寝。夕方5時ぐらいに活動再開です。トッピングリフトはこれまでもボウラインで結ばれていたので特にスプライスしてなくても全く問題はありません。せっかく新しいラインを買ったのでやってみたかったそう。なのに2時間以上も時間を費やしてしまいあげく諦めたので、それはかなり悔しかったみたいです。

トッピングリフトをゆるゆるにしたのでメインハリヤードでささておきます。


既存のラインの端っこに新しいラインを縫い付けます。こうやって二つを接続したらあとは、古いラインをスルスル引っ張るだけで、最終的に新しいラインが定位置になるのです。

写真だと見えずらいけど、新しいトッピングラインがマストの上から出てきた!

ついでに、どうもからまりがちだったメインシートを一旦外してねじれを直して通し直ししておきました。

新しいトッピングリフト!

古いトッピングリフトを広げてみました。

すると恐ろしいことに、数メートルにわたって外側がはがれ内側の芯(というのかどうか知りませんが)が丸出しになっている部分があったのです。こんな状態だったら、いつ突然プツンと切れてもおかしくなかったなぁ。メインセールを上げている時には問題ありませんが、セールを下ろした途端、ガタンとビームがビムニートップに落ちてきたでしょうね。しかも主人がレイジージャックをチャックを閉じている時だったら、主人が怪我をすることがあったかもしれません。恐ろしや~。新品にしておいてよかった。

マストに隠れていた部分はそこそこコンデションが悪くなかったので、それをヴァングに再利用しようと思っていたのですが、長さが微妙に足りず・・・・どうせなのでヴァングも新調するこにしました。それでにこれまで2回も中古ラインをヴァングに使い、2回とも、変えた直後の航海で切れていたから、いい加減中古の再利用はどうかなの?と思ってましたから。

ディナーは中華の気分だと主人がいったので、チャイニーズレストランを探しました。「台湾料理」のお店が評判がよさそうだったのと、比較的近い(徒歩17分)だったので試してみることに。お店はエル・コルテ・イングレスがある商店街のすぐ近くでした。

開店時間まで数分あったので、ぶらっとして時間を潰すことに。週末だからかな、前に来た時よりも大賑わいでした。

生演奏もやっていましたよ。しかもなんとジブリ映画の音楽。「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」だった!ジブリ映画にそれほど詳しくない私ですが、この曲はシドニーで合唱団にいた時に歌ったことがあるのですぐにわかりました。ずっとジブリ音楽を演奏していたのか、それともその時だけだったのか・・・スペインでもジブリアニメは人気があるみたいで、先日デパートをぶらぶらした時、テレビの売り場でジブリ映画を映している画面があり、その前にはカウチがあったので子供たちが見入ってました。

開店時間は夜7時45分から。最初に到着したのが7時43分でシャッターが半開きでした。10分後に戻ってきたらライトも着いてただけじゃなく・・・
なんと店内にはすでに何組かのお客さんがいて、しかもすでに食事が運ばれているようなんです。たった10分で、こんなに営業フル回転状態なんて、みんな外で開店を待っていたのかな?私たちが来た時は誰もいなかったけど。


メニューに酢豚があったので主人は迷わずオーダーです。


ワンタンスープが食べたかったのですが、週末はやっていないということで(ワンタン係が週末はお休みなのか?!)ホット&サワースープにしました。具も沢山あってなかなかのお味でしたが、期待したほど辛くはなかった。

海老チャーハンは美味しかったなぁ。ちゃんと海老だけを別に味付けソテーしてる?と思うぐらい美味しくて、しかもゴロゴロはいっていた。これは当たりだあ!

主人のオーダーした酢豚も、パイナップルにぶつ切り玉ねぎ、ピーマンと、これぞ酢豚!で普段酢豚を食べない私も思わずフォークが延びました。美味しかった!

私がオーダーしたのはビーフにマッシュルーム&バンブー。マッシュルームはシイタケでした。これも多少味付けが私にとっては甘いかったのですが、余ったものをお持ち帰りしたぐらい美味しかったです。あ、そうか台湾料理だから味付けは北京風、つまり全体的に甘いんだ。私が好みの塩辛い味付けは広東風、そしてスパイスが効いた四川風と、一口に中華といってもいろいろ種類があるんですよね。甘いのは北京風だって中国人の知り合いに教えてもらいました。シドニーのチャイナタウンだと沢山お店があるから、何風も選べるんだけどね。

それでもこの「台湾」(お店の名前)は期待を上回るお店で、リピートしたいなと思いました。私たちが入ってからも続々お客さんがやってきて、あっという間に満席みたいになっていたんで、きっと人気のお店だと思います。主人は「酢豚が本当に良かった。もうそれだけで満足だ。また行きたい。」と言ってました。だよねぇ~今年に入ってからは「なんちゃって酢豚」にしかありつけてなかったもんね。

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