2025年1月18日土曜日

第2レグスタートDay1無難にすぐメインをリーフィング

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



1月17日に大西洋横断のまさに本番、カリブ海グレナダ島までの第2レグがスタートしました。出発してすぐに予報よりもはるかに強い貿易風となっていることがわかり、大事を取って早速メインセールをファーストリーフィングしました。このため先頭を走っていたSATOMIでしたが、リーフィングをしている間にPalomag号に抜かれました。それでも付かず離れずフルセールを出しているPaloma号にしっかりついていっているのはさすが?!

17日は両隣が出るのを待たずに9時ちょっとすぎに出発。

1月16日(木):ミンデロでの最後のディンナーは最近よく連れ立っているグループの人たちと一緒に過ごしました。最初は、最後の夜だから是非ともロブスターを食べたいと主人がいったので私たちだけで行くことにしたんですが、Merlyn号のカップルが同じレストランに行くことがわかったのでご一緒することになったんですね。

その約束をした直後Lickety号のトッドさんが「今日のディナーはどうするの?」と聞いてきたので、Merlyn号とのプランを話すと「じゃうちも一緒に。」となり、それでは、と思いPaloma号のパムさんとティオさんにも連絡すると、パムさんが「今聞こうと思ってたところ。」となり、それならアクアマリン号のヤンさんとミゲールさんもどうかな・・・と和しべ長者的にどんどん人数が増え、最終的に12人の大所帯となりました。

ロブスターを食べたかったのですが、残念ながらレストランに確認したらこの日は無。別のレストランもなかったので、あきらめ。ミンデロでロブスターを食べれたのは私だけになりました。ま、みんなで集まることの方がメインなので、ロブスターはなくても行くことにしていたレストランは変更なし。予約せずにいったので、すでに予約でいっぱいみたいな雰囲気でしたが、お店の人がいろいろ工夫してテーブルを作ってくれました!
取り合えず前菜としてサラダを何個かオーダーしてみんなでシェア。

各自メインは好きなものをオーダー。お隣に座ったミゲールさんはタコのグリル。

Merlyn号のカップルはお二人ともフィレ・ミニオンステーキ。ロブも勿論これです。

私はポークロインにしました。メインはメインだけお皿にのっかってくるので、みんなでまとめてオーダーした取り分けようのチップスやサラダなんかを盛り付けて自分ディナー完成。ワインもかなり何本もあけたのですが、ここは本当にお値打ちで、私お勧めのグリルチキンを食べたパムさんに「今まで食べたチキンの中で一番美味しかった!勧めてくれてありがとう!」と言われました。さらにお値段もなんと頭割りしたら一人20ユーロだったのです。お値打ち加減に皆さん感激!いい場所に連れて行ってくれてありがとう、とお礼を言われました。

翌日の出発にそなえて、食事が終わったらすぐに船にもどりました。でも時間は10時は過ぎてたけどね。私は興奮していたので、なんと朝3時半に目が覚めて、それからあまり眠れないで朝を迎えました。

1月17日(金):待望のカリブ海への航海スタート日。最初は出発してから朝ご飯を食べるぞといっていた主人でしたが、出発準備に多分1時間ぐらいかかるので、とりあえず軽く朝食をすませることに。マリーナへカードキーを返したり、テンダーを引き下げたり、合計6本もつないでいたラインを外して準備をしていると、ホーンを鳴らして「カリブ海で会いましょう!」とまずは外側に係留しているキャタマランが出発。私たちは結構内側にいるので、さらに私たちの奥のPaloma号にLickety号は外側の人たちが出てから出る、という話に。というのはお向いのポンツーンは浮きブイでバウを止めるシステムなので、数メートル先にブイの行列があって結構タイトなんです。
でもそんなことにひるむキャプテン・ロブではありません。両隣りがまだいる9時17分、SATOMI号はバウラインを外し前進。ブイの行列にバウを突っ込んだ状態で、スラスターを駆使して船体をな斜めにLikety号ぎりぎりまでバックして、方向転換してバウをブイ行列からバウを脱出させました。おみごと!他の人たちはそれをする自身がなかったので、外側から順番に出ていくのを待っているです。素晴らしい腕前でSATOMI号を操った主人をとってもほこりに思いました。

港にの中ですぐにセールをあげてエンジンを止めました。
続々と他の船も出てきます。


後からきたKeep Kool号は66フィートでラリー参加艇の中で最大級。すでに観音開きにしていて、すごいスピードで追い越されました。私たちもそろそろスピニカポールだそうっと。

10時10分。

スピニカポールは3本のラインで複雑に固定されているので、やっと設置し終わった時は30分以上がかかっていました。
新しいポールカップのトラックが活躍です。でもあまり酷使しないよう気を付けよう。

こんなんだからね、風、ポールなしだとスピード出ない。
8ノット後半のスピードが出ますが、後から来るキャタマランに追いつかれそうです。

お昼ごろ、早速この日のランチ兼ディナーのパスタミートソースを作りました。これでこれから2日間はこれを食べ続けられます。

午後になってから、予報以上に風がつよくなっており、常に20ノット突風は25ノット近くになってきました。予報では夜半に風が20ノットを超えることになっていたのですが、すでにそうなってきたのでもしかしたら、さらに強くなるかも、と思い、念のためこの時点でメインセールをリーフィングすることにしました。

ダウンウィンドで20ノットは大したことないんですけど、向かい風で20ノット越えはかなりつらい状態です。物凄い風にあおられて激しく横揺れするマストにしがみつきながら、主人はグースネック付近についてるリーフィングのクラッチを外そうと必死でした。30分以上奮闘してやっとメインをファーストリーフィングに。

その間に後から来ていたPaloma号に追い越されました!この後Paloma号がずっとリードを保っていますが、セールを縮めたにもかかわらず、フルセールを出しているPaloma号に大きく引き離されることなく、着いて言ってます。

なんとセカンドリーフィングのラインがセールから外れてしまって、後ろに垂れていたのだ!


メインセールが少し小さくなりましたが、スピードは平均で7.5ノットは出ています。波にのっかると8ノットはおろか、10ノットぐらいまでいっちゃう!

皆さんかっ飛ばし中。

午後2時、さっそくできたてミートソースパスタに漬物でランチです。

とにかくしょっぱなから横揺れがものすごく、あっちにこっちに揺さぶられて、船体に打ちつける波がスターンからばしゃっと入ってきちゃったりしますが、それでも快調にぶっ飛ばしているので楽しいです。ファーストリーフィングにしていても、スピードはほとんど衰えません。でもフルでメインセールを出していた時よりもセールへの負荷が減っているので、安心。この先2週間、ずっとこの状態で行く予定です。

では次のアップデートをお楽しみに。



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6 件のコメント:

  1. 今見るとSatomi号7.7kts、SVPaloma号5.5ktsになっていますね。
    強風のフルセールでSVPaloma号に何かトラブルが起こっているかも知れません。
    SVPaloma号は何フィートですか?

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    1. コメントありがとうございます。見ていて頂き嬉しいです。発信のタイミングによるのと波上にいると一瞬早くなるのでその違いもあるかも、です。各艇の発信頻度が違いますし。パロマは50フィートです。

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  2. ご返信有難うございます。今見ると07:23のSVPaloma号の位置と 06:22のSatomi号との距離が16.9NMでSatomi号の速度が7.8ktsですから10NMほどの差ですね。

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    1. しっかり見ていただきありがとうございます。パロマは昨日までメイン、ステイセル、ジェノアと全部出しだったようです。私達はリーフィングしたメインとジェノアだけなんで、よく健闘しているかな、と思います。

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  3. 今の風だとフルセイルのSVPaloma号が有利なはずですがリスクヘッジしながらそれについていくSATOMI号の性能とタクティクスに感銘を受けています。

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    1. ありがとうございます!そう言って頂けて凄く嬉しいです。

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