2025年1月5日日曜日

ユニフォーム着て写真撮影&キャプテンズ・ブリーフィング

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



出発を2日後に控えた1月4日は、ヴァイキング・ラリーイベントの一環でプロカメラマンによる写真撮影会がありました。VEラリーのロゴとSATOMI号のロゴを入れたユニフォームを着て写真を撮ってもらいます。その後は最後のお洗濯に行き、マシンが壊れるアクシデントでちょっと足止め。夕方4時からはキャプテンズ・ブリーフィング。ディナーはクリスマスイブディナーにご招待したパムさんとティオさんと一緒にステーキのお店に行ってあっという間に一日が終わりました。
ラリーのロゴの下にはSATOMI号の名前とロゴが入っています。

1月4日(土):前日に行った買い物が、なんと午前9時ぐらいに届いちゃいました。配達時間は11時~午後1時の間と言われてたんですけど。早く来てもらうにはありがたいのですが、10時からスタートする写真撮影の準備の最中だったから、あわただしかったです。これで全ての食料買い出しが終了。ジュース類は主人が収納担当です。

外でも賑やかになっていて、年末にフルーツや野菜をオーダーした人たちで、この日配達指定をした人たちが荷物を受け取っていました。私たちは3日に配達してもらっています。おなじころに写真撮影もスタートしたよう。

これがSATOMI号のロゴです。主人がデザインしたんですが、私の横顔のイメージ。バウの両側に船の名前と共にこれが付いてるんですけど、小さいからほとんど認識されてないんですよね。これぐらいでっかいとすぐわかる。ロゴに合わせた髪型にしました。

下はスカートではなくキュロット。こんな感じのキュロットと白いポロはチャーターボートのクルーがよく着ているので、そんなイメージ。朝から主人と「チャートボートクルーごっこ」をしていました。私はチーフ・スチュー!(チーフ・スチュワーデスの略です。)「Below Deck」という大型チャーターボートのクルーのリアリティーショーを地中海に来る前にネットフリックスで夢中になって観ておりました!そして実際にそういう船の隣に係留したことも何回かあったなぁ。

SATOMI号の撮影の時は、プロのカメラマンが船の上までやってきて、働いているふりをしている場面とかバウの所で二人そろってポーズなんてのを何枚も撮影してくれました。いずれVEラリーのウェブサイトに掲載されるかもしれませんが、最終的に撮影してもらったものは全て無料で画像をいただけるそうです。

私たちの次はお向いのヤンさんとミゲルさんの船かな?

緑のシャツの人がカメラマンです。あんな風に「普段通りの姿」も撮ってくれます。

買い出しの配達が予定よりも早く終わったのでランチタイム辺りに、お洗濯に行くことができました。ラス・パルマスの街にはあちこちにコインランドリーがあるんですが、マリーナ沿いにあるものはマシンが小型なのにちょっと割高なので使ったことがないんですよね。徒歩で15分ちょっとかかりますが、ミレーブランドの最新マシンがあるランドリーが気に入ってて滞在中はいつこここまで洗濯ものをミニトローリーに乗っけてきていました。ここに来るのもこれで最後です。

45分ぐらいで洗いあがるのでその間、さっとランチを済ませようと思い、近くにあるコルテ・イングレスのデパートに入っているグリルのお店に行ったのですが、開店が午後1時からであきらめ。洗濯物は1時に終わります。付近には何軒かレストランやカフェがあるんですが、みんな1時過ぎからじゃないと食べ物をやっていなくて・・・あきらめてランドリーに戻ったら、斜め向かいに生ハムサンドを出すカフェがありました!

イベリコ生ハムのサンドもこれが最後だね!軽くランチにはぴったりでした。

洗濯は大型マシン2台を使ってたんですが、なんとそのうち1台が最後の脱水サイクル終了直前にストップしてしまい、ドアが開かなくなってしまったんです。ショートサーキットしたんだなぁ、と主人がいいました。で店内に表示されていた電話番号に電話したんですが、何回かけても留守電でした。諦めず、何回も何回もかけ続け1時間弱そんな状態が続いたのですが、やっと誰かに繋がり、事情を話すと10分ぐらいでやってくるとのことでした。あ~良かった。シーツやマットレスプロテクターを洗っていたマシンなので、諦めるわけにはいかず、一時はどうなるかと思いましたが、バイクに乗ってやってきた男性がオフィスの鍵を開けてスイッチを押したらすぐに直りました!
その後やっと乾燥機スタートなんですが、25分ぐらいで乾く優秀マシンです。そのためにわざわざここにやってきたんですけどね、最後の最後にマシンが壊れるアクシデントに見舞われるとは。

でSATOMI号に戻ったのは午後3時過ぎ。1時間ちょっとロスタイムしたな。ちょっと休憩したらすぐにキャプテンズ・ブリーフィングの時間になりました。

午後4時、VEラリーのセミナーで使用していた場所と同じところで最後のミーティングです。

6日の出発にあたり、各艇からキャプテンとファーストメイトの二人参加が義務付けられています。みんなで天気を確認して、この時点で不安がある場合は出発を延期することもありますが、6日は最高の出発日より。朝のうちは微風ですが、島の周辺は常に予報よりも風が強いので丁度いいと思われます。

ケープ・バーディ―までの風予報をスライドで確認。懸案事項全くなしの素晴らしいセーリングとなりそうです。6日出発に異議を唱える人はおらず、満場一致で予定通りの出発となりました。

トラッキングのマーク、SATOMI号は薄いブルーのバッテンです。明日のブログでトラッキングリンクを貼るので、航海中も毎日ブログにお越しいただくと嬉しいです。スターリンクを稼働させていきますが、使用中に電力消費が大きいのでずっとつけっぱなしにはしていきません。天気をアップデートする時だけ付けるので、ブログ更新は毎日とはいきませんが、時々途中経過を掲載できればな、と思っています。

トラッキングリンクは私たちがネットに繋げていない間も機能し続けますので、常にSATOMI号の位置を確認できますよ。

天候ブリーフィング以外にも到着先のマリーナの情報も教えていただきました。

ケープ・バーディ―諸島のミンデレマリーナにはヴァイキング・ラリーのスタッフが常駐しているので、マリーナ営業時間以外に到着しても24時間いつでも係留を手伝ってくれるそうです。すでにヴァキング・ラリー専用ポンツーンが確保されています。

付近にアンカリングスポットもあるそうなんですが、近年座礁した船が何隻もいたりするので、暗いうちに到着してもアンカリングではなくマリーナに入った方がいいとのことでした。24時間常に専用スタッフが迎え入れてくれるし、暗いうち到着の場合は給油スタンドに横付けして翌朝移動すればいいのです。このブリーフィングで一番役に立った情報は、ミンデレでの水質の話。水質が悪くバクテリアが多いので飲料には向かないそうです。一旦タンクに汚染された水をいれてしまうと、バクテリアだけ残るらしいので、給水しないのがベスト。勿論沸かして述べば問題ないそうですが、タンクに入れてしまうと今後が面倒。
なので、到着までウォータメーカーを作動させ続け、マリーナに到着する時には満タン状態で入港しようと思います。ミンデレ滞在は最高でも一週間ぐらいのなので、その間船内でシャワーを使用しなければそれほど水は使いません。それにずっと自炊し続けているので多分マリーナ滞在中は外食するはず。自炊しなければほとんど水は消費しないことになります。

この情報は本当に貴重だと思いました。うちはウォーターメーカーがあるのでそれほど気にしていませんでしたが、当然マリーナに入ったら水をトップアップしておこうと思っていたので、知らなかったらそのつもりで入港ちゃうからウォーターメーカーもあまり作動さないかもしれなかったから。一週間程度の航海なら前後のタンクで十分賄えますから。

ケープ・バーディ―の次はいよいよ本格的大西洋横断、グレナダ島まで向かいます。こんな風に一直線で行けたら最高だけどね。

こちらはグレナダ島のマリーナ。ラリーの終点です。ここではラリー主催者のオリバーさん、カーロッタさんが迎えてくれるそうです。

5時に終了のはずのブリーフィングでしたが、質疑応答などがあり30分ほど延長しました。でもその分中身も濃くてもう気分はいつでも出発OK!

ポンツーンへの帰り道、パムさんとティオさんと一緒になり私たちが今晩ステーキを食べに行くと話したら、ティオさんが言ってみたかったお店だったらしく一緒に行くことになりました。パムさんとティオさんは今年のハリケーンシーズンの間に船を係留しておくボートヤードが、もしかしたら同じ場所になるかもしれないのです。クリスマスイブにもご招待して、その後私たちのお隣のキャタマランに大晦日のディナーに一緒に行くはずだったのが、パムさんが体調を崩していたので欠席となってしまっていました。なので出発前にパムさん達ともう一度ディナーを共にしたかったので、丁度良かった。

お店が8時からしか開いてないので、食前酒をPaloma号でいただくことになりました。アメル50という豪華セーリングボートのPaloma号。アメルはオイスターに並ぶセーリングヨットではぴか一の高級ブランドです。ヨットのロールスロイスと言っても過言ではありません。

私が一番いいなぁと思ったのはビムニートップはハードトップで船体の一部になっているんですね。ヘルムもハードトップの下にありスターンはフルカバーになるので、波しぶきを被るなんてことは絶対にありません。これがコックピットですよ!夜ウォッチするのも楽々。SATOMI号のヘルムはスターンの一番後ろなんで、一番波しぶきを被る位置なのです。だから滅多にマニュアル操船しません。

船内も明るくてすごくモダンです。Paloma号はセンターコックピットなので、メインバースはスターンにあります。これはバウバース。メインじゃないに広々としてSATOMI号のメインバースと同じぐらいの広さ。さらにそのすぐ隣にバンクベッドの小さいバースがありますが、そこは倉庫として使われていました。

使いやすそうなキッチンに心を奪われて、さらに広々したリビングの写真を撮るのを忘れてしまった!奥がメインバースです。

ここはキャプテンテーブル。バスルームのすっごく広くて普通のマンションのユニットシャワーよりも大きいぐらいでした。

楽しくお酒をかわしてほろ酔い気分でレストランに向かいました。向かったのはコルテ・イングレスデパートの中にあるグリルのお店。ここで食べたステーキが焼き加減も抜群で、出発前にまた食べたかったのです。

デパートのグルメ食品のフロアにあるお店ですが、周りにも数軒おしゃれなお店がありました。高級スパークリングワインをグラスで試せるオイスターバーなど。

アルゼンチン産のリブ・アイ。付け合せは別途オーダーで私は焼きナス。主人は同じお肉とベークドポテトをオーダーしていました。ミディアムレアの焼き加減はどちらかというレアっぽかったのですが、その方が好みなので丁度良かったです。柔らかくてもう本当に美味しかった!肉を食べたぞ!という気分になりました。

こちらは食後のデザートコーヒー。パムさんがスペインでお気に入りのもの。スペインを離れる前に主人も味見してみることに。一番下が練乳なのでまぜるとすっごく甘くなっちゃいます。なので自分で混ぜ方を工夫して好みの甘さに調整するのです。

それ以外にもデザートもオーダーしました。私たちは二人でシェアでミルフィーユ。パムさんとティオさんはそれぞれ、ライスプディングにティラミスを楽しまれていました。

本当に話題がいつもつきなくて気が付いたら10時近くになっていました。5日は朝から出国手続きがあるので、余夜更かしをするのもよくないね、ってことでお開き。

最終日5日の夜はラリー主催のキャプテンズディナーがあるので、個人的に外食するのはこれが最後となりましたが、素敵なカップルと共に素晴らしい夜を過ごすことができて、本当に満足な一日でした。


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